我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

運転免許証の更新

2025-01-15 15:46:40 | 老いの暮し
                    (本文とは無関係)

免許証の更新に交通センターに行った、
8時半からの受付に9時ころ行くと
センター内の待合室は人であふれていた、
「更新手続き」の看板に沿っていくと
受付で番号札を渡された、
30分ほど椅子に掛けて待ってると
番号順に呼ばれてタッチパネルの設置された
前に並ばされた、
ここで各自パネルを操作して
次に進むことになっている、
それほど難しい操作ではないが
高齢者によっては
ここで更に車の運転に適しているかどうか
を試されているようなプレッシャーを感じた
と言う話も聞いた、
高齢者による交通事故の多い今日
これも安全な社会生活に欠かせない
関門なのであろう、
そこで
当事者以外には
あまり知られていないことだが
高齢者(75歳以上)が免許を更新するに
至るまでのステップを書いてみた、

① 認知機能検査
落とすための検査ではなく
認知機能に障害が起きてないかを
調べるための検査と考えていい、
ここで引っかかると医療機関の
診察を受けなければならない

② 高齢者講習及び運転技能検査
視力、聴力検査及び運転技能検査
ブレーキを踏むタイミングなど
突発的な出来事への反応が試される

③ 運転免許証更新手続き
再び視力検査と免許証に添付する
写真撮影

それほど難しい内容ではないが
パスするまではプレッシャーを感じる、
それぞれ2時間から3時間程度の
時間を要する。

喜びの種をまけ、楽しみの苗を植えよ

2024-12-29 16:53:15 | 老いの暮し
                10月の多摩湖とユッカラン

自分で言うのも変だが
粋なキャッチフレーズを思いついたので
タイトルに使ってみた、
以下の記事は
“老いの繰り言”
と思って読んでくれればいい。

暮れの一日
朝方散歩に出かけた、
30分ほど歩いて
膝に違和感を感じ始めた、
今年の夏に思わぬことから
車のクーラーで膝を冷やし
それが原因で膝に水がたまり
整形外科で水を抜いてもらった、
一時的には痛みも遠ざかり
治ったかに思えたが
少し長い距離を歩くと痛みが再発する、
若いころなら人間の持つ治癒力で
回復するのであろうが
歳を重ねると治癒力とて衰えるのであろう、
それを感じて一時
もう 散歩は無理なのではないかと
絶望的な思いが脳裏を駆け巡った、、、

だが
待てよ、

今まで通り歩こうとするから
無理なのであって
ペースを落としてゆっくり歩くか
それとも
距離を短縮して歩くか、
いずれにしても
絶望的な考え方はいい結果にはならない
と思い至った、
ところがどっこい
若い頃から体力に自信のあった
輩(やから)ほど絶望的な考えに陥りやすい、
同年代の高齢者とゴルフをしていて
感じることである、

夕方
来年の手帳を買いに本屋に出かけた、
その帰り道
花屋さんの前を通りかかって
ふと思った、
ここのところわが家には花が
全くない、
鉢植えの花でも買って帰ろう、
ところが買いたいような花はなかった、
チューリップの球根が目についた、
買おうか買うまいか
散々迷った挙句
買った、
そうだ
これなら今は花はないが
咲くのを楽しみに待てばいい、
喜びとは
そんなものではなかろうか?
蒔かぬ種は生えぬ、
人生の喜びも然りである。


心の身体障碍者

2024-12-19 15:53:50 | 老いの暮し
                 羽田のコントロールタワー(本文とは無関係)

昨日(12月18日)
運転免許証更新のための
高齢者講習と試験を受けた、
高齢者講習は70歳以上が対象、
75歳以上は加えて
その前(半年ほど)に
認知機能検査を受けて
パスしなければならない、
高齢者講習では
運転技能を確認するために
教習所のコースを走る実技テストと
運転に欠かせない目に検査、
動体視力や視界の幅を調べるテスト、
加えて
明るい所から暗い所に入った場合
視力を回復するのにどれくらい要するか
などの検査がある、
これらに要する時間はほぼ2時間、
終わると
高齢者講習修了証明書をくれる、

終わり間際に
一人の受講生から
こんな悩みが試験官に投げかけられた、

“先生 
私こんなことでいつも悩むのですが
どうしたらいいか教えてください、
あちこちの駐車場で
身障者優先の駐車スペースに
身障者マークのついてない車が
停められていると
そのことが頭から離れないんです、
1回注意したことがあるのですが
逆に開き直られて
怒鳴られました”

試験官

“う~ん
そうですね 
時々見かけますね、
いちいち注意してその度に
気まずい思いをするのも
嫌ですよねぇ、
そんな時には
こう思えばいいんです、
あ~
この人は
心の身体障碍者なんだ、
だからここに停めてるんだ”

思わず私は
“うまい”
と叫んでしまった。

芸能発表会

2024-11-25 15:22:23 | 老いの暮し
                       フォルクローレの演奏

わが町の文化協会主催
芸能発表会に出場した、
芸能の何たるかは知らない、
カラオケを歌っただけの話だけど
芸能だなんて言うと
なんとなくこそばゆい、
言葉を換えれば
爺さん婆さんのサークル活動の発表会と
言う方がぴたりとくる気がする、
カラオケを主体に
太鼓やフラダンス、レクダンス、ハーモニカ
などのサークルが1年の練習の成果を
お披露目するのがこの会の趣旨だ、
これに加えて特別協賛として
町内の企業に所属する若者グループの太鼓と
南米の民族衣装に身を包んで民族楽器を
演奏するフォルクローレ、
これには引き込まれた、
これこそ芸能と言うものであろう、
私はカラオケの部で
福田こうへいの持ち歌
「母ちゃんの浜唄」を歌った、
館内100人ほどの聴衆ではあったが
これまでにさんざん歌っているので
不安はなく気分ノリノリで歌えた、
歌った後の反応は社交辞令も含めて
“よかったよ”の声掛けを数多く(?)頂いた。

喪中はがき

2024-11-20 08:39:44 | 老いの暮し
                          金鑚神社の紅葉

2月に兄が亡くなったので
喪中はがきを出さなければならない、
これには多くのハードルがあった、
手書きなどとても出来ない、
パソコンでやらざる負えない、
ところがパソコンが9月に
故障したので修理に出して
ついでにOSを
ウィンドウズ10から11に
アップロードしてもらった、
そしたらこれまでに使っていた
「筆ぐるめ」ソフトが使えなくなってしまった、
止む無く最新版の「筆ぐるめ」を購入して
インストールした、
すべてがおっかなびっくりである、
勿論今まで使っていた住所録は消え失せて
新たに作らねばならない、
幸い裏面は作られたフォームがあって
亡くなった故人名と日にちを
入れればいいようになっている、
印刷の段になって失敗した、
印刷ボタンを押すと
なんと同じ人物宛のはがきが
次から次へと出てくるではないか!
枚数を指定する欄で
“右の内容で1枚”とすべきところが
“全枚数”となっていたのに気が付かなかった、
5枚ほど無駄にしてしまった、
この手の作業
年賀状でも一年に1回しか行わない、
昨年やったことなど覚えていない、
毎年が初心者だ、
高齢者にはきつい作業を
三日がかりでようやく終えて
安堵の胸を撫で降ろしている。