SPECTACLE DIARY

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斜位を球面度数で補正?

2011年03月30日 10時05分56秒 | 医療用眼鏡

眼鏡店でよく行われる斜位矯正方法。

近視の外斜位、完全矯正値は S-3.00 1△Base in とします。

この場合、度数をS-3.50Dとやや過矯正気味にすると斜位量が低下する場合があります。

度数を上げると斜位量の少ない方向に移動するので・・・。

(例)S-3.00 1△Base in → S-3.25 0.5△Base in → S-3.50

上記の様にプリズム度数が低下、あえて過矯正にして斜位を防ぐ方法です。

この方法だと斜位量は低下しますが過矯正の状態。

はたしてこの矯正方法は正しいのか?

  

色々な意見がありますが・・・個人的には「No」です。

特に年齢が若ければ若い程、過矯正の状態は避けるべきです。

斜位矯正はプリズムレンズで行う、又は球面レンズ光学中心偏心による偏心プリズム。

これが基本だと考えます、もちろん非球面レンズでは偏心プリズムは出来ません。

  

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