我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

スキューバダイビング

2024-07-30 15:40:42 | 旅行及びドライブ

連日の酷暑

高齢者には危険な暑さだ、

仕方なく家でパソコンで遊んでいた、

いい塩梅に

11年前に友人らとサイパンに

行った時の写真が出てきた、

目的はスキューバダイビングだった、

俺を除く男3人と1人の女性は

ダイビングの免許を持っている、

そして毎年夏に海外も含めあちこちに

潜りに行っている、

そんな旅行に誘われて参加した、

参加人数は総勢9名だった、

その中でも潜りを予定しているのは

俺を含めて5人だけ、

俺の場合は免許を持っていないので

数時間の実技講習を受けた、

いざ出発

水深5~6メートルを遊泳、

集合写真(撮影者は現地ガイド)

宇宙遊泳気分

子育て中のクマノミを発見、

卵を守って逃げようとはしない、

貴重な別世界を体験した。


八十才の新人作家

2024-07-29 04:42:16 | 俳句、短歌、及び文芸

                                                  安楽寺の参道

 

こんな帯封のキャッチフレーズが目に留まり

この本を買いに出かけた、

丸橋 賢 作の

「はじまりの谷」と言うタイトルの小説、

著者は現在80才、

これが処女作なんだと言う、

しかも作者は私と同じ高崎市内に住んで

昭和初期の上州の山村が舞台だと言う、

文芸に些かの興味を持つ私としては

買わない訳にはいかない一冊であった、

 

最寄りの本屋は数年前に閉店、

已む負えず10キロほど離れた前橋市内の

大型スーパーマーケットの一角にある

本屋に行った、

本屋になど滅多に行かない、

読書の習慣が身についていない、

たまに買うのは短編集とかエッセイ集、

その他は旅に関する本くらいなもの、

本の探し方からしてよく分からないので

店員に聞いたら持ってきてくれた、

支払いも自分で機械を操作する仕組み

のようだ、

書いてあることをよく読めば

自分で出来ないことでもないが

先ほどの店員が丁寧に教えてくれた、

帰ってからチビリチビリ読んでいる、

 

内容は

昭和初期の山村に暮らす

純粋無垢の少年と隣に住む

家族から疎外された老人との交流、

老人は自然の中で

力強く生きる術を伝えるのが

使命であるかのように少年に接する、

九州生まれの私とは舞台は違えど

時代の共通性から

共感するものの多い内容であった。


能舞台

2024-07-23 09:56:06 | 日記

重量感のある4本の柱、

奥の壁には

これ又重量感のある松の古木の絵、

磨かれてピカピカの床板、

これは能舞台である、

あるのは群馬県藤岡市にある

緑野カントリークラブ、

バブル期に作られたゴルフ場である、

当時の会員権販売額が3,000万円程だったと記憶している、

勿論私などには縁のない話であるが

昨日(7月22日)

N町シルバーゴルフクラブのコンペで

ここでプレーした、

殺人的な暑さの中でのプレー、

集中力に欠ける事著しい、

スタートホールでのティーショットが

スライスしてフェアーウエイを外した

地点あたりだろうと思って行ってみると

ボールが見当たらない、

深いラフに入ったのだろう、

いきなりロストボールとなってしまった、

暑さに弱い私には精神的に

大きな痛手となってしまった、

最初からあきらめモード、

ショットはそこそこよかったけれど

パットがガタガタ、

スリーパットのオンパレード、

後半の途中からは

歩くのがやっと、

フェアーウエイにカート乗り入れOK

だったので何とか終わりまで

プレーできた、

結局          前半:49打

            後半:52打

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

           トタル:101打   無残


信濃の三重塔巡り

2024-07-17 14:48:42 | 写真 及び絵画

梅雨のさなか

天気がはっきりしないのは仕方のない事、

10日後に入院して抗がん剤の

点滴を受けなければならない友人Kさん、

頻りに俺をドライブを誘う、

7月16日(火曜日)

上田市周辺の三重塔を写真に収めたい

思いを前から抱いていたので出かけた、

10時過ぎに

上信道藤岡インターから高速に乗り

上田菅平のインターで下りた、

目指すは信濃国分寺の三重塔、

敷地内に隣り合わせて蓮田も有り

ピーク時を過ぎたハスを撮影する

観光客が見受けられた、

三重塔にも益して立派だと思えたのが

本堂(?)の建物、

信濃の国の豊かさを象徴するかのように

威風堂々の言葉が似合う建物であった、

1時間ほどの撮影と参拝で

次の撮影場所に移動、

 

別所温泉方向に向かって30分ほどの 

前山寺

ここも立派な寺だ、

正確に敷き詰められた敷石の参道脇には

寺の古さを物語るかのように巨木が、

門を潜った受付には人はおらず

お賽銭箱のような箱が置かれて

200円の立て札が立っていた、

私は小銭の持ち合わせがなくて

呼び鈴を押して来てもらった、

❝境内で山ユリが咲き始めました❞

と教えてくれた、

異様に私はユリが好きで

この花に反応する、

雨に濡れて首を垂れたヤマユリを

幾つもカメラに収めた、

 

次は別所温泉の領域にある

安楽寺(国宝)

登りの石段がきつい、

山の斜面の一角を切り開いて

八角4層の三重塔、

一番下の屋根は庇(ひさし)に相当する

裳腰(もこし)で1階とは数えないそうだ、

 

次の目的地は佐久市、

新海三社神社

30キロ程引き返す方向になって

1時間近くかかるので

中華料理屋さんで遅い昼食にした、

加えて折角の名湯別所温泉に来てる、

温泉に入らないで帰るのはもったいない、

近くの日帰り温泉「あいぞめの湯」を

教えてもらって入った、

ほのかな温泉の匂いも気持ちいい、

信州の佐久、小諸、上田近辺は

数限りなく来ているが地理が頭に残らない、

特定の縁のあるものがないので

忘れないうちに来ると言う事がないからだ、

別所温泉から佐久までの道のりを

車で走った経験はあるのに長く感じた、

新海三社神社は

人里離れた山の裾野にあった、

境内には人の住んでいる気配は無かった、

参道脇や境内あちこちに

幹回り10メートルは有ろうかと言うような

巨木が立っていた、

ここでの撮影を終えて

信濃三重塔巡り旅を締めくくった。


波紋

2024-07-16 02:15:16 | 写真 及び絵画

過去に撮ったデジカメのアルバムを開くと

興味を惹かれる映像が色々とある、

撮っても整理もせずに仕舞いっぱなしの

写真の多い事、

上の写真もその一つ、

アルバム名は「中禅寺湖の波紋」と書かれている、

殆ど内容など覚えてなかったので開いてみた、

開いて思い出した、

4年前の夏

山友Oさん、Tさんと3人で

日光白根山に登ろうと出かけた、

あいにく深い霧交じりの雨で麓のロープウエイが

運休で登れなかった、

ならば場所を変えて中禅寺湖の外輪山ともいうべき

社山(しゃざん)に行ってみようと言う事になった、

関東一円の名だたる山は登り尽くしたと豪語する

2人から即座の提案故に異論の余地はない、

白根山の登山口からは金精峠を下って

中禅寺湖を半周したところに登山口はあると言う、

距離にして10キロ程、

所要時間20分だ、

中禅寺湖のほとりの駐車場に車を停めて

9時頃には歩き始めたと思う、

途中には観光名所にもなっている

イギリスやイタリヤ大使館の旧別荘もある、

中の見学も無料でできる、

そこを通り越して森の中を歩くこと

2時間ほどで展望の開けた岩場に出た、

標高は1,500メートル程であろう、

中禅寺湖の湖面が眼下に見えた、

波紋を描いて遊覧船やモーターボートが

航行するのが良く見えた、

飽くことなく波紋を眺めていたのを

昨日のように思い出す、

その山友 Tさんは

昨年あの世に行ってしまった、

近々 Oさんに 

Tさんを偲んで一緒に登った山へ

追悼の登山を提案しよう。