新潟久紀ブログ版retrospective

新潟独り暮らし時代26「映画クラブイベント宣伝(その1)」

●映画クラブイベント宣伝(その1)

 映画同好のサークル活動では、ただ名画を見て語り合うだけではなく、付随する取り組みがあったのだが、以前記した同人誌の編纂や8ミリ映画の自主制作以外にも、自主上映会というものがあった。秋の大学祭に合わせて学内のスペースを借りて暗幕を張り、業者から借りてきた上映機器で映画会社から借りた名画のフィルムを自分たちで回すというものだった。
 機器やフィルムの借り上げについては、映画業界の関係者と接触したい部員たちが一生懸命だったが、それほど上映する映画タイトルそのものに思い入れが深くない私は、上映会の宣伝活動の方に興味があった。
 これまでは、基本的には学祭行事の一環ということなので、色紙にガリ版刷りしたようなビラを学内で学生向けに配るか、せいぜい県内の映画館に置いてもらうか程度のことをしてきたようだが、先輩たちにおいては地味で堅いマニアな論客風が主流をしめていた部員の中にも、私を含めて柔らか発想の学生が増えてきていて、派手に宣伝を展開してはどうかということになった。
 当時はSNSはおろかインターネット、ウエブサイトなど無い時代。やはりアプローチするのはマスメディアということになる。学祭に足を向けるような若い人たちをターゲットと考えると、テレビやFMラジオが良いだろうということになった。
 先ずテレビについて、当時の新潟のローカル局は、新潟放送(BSN)、新潟総合テレビ(NST)、テレビ新潟(Teny)、新潟テレビ21(当時NT21,現ux)の4局に、NHKの新潟支局があった。メディア宣伝担当に任命された私は、開局から歴史の短い局の順に当たって行くことにした。スポンサー企業がついている話しでもなく、局にとっては何の儲けにもならない大学生による催事の情報を放映してくれるのは、老舗よりも新しい局に可能性がありそうな気がしたからだ。

(「新潟独り暮らし時代26「映画クラブイベント宣伝(その1)」」終わり。仕事遍歴を少し離れた独り暮らし時代の思い出話「新潟独り暮らし時代27「映画クラブイベント宣伝(その2)」」に続きます。)
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