新潟久紀ブログ版retrospective

R6.10.28-R6.11.3新発田地域振興局長の細々日記

新潟県の出先機関に身を置き、少しは地域のお役に立ちたいと思う日々。
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●令和6年10月28日(月)
農業6次産業化の年間総販売額は、10年前比で長野と石川が60%以上増の一方で新潟は5%増程度。長野との比較の多くでデータ的に新潟が劣るのは何故なのか。惣菜の移動販売や積極的な商談開拓など長野の打って出る事例を見聞きすると、特区指定など官による制度的な誘導を待ちがちな体質が障るのだろうか。

●令和6年10月29日(火)
新潟県内12か所の地域振興局長が集まる会議が十日町市で開催。JR東日本信濃川発電所の視察では、90年以上前に建造され今も鉄道向け発電等に動く宮内取水ダムの巨大さと自然流下構造のシンプルさゆえの永続性に感嘆する。流木沈砂の利活用への果敢な取り組みなど営利とエコの両立の追求にも学びが多い。

●令和6年10月30日(水)
地域の誘客資源は身をもって体感して宣伝すべしと思う中、新発田地域振興局の予算で一部を施設整備した赤谷サイクリングロードを自転車で体験することに。12km程の距離だが市街地から緩やかに山間に登るというので、新発田市民のソウルフード「シンガポール食堂の オッチャホイ」で早々と腹ごしらえ。

●令和6年10月31日(木)
新発田市の廃線鉄路利用の赤谷サイクリングロードの視察に臨むにあたり、自前の自転車が無いので新発田駅前の市観光協会でレンタルすることに。それにしても電車で来て駅前で自転車借りた人向けのサイクリングロード起点までの案内情報がネット含め殆ど無い。初めての来訪者目線での改善が必要と思う。

●令和6年11月1日(金)
新発田駅の東口近くを起点に南南東の山間まで12.3kmに及ぶ廃線鉄路利用の「赤谷サイクリングロード」を自転車で走る。市街地を出て広い田園を泳ぐように貫き、鳥も舞う緑に覆われる森林を経ると、美しく波打つ山景色が現れ、心神を癒すと共にペダルを漕ぐ身体に生気を漲らせてくれる。コスパとタイパが最高だ。

●令和6年11月2日(土)
新潟県新発田市ではブランドいちじく「#蓬莱柿(ほうらいし)」を用いたスイーツの競演を毎年秋に開催。希少ゆえに品切れによく遭うが、新柳本店の「いちじくオムレット」を売切れ寸前にゲット。溶け出す慈愛のような甘みとプチプチ感は何故か郷愁を誘う。栄養価が西洋品種の2倍あるのも推しポイントだ。

●令和6年11月3日(日) 
清濁併せ吞むネット社会は混沌と分断の加速装置なのか。IT技術により多様な意見をすくう合意形成が促せて民主主義が高次化できるとのオードリータン氏の発言に膝を打つ。30年前に広い新潟県内に散在する県職員は係累も含めて大きな政策立案のデータ元となり得ると提案したが無視されたことをコーヒーを飲みながら思い出す。

(「R6.10.28-R6.11.3新発田地域振興局長の細々日記」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R6.11.4-R6.11.10新発田地域振興局長の細々日記」続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。

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