黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

きょうだいげんか2

2008年09月19日 | はるの子育てコーチング日記
またまたきょうだい喧嘩です。
お菓子の入れ物を注射器に見立てて、
花がお医者さん役、風が患者さん役をしていました。

仲良く遊んでいたのに、突然風が大声で泣き始めました。
泣きついてきた風の手の甲をみると、くっきりとお菓子の入れ物の丸型がついています。
どうやら、強く押しすぎて痛かったようです。

「風くん、ごめんね。」
花も素直に謝りました。
いつもだったら、
「いいよ。」
といって仲直り・・・のはずなのですが、
「花ちゃんがごめんね、いってるよ?」
といっても、今日の風は首を横に振っています。
よっぽど痛かったのでしょうか、許す気になれないようです。

「どうしたら許してあげられる?」

こう聞いてみたとき、返ってきた答えは
「ボクも花ちゃんにぎゅ~ってする。」

つまりは目には目を?同じことをやり返すということです。

しばし、私は考えました。

保育園でのお友達との関係でも、
嫌なことをされても同じことをし返してはいけないと教えています。

でも、ここは風を信じてみることにしました。

花に、
「風くん、あんなふうにいってるけど、同じように花にやり返してもいい?」
とまず了解をとると、意外にも
「いいよ。」
の答え。
それを確認したうえで、風に仕返しを許可しました。

とたん、
「痛った~い!!」
の花の声。

でもね、花は笑っていたんです。
「ほんまに、コレ痛ったいわ~♪」
そして、風もゲラゲラ笑っています。

そういや、風は自分もお医者さん役をやりたくて、
代わって、といっていたのに花になかなか代わってもらえてなかったのでした。
花も自分がされる立場になってみて、どのくらい痛いか身をもって知ったことでしょう。

今回は、ちょっとどうしようか悩みましたが、
子ども達を信じてみてよかったのかも。