■コロナ禍以来なんと5年ぶりに都内を巡った一部をご紹介。
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1 「大倉集古館」
・新発田市出身の実業家の大倉喜八郎の業績を地域振興に更に生かすための情報収集として、当人が設立した日本で最初の私立美術館を視察。
・展示日程の誤認により、実施中だった著名な染織家の企画展を拝観できたのみで、国宝や重要文化財などの収蔵物を確認できずに残念であったが、六本木一丁目という立地と迫力ある造形で大きな建物によるものなのか、平日午前であっても来館が少なくないことを現認。
・来館者に向けて、施設創設者たる大倉喜八郎の生い立ちや新発田藩や板額御前といった歴史的な物語など、新発田地域へ誘う情報発信をさせてもらえれば、実効性があるのではと思量。
2 「東京科学大学周辺」
・2つの私立大学を有する新発田地域として、これを核とした地域密着的な経済振興を検討する参考とするため、大学城下町として商店街が賑わい上質な住宅街が形成されていると聞く東京科学大学(旧・東京工業大学)の周辺地であるJR大岡山駅周辺を視察。
・世界的にも著名な人材を輩出する同大学の紅葉のキャンパスを歩くと、高次元のデザインによる校舎や図書館、計算された施設の配置や外構などからも、大学経営陣と学生達のインテリジェンスの高さがひしひしと伝わってくる。知的刺激をもたらす造形がそこで過ごす者の意識を高めることにつながることを体感する。
・一転して、大岡山駅をはさんで大学と反対側に広がる商店街は、昭和か平成の情緒を漂わせる個人商店の連なりのようで、学生を始めとする大学関係者や後背に広がる住宅地からの子供連れ主婦や高齢者等により、平日の昼前後にも拘わらず人通りが多い。
・人が恒常的に通う施設を核に歩ける範囲でコンパクトに街を形成して人の密度を作ることの効用を実感する。
3 「銀座・新潟情報館THE NIIGATA」
・新発田地域の情報発信の新たなチャンネルとして、どのような活用が可能か検討するため、3か月前にオープンした「銀座・新潟情報館THE NIIGATA」を来客の態で視察。
・タイトに密着する両隣のビルとの並びの一体性や同質性と間口の狭さ、街の規制に即してなのか歩道に向けた広告の控え目さにより、銀座の一部として上質さが優先されていて”これが新潟”というインパクトは無い。
・外見からの推察どおりで中は広くないが、圧迫感の無い内装配色や陳列空間づくりになっている。品揃えは銀座を往来層を勘案してか、菓子や食品などはハンドバックに入るような小さくて高級なものが多い。
・内階段で2階に登ると銘酒の試飲もできる酒販フロアとなっている。スペースの関係で銘柄は少ないが新発田の「金升・赤ラベル」が置いてあるなど、こだわりの選定ぶりが感じられた。
・建物の狭さのためか、屋内では、階段での行き来は2階へ昇るのみで、他階とは少人数容量のエレベータ昇降となる。
・3階ではエレベータのドア前から「見附ニット」の専売会が開催中。富裕層と思しき婦人方10人程度が高価なニットを品定めといったところ。
・8階ではエレベータのドア前からレストラン「イタリアンBit」となっていて、ここでも富裕層の婦人方が歓談する声が漏れ聞こえてきた。
・全体として「鈴らん通り」界隈を行き来する人達相応に適う品揃えと感心するが、新潟に最も関心を持たせるべき都会で疲弊した若者へのオアシスのような訴求力に繋がるものではなさそう。8階でランチを楽しんだ裕福そうなご婦人方とすれ違い様に思う。
・新発田市出身の実業家の大倉喜八郎の業績を地域振興に更に生かすための情報収集として、当人が設立した日本で最初の私立美術館を視察。
・展示日程の誤認により、実施中だった著名な染織家の企画展を拝観できたのみで、国宝や重要文化財などの収蔵物を確認できずに残念であったが、六本木一丁目という立地と迫力ある造形で大きな建物によるものなのか、平日午前であっても来館が少なくないことを現認。
・来館者に向けて、施設創設者たる大倉喜八郎の生い立ちや新発田藩や板額御前といった歴史的な物語など、新発田地域へ誘う情報発信をさせてもらえれば、実効性があるのではと思量。
2 「東京科学大学周辺」
・2つの私立大学を有する新発田地域として、これを核とした地域密着的な経済振興を検討する参考とするため、大学城下町として商店街が賑わい上質な住宅街が形成されていると聞く東京科学大学(旧・東京工業大学)の周辺地であるJR大岡山駅周辺を視察。
・世界的にも著名な人材を輩出する同大学の紅葉のキャンパスを歩くと、高次元のデザインによる校舎や図書館、計算された施設の配置や外構などからも、大学経営陣と学生達のインテリジェンスの高さがひしひしと伝わってくる。知的刺激をもたらす造形がそこで過ごす者の意識を高めることにつながることを体感する。
・一転して、大岡山駅をはさんで大学と反対側に広がる商店街は、昭和か平成の情緒を漂わせる個人商店の連なりのようで、学生を始めとする大学関係者や後背に広がる住宅地からの子供連れ主婦や高齢者等により、平日の昼前後にも拘わらず人通りが多い。
・人が恒常的に通う施設を核に歩ける範囲でコンパクトに街を形成して人の密度を作ることの効用を実感する。
3 「銀座・新潟情報館THE NIIGATA」
・新発田地域の情報発信の新たなチャンネルとして、どのような活用が可能か検討するため、3か月前にオープンした「銀座・新潟情報館THE NIIGATA」を来客の態で視察。
・タイトに密着する両隣のビルとの並びの一体性や同質性と間口の狭さ、街の規制に即してなのか歩道に向けた広告の控え目さにより、銀座の一部として上質さが優先されていて”これが新潟”というインパクトは無い。
・外見からの推察どおりで中は広くないが、圧迫感の無い内装配色や陳列空間づくりになっている。品揃えは銀座を往来層を勘案してか、菓子や食品などはハンドバックに入るような小さくて高級なものが多い。
・内階段で2階に登ると銘酒の試飲もできる酒販フロアとなっている。スペースの関係で銘柄は少ないが新発田の「金升・赤ラベル」が置いてあるなど、こだわりの選定ぶりが感じられた。
・建物の狭さのためか、屋内では、階段での行き来は2階へ昇るのみで、他階とは少人数容量のエレベータ昇降となる。
・3階ではエレベータのドア前から「見附ニット」の専売会が開催中。富裕層と思しき婦人方10人程度が高価なニットを品定めといったところ。
・8階ではエレベータのドア前からレストラン「イタリアンBit」となっていて、ここでも富裕層の婦人方が歓談する声が漏れ聞こえてきた。
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(「新発田地域振興局長の細々日記「久々東京そぞろ歩きR6.11月」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式に続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
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☆「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。
☆「新発田地域ふるわせ座談会」を日記と別建てで連載してます。
☆新潟久紀ブログ版で連載やってます。
①「へたれ県職員の回顧録」の履歴リストはこちら
②「空き家で地元振興」の初回はこちら
③「ほのぼの日記」の一覧はこちら
➃「つぶやき」のアーカイブスはこちら
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