勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

アメリカは太っ腹?日本は?タイは?

2021-09-20 15:10:23 | 日記
2020年7月にタイから日本に一時帰国して、1ヶ月の予定がタイへの便が運休になり7カ月日本に滞在。2021年の1月にタイへ戻る。今年の7月末にアメリカへ1ヶ月旅行し(メインは息子と娘に会いに行くため)8月末に日本へ戻り2ヶ月の予定で一時帰国中。アメリカの外国人入国に対して太っ腹なのには驚きまた感心した。

日本は、2度入国しているが、国内が感染者で溢れているのは、愚かな国内政策のせいにもかかわらず、1年おくれで厳しい水際対策の実施している。水際で感染者の発見は二桁以下。

それに比べて、アメリカは外国人に対して(中国人を除く)入国制限や隔離期間も全くなかった。入国した8月末の1日平均新規感染者は20,000人程度。フライト72時間前のPCR検査のみで、入国後の隔離やワクチン接種の有無も関係なかった。アメリカでは、サンフランシスコから入国し、滞在先は、シアトル、デンバー、カリフォルニア州のサンデイエゴとベイエリア。アメリカは、日本やタイのような、14日や15日の自宅やホテルでの隔離は必要なし。アメリカは、訪れた州では、すでに7割から8割が2回のワクチン接種を終えていた。

アメリカは広い国で、人口密度は、大都市以外はかなり低い。アメリカは太っ腹だと思った。入国制限だけでなく、観光客でもどこでもワクチン接種ができた。小生は、スーパーの薬局で5秒でワクチン接種完了。もちろん無料。日本やタイのような面倒な登録や接種券は不要。タイの大手私立病院が、日本人に数ヶ月のワクチン接種に対して、前払いでの登録を要求。日本人が列を作ったの覚えている。

アメリカとの付き合いは、1976年の大学留学に始まるが、アメリカ政府に対しては、批判的な意見は変わらない。小生は、右翼でも軍国主義者でもないが、日本は軍事的にもアメリカから独立して、初めて独立国になると思っている。この立場は今も変わらないが、アメリカの水際政策やワクチン接種のやり方を見ていると、島国日本の愚かな政府やせこいタイの軍事政権とは、違いアメリカ政府へ太っぱらで大人だと思った。




日本やタイを見る限り、水際での感染者を見つけるのは、日本では二桁、タイでも少ない。昨年7月に入国した時は、PCR検査だけで、厳しくなかった。日本は、2019年の2月から春にかけて、現在の様に厳しい水際対策をすべきだった。今年8月は、3日間の政府施設での隔離と3日目のPCR検査、1日3回の位置確認やAI電話での映像録画、警備会社アソックによる自宅待機の確認。成田でのPCR検査の結果待ちや必要書類のチェックで到着後5時間かかり、隔離ホテルへ移動。

タイは、今も15日間15万円から20万円のホテル(自費)での隔離。3回のPCR検査。タイは、コロナ保険、隔離施設の予約証明書、72時間前のPCR検査結果を全て事前にオンライン登録。飛行場では、25分程度で入国できた。

アメリカ政府へコロナ禍での初動では大きな間違いを犯したが、不要な水際対策はやらない。





2021年1月のタイ入国時の書類や体温チェック


15日間一人当たり二十万円のバンコクの隔離ホテル


無料の日本の隔離ホテル(3日間政府ホテル、11日間自宅待機)





スーパの薬局でのワクチン接種
5秒で終了。誰も待っていません。