モービウス（日本語吹替版） 監督/ダニエル・エスピノーサ

【主演】
　ジャレッド・レト　（マイケル／声：中村悠一）
　マット・スミス　　（マイロ／声：杉田智和）
　アドリア・アルホナ（マルティーヌ／声：小林ゆう）
　ジャレッド・ハリス（ニコルズ／声：佐々木勝彦）

【ストーリー】
天才医師マイケル・モービウスは、幼い頃から血液の難病を患っている。同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟の様に育った親友・マイロの為にも、治療法を確立したいマイケルは、コウモリの血清を投与するという危険な治療法を自らの肉体を実験台にして試す。その結果、マイケルは超人的なスピードや飛行能力、周囲の状況を察知するレーダー能力を身につけるが、代償として血の渇望に苦しむ事となる。

【西京極の評価】
制作側としてはDCの『ジョーカー』のポジション狙いなのだろうが、主人公モービウスが闇堕ちする動機付けが弱い。原作コミックの設定は知らないけれど、この映画でのモービウスは医師としての倫理観が強固過ぎて、この話の流れではヴィランにはなれないと思う。スパイダーバースにも絡んでくる様なので、今後その辺りが描かれるのを期待します。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー ☆☆★★★
　演出/演技　☆☆☆★★
　映像　　　 ☆☆☆★★
　音楽/音響　☆☆☆★★