怪物の木こり 監督/三池崇史

【主演】
　亀梨 和也
　菜々緒
　吉岡 里帆
　染谷 将太
　中村 獅童

【ストーリー】
「怪物の木こり」という絵本に出てくる怪物の仮面を被った犯人が斧で相手の頭を割り、脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件が発生。犯人は次のターゲットに弁護士の二宮彰を定めた。しかし二宮の本性は、犯人をも上回るほどの冷血非情なサイコパスだった。事件の捜査が進められるなかで、警視庁の天才プロファイラー・戸城、二宮の婚約者の映美、二宮の協力者で自身もまたサイコパスの外科医・杉谷、そして過去の殺人事件の容疑者・剣持ら、さまざまな人物の思惑が複雑に絡み合い、事態は次第に混迷していく。

【西京極の評価】
「遺体から脳を奪い去る猟奇連続殺人犯」という設定だからさぞや三池崇史お得意のエグい演出満載…と期待して観に行ったのだが、意外にもマイルド。やはり亀梨クン主演で『オーディション』や『殺し屋１』みたいな演出は出来ないか…（苦笑）でも亀梨クンのクールな面持ちはサイコパス役が良く似合う。サイコパス＝殺人鬼という極端な解釈などストーリーや設定にはツッコミどころはあるものの、楽しめる内容ではありました。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆★★
　映像　　　　☆☆★★★
　音楽/音響　☆☆☆★★