我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

バックグランド・ミュージック

2025-03-06 05:30:23 | 老いの暮し

早く目が覚める、
今朝(3月6日)は3時だ、
高齢者の習性だそうだから気にはしてない、
小用を済ませてから再び布団に潜り込む、
ウトウトの時間が続く、
夢うつつ状態、
そんな時間も嫌いではない、
過去の旅に思いを馳せたり
良かった時のゴルフを振り返ったり
はたまた苦労して登った山を
懐かしく思い出してみたり、
綺麗ごとばかりではない、
時には胸の奥にしまったままになっている
過去の女と過ごしたひと時が
脳裏を過ることもある、
そんな時いつもコンポにセットしたままの
CDのスタートボタンを押す、
就寝時のバックグランド・ミュージックだ、
今セットしてあるのが
10数年前に通販で買った
ショップジャパン社製
「ヒーリング・ヴォイス」
CD 5枚セット 90曲、
の中の一枚、
このセットには
「アヴェ・マリア」のタイトルで
シューベルト、カッチーニ、バッハの
3曲も含まれている、
他には近年サンレモ音楽祭を機に大ヒットした
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」
はお気に入りの1曲だ、
古典から近現代に至る世界の名曲集は
うたた寝のバックグランドに最適、
歌い手は
世界を代表する歌手が勢ぞろい、
音楽好きな人なら
その名を聞いて思い出す歌姫が多い、
サラ・ブライトマン、シセル、キャサリン・ジェンキンス、
ジュリー・アンドリース、ヘイリー、スミ・ジョー等、
男性陣では
ホセ・カレーラス、パヴァロッテー、ラッセル・ワトソン、
ウイーン少年合唱団、ブレイク等、
未明のひと時は夢の世界と回想の世界を
行ったり来たりするうちに
過ぎてやがて朝を迎える。

美とは何 ?

2025-02-11 13:19:53 | 老いの暮し
                       大洗海岸  
美とはなにか?
ずいぶん前にこんなテーマでブログに
取り上げたことがあった,
だが今は残っていない、
Tea cupブログの終了と共に消え去ってしまった、
どんな内容で書いたのかさえ記憶にない、
そこで再び取り上げることにした、
美は私にとっては最大の関心ごと、
美を言葉で表現すれば
調和(ハーモニー)だと思う、
調和こそ美の神髄、
形の調和、
色の調和、
大きさや長さの調和
周りとの調和と言うこともあるだろう、
人は何故美を求める?
美しいと感じるものには
必ず調和がある、
この調和が無意識のうちにも
心の安定に繋がると私は思っている、
美には自然の美もあれば
人間の作り出す美もある、
人間の作り出す美を時には芸術と言う、
芸術の域に至らなくても
無限に美は存在する、
見る側の感性も大きく関わる、
そこで私は美を作り出してみたくなった、
これまでにも私の感じる美を幾つか
ライングループに提供した、
写真然り、
生け花然り、
心優しい仲間たちはおおむね共感して
❝いいね❞の返信を送ってくれる、
これが暇を持て余す老後の励みになって
最近
草花で鉢植えの美を作り出したくなった、
やがて訪れる春に向けて
多くの球根を鉢に植えこんだ、
チューリップ、
スイセン、
ユリ、
アマナ、
果ては大きな花をつける
カラーまで植えてみた、
草花の鉢植えの
美のポイントは花と鉢の調和だと思う、
そんなことにも頭を使いながらの
作業は楽しくもある、
今は花が咲くまでの
待つ楽しみを味わっている。

運転免許証の更新

2025-01-15 15:46:40 | 老いの暮し
                    (本文とは無関係)

免許証の更新に交通センターに行った、
8時半からの受付に9時ころ行くと
センター内の待合室は人であふれていた、
「更新手続き」の看板に沿っていくと
受付で番号札を渡された、
30分ほど椅子に掛けて待ってると
番号順に呼ばれてタッチパネルの設置された
前に並ばされた、
ここで各自パネルを操作して
次に進むことになっている、
それほど難しい操作ではないが
高齢者によっては
ここで更に車の運転に適しているかどうか
を試されているようなプレッシャーを感じた
と言う話も聞いた、
高齢者による交通事故の多い今日
これも安全な社会生活に欠かせない
関門なのであろう、
そこで
当事者以外には
あまり知られていないことだが
高齢者(75歳以上)が免許を更新するに
至るまでのステップを書いてみた、

① 認知機能検査
落とすための検査ではなく
認知機能に障害が起きてないかを
調べるための検査と考えていい、
ここで引っかかると医療機関の
診察を受けなければならない

② 高齢者講習及び運転技能検査
視力、聴力検査及び運転技能検査
ブレーキを踏むタイミングなど
突発的な出来事への反応が試される

③ 運転免許証更新手続き
再び視力検査と免許証に添付する
写真撮影

それほど難しい内容ではないが
パスするまではプレッシャーを感じる、
それぞれ2時間から3時間程度の
時間を要する。

喜びの種をまけ、楽しみの苗を植えよ

2024-12-29 16:53:15 | 老いの暮し
                10月の多摩湖とユッカラン

自分で言うのも変だが
粋なキャッチフレーズを思いついたので
タイトルに使ってみた、
以下の記事は
“老いの繰り言”
と思って読んでくれればいい。

暮れの一日
朝方散歩に出かけた、
30分ほど歩いて
膝に違和感を感じ始めた、
今年の夏に思わぬことから
車のクーラーで膝を冷やし
それが原因で膝に水がたまり
整形外科で水を抜いてもらった、
一時的には痛みも遠ざかり
治ったかに思えたが
少し長い距離を歩くと痛みが再発する、
若いころなら人間の持つ治癒力で
回復するのであろうが
歳を重ねると治癒力とて衰えるのであろう、
それを感じて一時
もう 散歩は無理なのではないかと
絶望的な思いが脳裏を駆け巡った、、、

だが
待てよ、

今まで通り歩こうとするから
無理なのであって
ペースを落としてゆっくり歩くか
それとも
距離を短縮して歩くか、
いずれにしても
絶望的な考え方はいい結果にはならない
と思い至った、
ところがどっこい
若い頃から体力に自信のあった
輩(やから)ほど絶望的な考えに陥りやすい、
同年代の高齢者とゴルフをしていて
感じることである、

夕方
来年の手帳を買いに本屋に出かけた、
その帰り道
花屋さんの前を通りかかって
ふと思った、
ここのところわが家には花が
全くない、
鉢植えの花でも買って帰ろう、
ところが買いたいような花はなかった、
チューリップの球根が目についた、
買おうか買うまいか
散々迷った挙句
買った、
そうだ
これなら今は花はないが
咲くのを楽しみに待てばいい、
喜びとは
そんなものではなかろうか?
蒔かぬ種は生えぬ、
人生の喜びも然りである。


心の身体障碍者

2024-12-19 15:53:50 | 老いの暮し
                 羽田のコントロールタワー(本文とは無関係)

昨日(12月18日)
運転免許証更新のための
高齢者講習と試験を受けた、
高齢者講習は70歳以上が対象、
75歳以上は加えて
その前(半年ほど)に
認知機能検査を受けて
パスしなければならない、
高齢者講習では
運転技能を確認するために
教習所のコースを走る実技テストと
運転に欠かせない目に検査、
動体視力や視界の幅を調べるテスト、
加えて
明るい所から暗い所に入った場合
視力を回復するのにどれくらい要するか
などの検査がある、
これらに要する時間はほぼ2時間、
終わると
高齢者講習修了証明書をくれる、

終わり間際に
一人の受講生から
こんな悩みが試験官に投げかけられた、

“先生 
私こんなことでいつも悩むのですが
どうしたらいいか教えてください、
あちこちの駐車場で
身障者優先の駐車スペースに
身障者マークのついてない車が
停められていると
そのことが頭から離れないんです、
1回注意したことがあるのですが
逆に開き直られて
怒鳴られました”

試験官

“う~ん
そうですね 
時々見かけますね、
いちいち注意してその度に
気まずい思いをするのも
嫌ですよねぇ、
そんな時には
こう思えばいいんです、
あ~
この人は
心の身体障碍者なんだ、
だからここに停めてるんだ”

思わず私は
“うまい”
と叫んでしまった。