友人のKさんが
ムギナデシコ(麦撫子)を持ってきてくれた、
昨日 Kさんを夕食に招待した、
彼は自分で栽培している花を持ってきて
わが家のカカ様を喜ばせてくれる、
花瓶もKさんが作った作品、
サイズを熟知しているので
持ってくる花に余分も不足もない、
言ってみれば活けた花は
器から花までKさんの作品だ、
彼はこのブログに何回も登場しているが
ひとり暮らし、
不治の病を抱えていると言う事が
なんとも切ない、
おまけに娘は遠方で所帯を持っている、
わが家とは古い付き合いだから
あまり神経は使わない、
❝夕食に招待❞と言っても
特別なもので饗応する訳ではない、
わが家で普段食べている食事の
量を増やして一緒に食べるだけだ、
彼は口八丁手八丁
友人も少なくないし
やることは色々あって昼間は
退屈しているようには見えない、
だが酒を飲まない彼が不治の病を抱えて過ごす
夜の孤独感は計り知れない、
先日風呂から上がって寛いでいたら
彼から電話がかかってきた、
取り留めもない内容に気づいて
しみじみと彼の侘しさ感じた、
そしてそれは
他ならぬ
自分自身の近い将来にも
繋がることになるのだろうと思った。