西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

9/25 第29節 カターレ富山戦 (富山・富山県総合運動公園競技場)

2011年09月26日 01時27分33秒 | サンガ観戦レポート2011
仕事、法事とはずせない事情で2連続ホームゲームに応援に行けず。
遠征したFC東京戦ではボロ負けを喫し、個人的に勝ちに飢えてます(苦笑)

ここ富山へ来たのは2008年の天皇杯で来て以来。
カターレ富山のホームスタジアムとして来たのは今回が初めてである。

富山は現在の順位こそ17位だが、このところ好調で侮れないチーム。
チームの戦術もサンガと似通った徹底したパスサッカー。
監督の安間さんは大木監督の弟子みたいなもんだし、意地もあろう。
お互い自分のやりたいサッカーをやり切って結果を残せるか?

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:酒井、安藤、森下
 MF:伊藤、鄭又榮、内藤、中山、駒井
 FW:宮吉、久保
SUB:守田、アライール、福村、加藤、中村充、ドゥトラ、ハウバート・ダン

スタメンは前節ホーム草津戦とほぼ同じ3-5-2の布陣。
出場停止明けのウヨンが弘堅と代わってボランチに入り、
赤紙出禁の内野のポジションには酒井がスタメン復帰した。

試合開始前、団長以下の合言葉は「7点獲って勝つ!」。
マジか?(結構マジだったらしい…^_^)

【試合感想】
試合開始直後に積極的なプレスをかけて一気に先制ゴールを奪い、
逃げ切るのが最近のサンガのパターン。
この試合でも前線からの積極的なプレスが効を奏し、富山の右サイドを攻略。
前半15分あたりにファーに流れた伊藤のクロスに反応したのは内藤。
難しい体勢から強烈なボレーシュートを決め、先制!
これは7ゴールって言うのも夢ではないカモ…と思えたが
現実はそんな甘くはなかった。(当たり前か)

前半25分頃から富山も落ち着き始め、サンガがセカンドボールを拾えなくなる。
さらに奪ったボールをサンガのDF裏へ通してきてサンガゴールを脅かす。
特にヤバかったのが酒井の守る右サイド。
酒井の判断がすべて裏目に出ている感じで何度もピンチを迎えるが、
富山のシュート精度の悪さに助けられ、何とかかんとか前半を1-0で終える。
富山のエース・黒部が出場停止だったのは幸いだったと言えるかも…

1点リードしていたものの結局サンガのシュートはこのゴールシーン以外皆無。
はっきり言って前半は富山のペースだった。

後半になると、奪われていたゲームのペースをサンガがやや取り戻す。
ほとんど負けていた空中戦や1対1でも互角以上に競れる様になり、
惜しいチャンスも何度か生まれた。
けれども皮肉な事に自分たちがペースを掴んだ時間帯で失点する。
後半10分、富山のミドルシュートがゴールポストを叩き、
その跳ね返りを再度シュートされ同点とされる。

その後も両チームともゴール前までボールを運ぶものの決定力に欠け
ゴールネットを揺らす事無く、試合終了。
7点ゴールは夢のまた夢、決定力のなさは深刻…
試合後、挨拶に来た選手には「シュート練習せぇよ!」という声が飛んだ。
ただ、試合の内容自体は悪くはなかった。
サンガのやりたかったパスサッカーはそれなりにやれていたと思う。
一方の富山も同じく自分たちのサッカーを披露していた。
お互い、決定力のなさが痛み分けの結果につながったのだが、
富山はエースを欠いての結果だけに、サンガの方が課題は大きいかもね。

決定力ってどうやったらつくモンなの?


写真:富山のマスコット・ライカくんはなかなか器用にママチャリに乗ってました

【試合結果】 富山1-1京都

【観客数】 3,586人

【得点者】
 富山:朝日66
 京都:内藤19

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6
 DF:酒井5(90+2分 加藤-)、安藤6、森下5.5
 MF:伊藤5.5(60分 福村5.5)、鄭又榮6、内藤6、中山5.5、駒井5.5
 FW:宮吉5.5(78分 中村充5.5)、久保5

【今日の私的MOM】
 内藤 洋平 : 難しくかつ見事な先制ボレーを決めた。

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9/10 第27節 FC東京戦 (東京・味の素スタジアム)

2011年09月11日 06時48分37秒 | サンガ観戦レポート2011
5月末、ホームで対戦して1-4でボロ負けした相手・FC東京。
あの試合以降、J2最強チームの前評判通り苦しみながらも首位に立っている。
一方のサンガもあの試合以降、少しづつではあるがチームが出来つつある。
お互い、あの時と現状がどう変わったか、その試金石となる試合だ。
それを見届ける為に、ここ味の素スタジアムへやってきた。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:酒井、秋本、森下
 MF:駒井、鄭又榮、中山、安藤
 FW:伊藤、宮吉、中村太
SUB:守田、アライール、内野、内藤、工藤、ドゥトラ、久保

このところゴールから遠ざかっている久保くんはベンチスタート。
代わりには、久々に太亮が3トップの一角でスタメン起用された。
今季なかなか存在感を示せない太亮にとっては絶好のアピールチャンスだ。
果たして大木監督の期待に応えられたのか?

【試合感想】
結果は前回の対戦以上にボロ負け。
6-1ですよ、6-1。
ハハハ…もう笑うしかない
見事なまでの負けっぷりでした。

でも、前回負けた時よりも割り切れた気がしています。
なぜなら立ち上がり失点するまでの30分間…いや、
ミヤのゴールで先制するまでの10分間は大木サッカーの完成形が観られたから。

オールレンジでのプレッシング。
ボールを奪ってからの素早い反転攻勢。
細かく繋いで相手ゴールへ迫るパスサッカー。
それを少なくとも開始10数分は観る事が出来た。

左サイドで森下(?安藤?)が相手ボールをインターセプトして
DFラインの裏に抜け出したミヤに絶妙なスルーパス。
飛び出してくる相手GKの脇を落ち着いて抜いてミヤが先制ゴール!
前回の対戦とはちょっと違うぜっ!
そう思わせてくれた最高のプレイだった。

但し、それは10数分間しか続かなかった

その後はなぜか積極的なプレイが徐々に影をひそめ、
FC東京にペースを握られていくことになった。

サンガのDFラインが下がり始め、FC東京がポゼッションする。
サンガのプレスのタイミングが遅れ、相手のパスにかわされる。
守備の受け渡しが乱れ、ポジションが被る。
空いたスペースを使われる。
流れから同点にされ、セットプレーから逆転ゴールを許し、
後半開始直後のセットプレーで絶対にやってはならない追加点を奪われる。
あとはもうやられたい放題。
期待された太亮も見せ場なく前半で交代。
後半はCB秋本がまったく相手FWについていけずアライールに交代。
そのアライールも一発レッドを喰らい退場。
終わってみれば6失点。

試合終了後、ゴール裏に挨拶に来た選手は茫然自失状態だった。
サポーターの反応はまちまち。
罵声をあびせるサポももちろんいたが、
こんな結果でも拍手するサポもいた。
僕はどちらでもなく、ただこの事実を受け止めるしかなかった。

まさか15分でスタミナが切れた訳ではなかろう。
先制した事で、選手の中で何かが変わった様に思う。
何が変わったのか?
なぜ変わったのか?
それは選手にしかわからない。
この敗戦を今後の糧と出来るかどうか?
序盤の15分のプレーを90分続ける事が今のサンガの目標となるのは明白だ。
何が足りないのか?
どうすればそれを実践できるのか?
今は、それを次節以降の試合で選手が示してくれる事を信じたい。


【試合結果】 FC東京6-1京都

【観客数】 15,517人(サンガサポ約200人、声だけは負けてなかったつもり)

【得点者】
 FC東京:ルーカス31、57、85、椋原36、森重47、坂田90+3
 京都 : 宮吉11

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷5.5
 DF:酒井4.5、秋本3(78分 アライール 83分退場-)、森下5.5
 MF:駒井5(71分 内藤5.5)、鄭又榮4.5、中山5、安藤5.5
 FW:伊藤5.5、宮吉5.5、中村太5(HT ドゥトラ4.5)

【今日の私的MOM】
 宮吉 拓実 : ミヤのゴールだけが唯一の希望の光

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8/27 第26節 ジェフユナイテッド千葉戦(京都・西京極競技場)

2011年08月28日 02時15分44秒 | サンガ観戦レポート2011
写真:今日はサンガDEサンバ。パーサもノリノリ…かな?

リーグ戦も折り返しを過ぎてようやくチームの形が見えてきて、
試合内容も良くなってきたサンガ。でも順位は・・・・・
まぁイイでしょ、済んだ事はどうしようもない。
J1復帰という目標がもはや絵に描いた餅と化しつつある今、
目先の試合で結果を出し、それをチーム成長の糧としてくれる事を望むばかりである。

今日は今月中にカタをつけないといけない仕事があって朝から休日出勤。
でもやっぱりサンガのホームゲームは放っとけません。
同僚に午後からの作業をお任せしてこっそり抜けさせてもらい西京極へ。
試合後、また会社に戻って来ないといけないのだが、負けると会社に戻るのがツライ。
だから勝ってほしい。頼むし。

今日の相手は現在4位で昇格争い真っ最中のジェフ。
ジェフには元サンガの佐藤勇人や林丈統がいるサンガにとって因縁深き相手。
特に勇人はサンガから移籍する時にチーム批判をぶち上げて出て行ったせいで
サンガサポの中にはかなり遺恨を抱いている人がいる。
スタジアムで紹介アナウンスがあった時、勇人には大きなブーイング。
たけ(林)には拍手と対応が真逆です。
僕はブーイングも拍手もしません。
他所のチームに移籍した選手のことを考える気持ちの余裕はナッシングですんで。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:酒井、秋本、森下
 MF:駒井、鄭又榮、中山、安藤
 FW:伊藤、久保、宮吉
SUB:守田、内野、中村太、内藤、工藤、ドゥトラ、金成勇

その大事な大事な俺達の選手たち。スタメンはいつもの顔ぶれ。
このところ連続でスタメンで使ってもらっているミヤにゴールがほしい。
そして怪我で長期離脱していた工藤が復帰初ベンチ入り。
古巣相手の出場なるかも気になるところ。

選手がウォーミングアップの為、ピッチに出てきた途端にゲリラ豪雨に遭う。
応援旗は試合開始直前でびしょ濡れ。
重さ約3倍で応援練習で既に腕がパンパンですが、これも試練です。
この豪雨も負ければ涙雨、勝てば力水となるのだから…

【試合感想】
試合序盤はお互い慎重な入り方をする。
サンガはいつも通りショートパスとワンツーを繰り返す。
そして今日も前からの積極的なプレス。
対するジェフ。
ターゲットマンのオーロイと裏へ抜け出すスピードスター深井が怪我(?)で欠場。
このところオーロイの代役でポストマンとなっていた久保裕一はベンチスタート。
青木、米倉の2トップに早めにロングボールを入れるカウンター。

お互い最後のところで決め手がなく、なかなかゴールネットを揺らせない。

今日は「サンガDEサンバ」というイベントで
試合前にサンバダンサーズのお姉様方がド派手に踊ってくださったのだが、
スタンドのお客さんの中にもブラジル人らしき一団が陣取って独自の応援を展開中。
そのブラジル人のおじさんが応援していた僕に話しかけてくる。

「アノすぺーす誰モイナイヨ」
「アノ審判、おふさいど見テナイヨ」
「ウンヌン…カンヌン…」

このブラジルおじさん、サンガの応援をしてくれているのは確かな様で、
サンバっぽいステップで踊るわ、ビールを飲め飲めと勧めてくれるわ…
おじさんのラテンのノリにやや戸惑っていた周りの人たちも徐々にノッてきます。

ええぃ!なんだか今日は楽しいゾ!

そんなこんなでサンバおじさんと盛り上がってるうちにサンガのCKのチャンス。
ゴール前の密集地帯に入ったボールがゴチャゴチャしてる内に…

入った?

秋本がヘッドで合わせたシュートを相手DFが触ってオウンゴール!
やった、やった!
オウンゴールであろうが何であろうが、とにかく一点先制したことには変わりない。
今日はとにかく内容より結果にこだわってんだから!

で、その後はあわや同点かと思われるような相手のシュートを水谷が神セーブ。
結局1点のリードを守ったまま前半を終了。

後半に入るとややサンガの運動量が落ちたのか、
はたまたジェフが修正してきたからなのか、やや押され気味の展開となる。
こういう時間帯を巧くしのげると強くなったと自覚できるのだが…
やはりそうは問屋が卸さずゴール前でパスをつながれ村井の同点ゴールを許す。

あっちゃ~(>_<)

でもまだ同点だからね。
負けた訳じゃないからね。
サンガの選手が一回もゴールを決めてないけどね。
ジェフに攻め込まれてるけどね。
たけも交代出場してきたけどね。

やや前懸りになったジェフの広大なバイタルエリアを
サンガの10代カルテットが狙い始める。
そしてその10代カルテットの一人、優汰からリスタートのスルーパスに反応し、
DFの裏へ抜け出したのはミヤ!
飛び出してきたGKと1対1になりつつもループ気味にシュート。
緩やかな軌跡を描きつつミヤの放ったシュートは、ジェフゴールに吸い込まれる!

♪ゴ~ル、ゴ~ルゴル、みやよし~!
 ゴ~ル、ゴ~ルゴル、みやよし~!
 ゴ~ル、ゴ~ルゴル、みやよし! みやよっしったっくっみ~!♪


ブラジルおじさんの影響か今日のミヤの応援歌は心なしかサンバっぽい(笑)
待ちに待ったミヤの今季初ゴールは貴重な貴重な逆転弾となった。
その後は次々と10代メンバーを交代し、内藤、ドゥトラを投入したが、
内藤のミドルはゴールマウスの遥か上。
ドゥトラはGKと1対1となった場面でチョロ蹴りで追加点ならず。
ロスタイム3分も落ち着いて対応し、強豪ジェフから勝ち点3をもぎ取った。
恒例の試合後のバンザイ5唱の担当に指名されたのは、なんと工藤!
バンザイ!バンザイ!バンザイ!バンザイ!バンザ~イッ!!
出場機会はなかったが、次節以降への期待が高まった。


今日は「勝たないといけない試合」というよりも
僕的には「勝ちたかった試合」。
試合内容は決して良くはなかったけど
期待通りの結果に導いてくれた選手たちには感謝したい。
今日の勝ちは精神的に大きいし、とにかく楽しい気分にさせてくれた。

これで試合後会社に戻って気持ちよく仕事が出来るってモンだ!


【試合結果】 京都2-1千葉

【観客数】 8,765人(今日は稲盛会長の肝煎り動員があった模様でこの人数)

【得点者】
 京都 : O.G.34、宮吉73
 千葉 : 村井62

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6.5
 DF:酒井5.5、秋本6、森下6
 MF:駒井5.5、鄭又榮6、中山5.5、安藤6
 FW:伊藤6(90+2分 内野-)、久保5.5(78分 ドゥトラ5)、宮吉6.5(76分 内藤5.5)

【今日の私的MOM】
 宮吉 拓実 : 神セーブ連発の水谷か迷ったが、やはり今季初ゴールのミヤに!

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8/14 第24節 ギラヴァンツ北九州戦 (京都・西京極競技場)

2011年08月14日 23時44分48秒 | サンガ観戦レポート2011
今週はいくつかサンガの選手に動きがあった。
サンガでは出場機会に恵まれなかった上里が故郷・FC琉球へ、
大木サッカーにフィットし切れなかったディエゴが仙台へ共にレンタル移籍した。
代わりに怪我や体調不良で戦線離脱していた工藤と染谷が練習に復帰した模様。
ここ数戦でチーム戦術も徐々にではあるが選手に浸透してきた感もあり、
遅きに失したが、サンガの戦いはここからと言えよう。

今日の対戦相手は北九州。
アウェイでの初対戦ではロスタイム痛恨の失点を喫し、屈辱の敗戦。
あの時は(失礼ながら)格下と思っていた。
勝って当然と思っていただけに敗戦のダメージはデカかった。
今、北九州は勝ち点33の5位、立派な成績だ。
一方のウチは勝ち点20で16位、完全にウチの方が格下やんか(>_<)
したがって今日はウチは挑戦者。
ホームでは意地を見せてもらわんと困る!!

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:酒井、秋本、森下
 MF:駒井、鄭又榮、中山、安藤
 FW:伊藤、久保、宮吉
SUB:守田、福村、内野、内藤、中村充、ドゥトラ、ハウバート・ダン

10代3トップ、中盤の駒井くんも含めば10代カルテットの活躍に期待。
そろそろFWにも得点が欲しいな、チームに勢いをつける意味で。

【試合感想】
北九州も基本的にはサンガ同様パスサッカーのチーム。
どちらが中盤を支配できるのか?
どちらがサイドを攻略できるのか?
その答えは試合の序盤に出た。

サンガはオールレンジで強烈なプレッシングを展開。
前線では(伊藤)優汰、久保、ミヤが、
中盤では博貴、駒井、安藤が、
アンカーのウヨンまでがボールを持った北九州に襲い掛かる。
已む無く最終ラインまでボールを下げる北九州。
当然の様にサンガサポから起こるブーイング。
ボールをインターセプトすればすかさずサイドへ展開、
両サイドをガンガン攻め上がりえぐって、突っかけて、ゴールへ迫る。
今シーズン見る事のなかったイケイケ状態だ。

そしてその勢いがゴールという結果につながったのが前半13分。
久保のシュートを相手GKがはじいたところへ詰めた優汰が待望のゴール!
久々に前線の厚みのある攻撃と、流れの中で獲ったゴールであった。

♪ララララララ、ゆ~うた! ゴール、いと~うゆ~うた!♪

サポーターが大喜びしたのはもちろんだが、これで安心できる訳ではない。
相手は好調の北九州、一点で逃げ切れるほど甘くはない、追加点が欲しい。
プレス!プレス!プレス!プレス!
サンガのプレスに苦しむ北九州は、苦し紛れの放り込みサッカーを試みるが、
本来のスタイルと違うサッカーをやって上手くいくはずがない。
前半は圧倒的にサンガ攻勢のまま終了。
心配なのはこのプレッシングが90分間続けられるのか、だ。

後半、やはり北九州は本来のパスサッカーに戻してきた。
その為かやや試合は膠着状態となった様に感じた。
小さなミスがいきなりお互いのピンチとなる緊張感のある試合展開。
サンガはGK水谷、北九州もGK佐藤が好セーブを連発。
両チーム共ゴールネットを揺らす事無く時間が経過する。
応援には力が入るが、暑さもあってかなりキツい。
正直言って後半40分あたりから意識が朦朧としてきた位だ。
ロスタイム5分と電光掲示板に表示された時

カンベンしてくれ~っ!!

と、心の中で叫んでました。
北九州はその得点のほとんどを後半に獲っている粘り強いチーム。
残り1秒まで気を抜けない。
がんばってくれ!
最後まで走り抜け!!
相手に喰らいつけ!!

主審のホイッスルを聴いた時、正直ホッとした。
これで一応アウェイでのリベンジを果たす事が出来た。
これは大いに喜ぶべきこと。
最後まで走り負けなかったのも大きな収穫だ。
走り負けなければ結果はついてくるという事。

今日は勝った。 勝ち点3を積み上げた。
続けていけば、やがてサポーターも納得できる結果につながる。
それがJ1復帰であるかどうかは、重要ではない。
選手の気持ちが見える試合、
それが大木監督や祖母井GMの語る「観たくなる試合」であるはず。

今日は僕が「観たかった試合」だった。


サポへの挨拶を済ませ引き上げるサンガイレブン。よくがんばった!

【試合結果】 京都1-0北九州

【観客数】 5,185人

【得点者】
 京都 : 伊藤13

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6.5
 DF:酒井6、秋本5.5、森下6
 MF:駒井6、鄭又榮6、中山6.5、安藤6
 FW:伊藤7、久保6(76分 ハウバート・ダン6)、宮吉6(80分 内藤5.5)

【今日の私的MOM】
 伊藤 優汰 : ゴールはもちろん、豊富な運動量で相手DFに脅威を与え続けた

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8/6 第3節 東京ヴェルディ戦 (東京・味の素スタジアム)

2011年08月07日 07時36分24秒 | サンガ観戦レポート2011
現在8/7、午前6時。 夜通し高速を走って京都へ帰ってきました。
眠いです。
それよりも悔しいです。
あと5分、あと5分プレーを続ける事が出来れば勝てたのに…
眠いのに、寝られません。

8/6の朝5時に京都を出発、サポーター仲間9人と共に車で味スタを目指す。
僕自身約一カ月ぶりのアウェイ遠征である。
そしてヴェルディとの対戦は3年振り。
いろんな意味で楽しみな遠征であった。

この日の東京は曇り空。
日差しこそ強くはなかったが、蒸し暑く、じっとしていても汗が滴ってくる。
サンガイレブンのスタミナが途中で尽きないか、心配だ。

【サンガのスタメン&ベンチ】
 GK:水谷
 DF:酒井、秋本、森下
 MF:駒井、鄭又榮、中山、安藤
 FW:伊藤、久保、宮吉
SUB:守田、福村、内野、内藤、中村充、ドゥトラ、ハウバート・ダン

今回の3トップは高校生トリオ。
博貴を左サイドに、アンちゃんをトップ下に据えた布陣。
対するヴェルディは阿部の1トップに中盤5人。
中盤を厚くして試合の主導権を握ろうという狙いなのは明確だ。

試合前に先日急逝した松本山雅の松田直樹選手への黙とうを行った。
そして、空に向かって松田コールを叫ぶ。
「サッカーが好き」「もっとサッカーをやりたい」そう言っていた松田。
彼はもう大好きだったサッカーが出来ない。
サンガ選手たちはどうだろう?
サッカーを楽しめているか?
松田選手に胸を張れる様なプレーを見せてくれるのか?

【試合感想】
試合の入り方は悪くなかった。
前線からプレスをかけ、ボールを奪ってショートパスをつなぐ。
サンガの攻めの形が出来ていた様に思った。

ところがである。
ヴェルディが中盤の要であるウヨンに厳しいチェックを仕掛け始めた。
何度となく倒されるウヨン。
中盤でボールを支配出来なくなると、
サンガの目下の課題であるサイドを攻略されてしまう。
やられたのは右サイド。酒井と駒井のサイドだ。
酒井がポジションを上げたことで出来た裏のスペースへ縦パスを入れられる。
そして前半26分、その右サイドを突破されクロスを入れられ先制を許す。

アイタタタタ…

ボールのあるサイドに絞って守備をするサンガにとって
大きくサイドを変えられるのは致命傷。
失点直後にウヨンが退場となると、中盤でまったくセカンドボールが拾えなくなる。
う~ん、トラップと前線の選手のボールさばきは正直ヴェルディの方が巧い。
厳しい状況をひっくり返すにはこれ以上の失点はご法度。
耐えろ!そしてなんとか現状を打開せよ!

ハーフタイムに仕事でお付き合いのあるJ社のYさんとお会いした。
Yさんはヴェルディサポーター。
お互い後半の両軍の戦いに期待しようという話をした。
おみやげの美味しい紫イモのあんドーナツをたくさん頂きました。
ありがとうございました! でも試合では容赦しませんから、そこんとこヨロシク!

その後半、ようやくサンガに反撃のチャンスが訪れた。
久保が粘って得たコーナーキックのチャンス。
キッカーはウヨンの代わりに入った内藤。
内藤の蹴ったボールをニアでヘッドでスラし気味に合わせたのはアンちゃん!

よっしゃ~あ、同点やぁ!!!

しかし同点で満足している場合じゃない!
もう一点獲らないと!
引き分けではなく、勝ちを!勝ち点3を!

心配していた暑さによるスタミナ切れはサンガより先にヴェルディ側に来た様だ。
後半30分あたりからヴェルディの動きが完全停止。
サンガが攻め込めるシーンが増えた。

もうちょっと!もうちょっとなんだけどなぁ…ダメか。

フィニッシュの精度がない。枠に飛ばなきゃ入らないよ!
シュート練習してんのかよって怒鳴りたくなる。
結局足の止まった相手に対してもゴールを決められなかった。

悔しい!悔しい!ああ悔しい!
思わず試合終了後、「あと5分やらせろよっ!」と叫んでしもたわ。
アウェイという事を考えれば最低限の結果は残したと言えるかもしれない。
それで良いのか?
良い訳はない!


【試合結果】 東京V1-1京都

【観客数】 3,007人 (広い味スタでこの観客数だとかなり寂しい)

【得点者】
 東京V:阿部26
 京都 : 安藤66

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:水谷6
 DF:酒井5、秋本5、森下5.5
 MF:駒井5、鄭又榮5(27分 内藤5.5→90分 中村充5)、中山5.5、安藤6
 FW:伊藤5、久保5.5、宮吉5(62分 ドゥトラ5)

【今日の私的MOM】
 安藤 淳:技ありヘッドでなんとかドローに。ありがとう!

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