新潟久紀ブログ版retrospective

R6.8.12-R6.8.18新発田地域振興局長の細々日記

新潟県の出先機関に身を置き、少しは地域のお役に立ちたいと思う日々。
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<<お盆期間に8/7振興局長会議in糸魚川を振り返る>>

●令和6年8月12日(月)
仕事で新潟駅から糸魚川駅へ行くのに何も考えずにsuicaで改札してのんびり乗車していたが、乗り換えの直江津駅からの「えちごトキめき鉄道」はsuica非対応と気づき、短い待合の間に改札出て切符を買うなど大慌て。この区間は景色を楽しめないトンネルが多いので車内に観光情報を充実させてはと思った。

●令和6年8月13日(火)
昔から北陸自動車道から眺めて関心があった糸魚川市にある明星セメントの巨大工場を仕事の会合で遂に視察。セメント製造にあたり4割も廃棄物を活用しており能登半島地震の瓦礫の受け入れも続いていると聴き、資源循環への貢献度を学ぶ。内部1400℃以上の大型生成装置の真下で仕事の迫力と熱量を体感。

●令和6年8月14日(水)
糸魚川市産の材木を地元から活用促進しようと市商工会議所が多様な業者の連携を取り持ち独自の地元材活用建築基準ISSHと補助制度などの構築に繋げて展開している事例の講和を聴いた。材のプレカット工程だけは市外業者に出すというのだが、県として完結する広域システムの構築はできないものかと思う。

●令和6年8月15日(木)
随分昔に家族連れでミュージアムを楽しんだもののフォッサマグナそのものは今回仕事の会合での視察における臨場が初めて。糸魚川静岡構造"線"のことかと思っていたが巨大な溝の軟弱土の堆積という"立体構造"のことだと学ぶ。溝の北側に"新発田小出構造線"があると知り勤め先の新発田市との縁も感じた。

●令和6年8月16日(金)
糸魚川市内の視察の終わりに、敷地内の糸魚川静岡構造線を挟んで水質が硬軟に分かれる井戸を持つ、ジオパークのような「根知谷渡辺酒造」さんから話を聴いた。特異な地質の話というより米栽培から製品化まで自家で一貫して行うフランスワインで言うドメーヌ方式が日本酒では世界唯一という事に驚いた。

●令和6年8月17日(土)
新発田市の養豚場で新潟県で初の豚熱患畜が発生した。知事の指示の下で鳥インフルエンザ対応の経験を踏まえた防疫、殺処分等の体制づくりや関係者との連携調整が進められ、処分頭数が多くないこともあり対処は開始から4日で完了。それでも細かな課題などが散見されたので知見として蓄積し共有したい。

●令和6年8月18日(日)
令和6年7月が終わり、定年までの大きなカウントダウンを感じる。ここまでやってこれた理由とここまでしかこれなかった理由が浮かんでは消えたりと我ながら感慨深さが増す。おこがましいことはしたくないが30余年もかけて蓄積した知見やノウハウをなんとか後進に活かしてもらえないか考え動く日々だ。

(「R6.8.12-R6.8.18新発田地域振興局長の細々日記」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R6.8.19-R6.8.25新発田地域振興局長の細々日記」続きます。)
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。

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