我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

エイジ・シュート(age shoot)

2025-01-29 14:59:19 | 日記

ゴルフの話
アマチュアーゴルファーにとって
生涯に一度は達成したいとする目標がある、
一つ目が❝ホールインワン❞
私は1回達成している、
二つ目が❝エイジシュート❞
ではなかろうか?

12月27日(月曜日)
町内の高齢ゴルファーで組織する
新町シルバーゴルフ会のコンペが
玉村ゴルフ場で開かれ参加した、
参加者はわずか14名、
高齢化の波がプレーヤーの減少を襲う、
このコンペで私に奇跡と迄は言えないが
それに近い出来事が起こった、
と言うのはゴルファーにとっては
夢とあこがれる“エイジ・シュート”と言う記録に
一歩と言うか3日届かぬ出来事が起きた、
この日私は2人の同伴競技者と共に
プレーしてトータル82打で競技を終えた、
久しぶりの好成績、
コンペは2位に8打差をつけて
ぶっちぎりの優勝、
優勝賞品は5,000円の商品券、
プレー日が3日早くて
記録とはならなかったが
惜しくもエイジ・シュートの
栄誉を逸した、
ゴルフをしない人のために説明しよう、
エイジ・シュートとは?

ーーゴルフの1ラウンド
(18ホールプレーすること)で
プレーヤーが自分の年齢と同じか或いは
自分の年齢以下のスコアーで全ホールを
回りきることーー

私は1月27日現在81歳、
3日後の
1月30日には82歳になる、
❝たら、れば❞を言っても
何の得にもならないが
これが3日後であれば私は
ゴルファーとしては名誉な
❝エイジ・シューター❞と言う
称号を手に入れていたのである、
だがそれを逸したからと言って
悔しがってなどいない、
何故なら過去にこの記録に2回
一打及ばずで逃している、
72歳の時に73打で1打及ばず、
77歳の時に78打で1打及ばず
の記録がある、
だがエイジシュートの栄誉は
記録だけにあるのではない、
健康を害してゴルフを
断念した仲間が山といる、
健康でゴルフを楽しんでいれば
そんなチャンスは幾らでもあると
思って自分を奮い立たせている。


二の足を踏む

2024-12-14 06:34:39 | 日記
                     (ずっと前に撮った写真)
何かと 
二の足を踏むことが多くなった、
何かを
実行することを躊躇(ためら)って
次の一歩が踏み出せない
と言う意味である、
昨日も
栃木と群馬の県境にある
渡良瀬遊水地で
「バルーンフェスタ」なる催しがあると
千葉に住む友人が連絡をくれた、
写真仲間のN君を誘って出かける予定をした、
ところが前日になってN君から用があって
行けないと連絡がきた、
さぁ 困った、
一人で出かけるか
よすか ?
予定は早朝4時出発であった、
目的地までおよそ2時間はかかる、
数十に及ぶバルーンの離陸は
朝の部が6時40分だ、
バルーンが朝日を受けて一斉に離陸する風景
それこそが絵になる、
そんな狙いで決められた時間であろう、
当日になって目は覚めた、
カーテンを開けると暗いながらも
空は曇ってる気配、
さて どうする ?
時間は刻々と過ぎていく、
曇っているのでやめるか?
それとも午後の部(14時半離陸)
を撮りに行くか?

そうこうする内に4時は過ぎ去る、
こうなれば午後の部だ、
6時になり7時になっても
まだ心はグラついていた、

なんでこんなに
迷ってしまうのだろう?

取り合えず曇っているので
天気の様子を見ることにして
朝食を済ませた、

出かける準備などの
行動を起こすのが
億劫なんだ、
だが家にいて
何も感じない時間を過ごすのも
耐えがたい、
悩みはそこのせめぎあい、

12時となり昼食を食べた、
出かけるタイムリミットだ、

カメラを車に積んで出かけた、
目的地近くに通じるR354号に出て
10キロほど走ったところで
スマホを忘れたことに気づいた、
今日(こんにち)遠出にスマホは欠かせない、

万事休す !

この日は行くのを諦めた、
だがフェスタは3日間続く、
さてどうなることやら
俺の悩みは続く。




カラオケも 楽しからずや

2024-12-06 06:19:42 | 日記
                       鶴の舞橋と岩木山

楽しい日々を過ごしている、
“楽しい”と感じる要因は何だろう?
昨日(12月5日)の場合
この日夕方4時から
隣町にある大衆レストランで
写真クラブの忘年会が予定されていた、
そこで午前中は
テレビなど見ながらぶらぶら過ごした後
午後から出かけた、
4時までの時間
カラオケでも歌いに行こうと思って、
普段行きつけの店は 
なんと入口に
「本日貸し切り」
の札が下がっていた、
止む無くまだ行ったことのない
カラオケ仲間に誘われていた
高崎市内から少し離れた住宅街にある店を訪ねた、
「再会」と言う名のスナック、
30人は裕に入る広い店内、
客はその一角に固まって女性客6,7人
つかず離れずの席に案内された、
軽く会釈して椅子に腰を下ろした、
初老のママはすでに私のことを知っていた、
仲間が自分の点数稼ぎに
“その内連れてくる”
と約束したらしい、
ウーロン茶と皿に盛られた寿司が数点
ひとつかみのうどんとおつゆが
テーブルに並べられた、
女性客(おばさんたち)の歌声が
途切れることなく響き渡っていた、
うまくもなく
下手でもなく、
似たか寄ったかの歌いぶり、
いずれも癖がないので嫌味を感じないのがいい、
こちらは新参者
拍手は怠りなく送った、
私が食べ終わったころを見計らって
客の一人が歌を登録する機器
(何というのだろう?)を持ってきた、
変わり映えしない歌だが
“母ちゃんの浜唄”を登録した、
3番目に順番がきた、
一段高いステージに立つと
新参者の品定めとばかりに
おばさんたちの目がこちらに集中する、
それほどの緊張感もなく歌い終えた、
これまでにない拍手、
ママが近づいてきて
“Nさんからは聞いていたけど うまいねえ”
のお言葉、
私の歌がそれなりに評価を得てることは
自覚している、
それでも褒められればやはり嬉しい、
なんせ幼少期からこの方
ノロマで小心者で育ってきたものだから
褒められることなど無かった、
貰ったことのある“賞”と言えば
“参加賞”と“皆勤賞”くらいなもので
知らず知らずのうちに
自己を表現することが苦手になっていた、
それが中年頃になって
カラオケと言う表現手段に出会ったことで
だんだん変わり始めた、
自己表現することに
確かな喜びを感じるようになって行った、
今日(こんにち)の喜びはその延長に過ぎないが
最近は結構褒められる、
褒められれば嬉しい、
有頂天になることだってある、
はた目には見苦しいかもしれない、
3時半まで5曲ほど歌って
そこそこの手ごたえを感じて店を後にした。
                                                               上高地明神池のオシドリ

むさしの村

2024-11-27 06:27:04 | 日記
埼玉県加須市に
“むさしの村”と言うレジャー施設がある、
JAの経営だそうだ、
キャッチフレーズは 
緑の中のファミリーランド、
子供から大人まで自然の中で
農業体験や牧場体験、
あるいは遊園地で遊ぶこともできる、
昨日11月26日
ここの演芸ホールのステージで
カラオケを歌った、
この地のカラオケ仲間に誘われて参加、
一昨日わが町のステージで歌って今日だ、
“あんたも好きね”
と言われそう、
歌った歌は一昨日歌った歌と同じ
“母ちゃんの浜唄”
発表会と言う催しだったので
審査も順位もない、
ただステージで歌っただけの話、
この点は一昨日と同じ、
人前で歌って自己満足するだけだ、
いゃ~ 楽しかった!
なにが ?
充実感を味わうことが出来た、
出場80数名中5番目に歌った、
程よい緊張感が満足感を醸し出す、
5分間にも満たない僅かなひと時のために
2時間かけて駆け付ける、
歌い終わった後の余韻を
いつまでも楽しんでいる、
これから覚えたい歌も見つかった、
“初雪とピエロ”
物語性はないけどメロディーがいい、
早く歌えるようになりたい、
この日出場予定の仲間は4名だった、
だが2人はコロナで欠場、
涙をのんだ、
10時の開演から16時の終演まで
歌って楽しみ聴いて楽しんだ。



曹洞宗廣澤山、大雄院

2024-11-04 00:57:02 | 日記
この美しい三重塔との出会いは
偶然のような必然のような、、、、、
と言うのは存在は知っていた、
しかし現代建築と書いてあった、
やはり三重塔となれば歴史を感じる建造物、
それを必須条件のように感じていたので
ここの三重塔への興味は一歩外でしかなかった、
そんな感じで前回書いた
高勝寺三重塔の写真撮影を終えての帰途
国道50号線を走っていた、
信号が赤に変わって停車した、
広沢町の交差点だった、
あれ?
桐生市の三重塔はこの交差点から
入って行くんじゃなかったかな、
と急に思い出して曲がった、
10分ほど走ったところにそのお寺さんはあった、
曹洞宗廣澤山大雄院
里山の麓に広い駐車場があり車を止めた、
山門を潜って石段30段ほど登っていく、
堂々とした立派な本堂だ、
傾斜地に広がる寺内全域樹木に至るまで
綺麗に整備されて心が洗われるような
お寺さんだ、
先ずは本堂に参拝してから
三重塔に向かった、

竣工は2009年、
大手ゼネコン:清水建設、

なんと!
バランスのいい三重塔だ!
やや小振りなのがいい!
三重の屋根の描く曲線が美しい!
水煙をはじめ各所に貼られた金箔が
建物全体を際立たせている!
市街を見下ろすかのような立地条件は
建物の存在感を高めている、
これぞ現代建築でなければ為し得ない
美しさではなかろうか?
本堂と三重塔を隔てる間には
今は花のない睡蓮の葉っぱが生い茂る池がある、
花の時期に又来たくなる心配り、
憎いばかりだ、
考えられる美しさの総てが込められた
美の結晶 と言えばオーバーか!

門前の幼稚園では
子供たちを指導する先生の元気な声が
響き渡っていた。