新潟久紀ブログ版retrospective

ほのぼの暮らし・「爪白癬」の恐怖(その2)

●寄る年波に負ける(その3)2/2・「爪白癬」の恐怖(その2)

 足の指の生え際が白濁したり褐色に濁ったりして、そこに黒い穴が開いたようになったという、見た目がなんとも不気味な、真菌による"爪の水虫"といわれる「爪白癬」に罹患した私は、痛みも無ければ痒みすら全く無いという無症状ぶりから高をくくって、薬で簡単に治ると気楽に皮膚科クリニックを訪れてみた。
 しかし、水虫は即効性ある特効薬は無いのだと医師はのたまう。薬が効いても健全な爪にすっかり生え変わるまで半年から一年くらいはかかるともいう。「塗薬」だと改善率は6割前後という低さ。飲み薬は改善率は高いというが肝臓への負担が大きく、使用と継続の可否を判断するため、服薬事前と服薬期間の途中二週間おき程度の頻度で、血液検査が必要だという。
 一度悪化したら大変なことになると言われる沈黙の臓器「肝臓」へのリスクがあると聞いて私はビビりまくった。健康診断では殆ど及第点なのだが、唯一引っかかる尿酸値の抑制のため常用している薬剤との併用に問題がないか、目の前で厚い医学文献を開いて徹底して調べる医師の姿を見ると、水虫薬の服用がただ事ではないと更に青ざめた。
 結果、この日の初診においては、採血をして、とりあえず塗薬を処方され、翌週血液検査の結果を見て服薬について判断することにした。この日から毎晩、足の指回りや足裏に塗り広げる軟膏と、爪そのものに着ける強い液薬を、看護師から教えてもらったとおりに毎晩塗り始めた。二三日しても医師が懸念したかぶれなどの異常はなく一安心だ。
 翌週の予約時間に皮膚科クリニックに行くと、血液検査の結果は水虫薬を使う上では全く問題が見当たらないと判明。
 医師から経口薬には数種類があると示されて、効きが良い新薬は高額だが服薬期間は3か月程度、従来薬は安いが効きが弱く服薬は1年に及ぶという。いずれも肝臓の状況を観察するため採血を二週間おきにするという。医師は薬代の患者負担に配慮して私に選択を委ねたようであるが、よく考えると、安い薬の方は薬価は低くても採血注射の回数が4倍にもなるではないか、そのことを指摘して患者負担総額での概算比較をお願いすると医師本人が電卓を叩いて言った「支払い総額では大差ないわ」。
 ならばと、効果が高いとされ、短期間の服薬で注射回数も少なく、医者通いも長引かない新薬を選ぶことにした。3か月くらい集中して服薬し、月一程度血液検査で影響を経過観察するというかつてない実験的とも思えるような治療がいよいよ始まったのだ。
 問題の服薬については先ずは2週間分を処方するので飲み終えた段階で患部や体調など経過観察のために受診しろという。一週間飲み終えた段階では、自覚するような副反応はでていないが、一方で患部に改善も見られない。良くも悪くも服薬の影響が感じられないのは歯痒いものだ。
 果たして、一年半に及ぶと言われる「爪白癬」との闘いはどうなっていくのか。ブログで経過を報告していくこととしましょう。
(かなり長く続くかも…)

(「ほのぼの暮らし・「爪白癬」の恐怖(その2)」終わり。「ほのぼの暮らし・「爪白癬」の恐怖は続く」に続きます。)
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