最近日本人をやめようと思ったことがある。成田での四時間以上にわたる愚かな日本の水際対策を経験して日本や日本人について改めて色々考えた。タイやアメリカに比べてだけで無く、あれを経験した人は呆れてしまうだろう。
成田で何度も数種類の検疫書類のチェック。それも素人のアルバイトの中国人やアルバイトの日本人のよる同じ書類の数度の確認、追跡アプリの設定やそのチェック。一体本物の検疫官は何人いるのだろう。これだけで2時間以上かかった。成田で検疫官と思しき人にこちらの意見を述べた。
そのアプリはエラーがよく出て、日本人でさえ使い方が分からず混乱してしまう。出発72時間前のpcr検査にしても日本政府の証明書のフォーム以外認めない。成田でのpcr検査の結果は2時間待ち。アメリカでは病院でもpcr検査が三十分で結果がでる。
ホテルの隔離期間は別なアプリでホテルにも健康状況報告。
全てが遅いタイでさえ、全ての必要書類は出発前にオンライン登録して、その承認がオンラインで送られてくる。日本から1月のタイ入国の検疫等は、20分で完了(タイの14日隔離日記ご参考に)。
アメリカは、日本人の入国に対しては、出発72時間前のpcr検査以外必要としない。もちろん特定のpcr検査証明書のフォームなどない。日本の水際対策で見つかる感染者は二桁。日本はもっと厳しい国内感染対策をせずに水際対策だけでは感染者は減らない。
現在家内が政府指定ホテルで3日間の隔離中。英語の追跡アプリは更に不具合が多いようだ。厚生省のセンターに電話しても繋がらないし、不具合についてのまともな答えはかえってこない。昨日2度コールセンターに電話したが、繋がらない。
日本のワクチン接種の手順の複雑さやオンラインでの予約がうまくできないのも同じ。優れたIT技術者が政府内にいるのだろうか。
「日本人をやめる方法」を30年ほど前に読んだ。その本はバンコクの自宅にあり、詳しくは覚えていないが、オーストラリアに住む文化人類学者杉本良夫氏が著者。
お酒を10年前にやめたら、友人に「酒を飲まんのは日本人じゃない。お前とは付き合わない」言われたことを今も覚えている。
人々が物言わぬ、もの言えぬ国はどうなるのだろうか。マスコミも同じ。学者も御用学者が多い。
さて日本人やめて何人になるか？アメリカ人？以前は中国人になろうと思ったことがあるが、今の中国や中国人を見ていると、まだ日本人でいた方がいいと思う。
これからは、宇宙人になるか？
