タイのヨガの先生とタイのヨガ事情について話す機会があった。
まずその先生曰く、タイのヨガの先生も生徒もヨガのポーズにしか興味がない。更に難しい倒立や難しいポーズにしか興味がないそうだ。その先生曰く、今の若い世代は親の世代と違い、裕福な暮らしに慣れており親が甘やかして育てられた。だから若いタイ人は、いろいろあまり考えたり、悩まなない。適当に生きるのを信条にしている。これはその先生の見方。人生に悩んだり、生き方に悩んでいろいろ考えるのは少数で、大半は何も考えないそうだ。
よくスタジオに2人で参加して写真やビデオを撮りソーシャルメディアに載せている生徒がいる。
その先生は、タイのヨガの先生には珍しく、長い間10年以上瞑想をやっている。多分哲学も勉強している。若い時色々苦労されているのかもしれない。「もしヨガに来る若いタイ人女性に瞑想や哲学を教えたら、誰もこなくなってしまう。皆ポーズ、そして難しいポーズを習いに来る。生徒を集めるにはその要求に答えるしかない」
これまでも色々なタイ人のヨガの先生にいろいろ聞いたが、これほど明快に説明してくれた先生は初めて。小生の知るヨガの先生に呼吸法、瞑想や哲学、座学をやってみてはと数度勧めたが、全くやらない。本来ヨガの座学では初めてのクラスでなぜヨガをやるかの議論をするのが、基本的なやり方。
まあ日本のヨガ界も似た様なもの。
やはり生き様や自分の人生を深く考え悩み色々経験した先生と生徒がいてヨガやその教え方や学びかた変化するのだろうか。
20年前の中国ではヨガはスタバへ行きコーフィを飲むと同じで、外資企業に勤める女性のステータスシンボルだった。今はどうなのか。中国でヨガの瞑想や哲学を教えるのは、宗教を弾圧する共産党に変に誤解されないようにするのは、難しいことだと、知人のヨガの先生が言っっていた。小生の通っているインドのアシュラムも日本人より中国人が多く学びにきている。
タイのヨガもだんだんと変化していくのだろうか。
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