我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

花遊び

2024-09-23 09:13:39 | 花 及び植物

同級生のLineグループに

富士山の麓に住む友人の投稿があった、

ススキ、吾亦紅、ミズヒキ、
野菊、山アジサイ 

など自宅の周りや庭に咲く草花を

花瓶に挿したもので

それなりの見栄えする写真であった、

その写真にヒントを得て

わが家の庭に咲く花たちを

花瓶に挿してみた、

大きい順に

① ムラサキルエリア
② ツルバキア
③ サフランモドキ(ピンク)
④ タマスダレ
⑤ ムラサキカタバミ
花々を直立させるため
ハナショウブの葉っぱを
加えてみた、

花瓶に挿して40分ほどして写真に撮ったが
ムラサキルエリアの花は少々萎み加減であった。

た か さ ご や ~

2024-09-19 06:53:45 | 俳句、短歌、及び文芸
一昨日(9月18日)

わが町の公民館で開かれた

能楽の勉強会に参加した、

自分の知らない世界に興味は深々だ、

講師は

この町の出身だという観世流の若い能楽師、

30人ほどが集う教室の周りには

色鮮やかな衣装、

古式ゆかしい面や扇子が展示されていた、

レジュメが配られて

初めに能の歴史を話してくれた、

続いてそれぞれの装束や面の使われる

場面などの説明があった、

2部では休憩を挟んで

参加者全員を含めて

謡(うたい)「高砂(たかさご)」の歌い方を

練習した、

❝たかさごや
このうらぶねにほをあげて
このうらぶねにほをあげて
つきもろともにいでしおの
なみのあわじのしまかげや
とおくなるおのおきすぎて
はやすみのえに
つきにけり
はやすみのえに
つきにけり❞

はぁ~

こんな文言だったんだ!

初めて 高砂 の文言を文字で見た、

忘れもしない

子供のころから明治生まれの父親が

酒に酔って興(きょう)が高じてくると

鼻歌を歌うがごとく歌っていた、

否 

子供心には唸(うな)っているようにさえ聞こえた、

そして結婚式に出席して披露宴になれば

イの一番に父が たかさごや~ を披露した、

時には村内の親類でもない家の結婚式に

招かれて披露していたことを思い出す、

わが家の歌好きのルーツは

ここにあるのかもしれない、

余談になってしまったが

今回の講義を通じてまた新たな興味が

ふつふつと湧いてきた。





昇仙峡

2024-09-15 10:33:05 | 日記

日本には多くの渓流、渓谷があり

観光客の訪れる名所は数多い、

都市部に近くて有名な渓谷の

幾つかの名をあげると

北海道は札幌の近郊に位置する

温泉地としても名高い 

定山渓(じょうざんけい)、

東北地方では岩手県一関市にある

猊鼻渓(げいびけい)、

中部地方では愛知県豊田市足助町にある

香嵐渓(こうらんけい)、

中国地方では瀬戸内海の小豆島にある

寒霞渓(かんかけい)、

九州では何と言っても江戸後期の

思想家、歴史家として名高い

頼山陽の命名だと言う

耶馬渓(やばけい)は

大分県中津市の山間に位置する、

そんな中でも美の中の美を誇る

一番の渓谷美だと言われているのが

関東地方の代表

山梨県甲府市郊外にある 昇仙峡(しょうせんきょう)、

この昇仙峡を初めて訪れた、

自宅からは距離にして150キロ程、

2時間半ほどだ、

甲府近郊は通過はするけど観光は

どういう訳かあまりしない、

そんな事で縁がなかった、

訪れたのは御岳昇仙峡と言う名所、

確かにすごい !

美しい景観が纏まっている、

水しぶきを上げて流れる清流も

岩肌をむき出しに天を突いてそそり立つ

岩峰の数々が一枚の風景の中に納まって

見る者を圧倒する、

渓谷入り口の階段を下って

最初に目にするのが仙娥滝(せんがたき)、

落差30メートルの

大岩を削って流れ落ちる迫力は

観光客の目をくぎ付けにするに充分だ、

何よりも食堂兼みやげもの屋さんの駐車場に

車を停めて歩いて数分でこんな風景が

見られると言うのは高齢者にとってありがたい、

近くのロープウエイを利用すれば

展望台もあり運が良ければ富士山を

見ることが出来ると言う事だったが

曇っていたので上がるのはやめた。


ポーチュラカの花

2024-09-14 11:27:53 | 日記
同級生のライングループに

ひとりがポーチュラカの花をアップした、

それを見て過去に作った歌(短歌)を思い出し

投稿した、

ーーポーチュラカの花の花を見て

嘗てこんな歌を作ったことを思い出した、

恥を忍んで披露させてもらう、


❝諍(いさか)いて
 出かけしままに
  夕暮れて
   買いたる花よ
    ポーチュラカは❞


自分の歌を解説するなんて野暮な事なので

それは控えよう、

読み手の思いのままによめばいい。


雲取山

2024-09-13 10:14:52 | 旅行及びドライブ
昨年に続いて2回目のブドウ狩り、

山梨県牧丘町はわが高崎市からは秩父市を経由して

標高2,000メートルほどの山並みを貫く

雁坂トンネルを通っていく、

トヨタの7人乗りハイエースに乗り合わせるのは

カラオケ仲間で顔馴染みの6人のメンバー、

9時に出発して3時間ほどのドライブだ、

旧知の間柄故に車中はかまびすしい、

秩父を通る車中で

秩父郊外の山間出身のN女史が

こんな話を披露した、

小学校4年生のころ

担任の男の先生が

❝今度の日曜日に雲取山と言う山に登山に行く、

この山では雲が取れるから雲取山と言うんだそうだ、

みんなにお土産に雲を持ってくるから

あした袋を持ってくるように❞と言ったと言う、

7,8人の子供たちは

翌日目を輝かせながら

先生に袋を預けたそうな、

話の結膜は

雲の代わりにヤマブドウの房が入った

袋を子供たちに渡しながら

❝雲も一緒に入れたんだけど

雲はやっぱり山の上でないと

消えてしまうようだ❞

と言ったと言う、

それにしても子供たちに夢を持たせる

話のつくり

途中に山ブドウのあることを

知ってて言ったのであろうかこの先生、

であれば相当の山のベテランに違いない、

60年以上も前の話である。


(注)
雲取山は東京都の最高峰(2017M)でありながら
秩父市に近く市内の三峰神社からも登れる。
                                               三峰神社奥宮から雲取山方面を望む