朝のしじま(印旛沼)
ユーチューブをよく見る、
格闘技のチャンネルに夢中になったり、
旅番組で時間のたつのを忘れてしまったり、
カラオケチャンネルで
人の歌を聴いたり
また歌ったり、
昨日ひょんなことから
人の歌に感動した、
それは韓国の歌番組で
日本人が歌う曲であった、
番組のタイトルが「韓日歌王戦」
日韓それぞれに選ばれた歌自慢7名が
歌を競う対抗戦、
何事も日韓対抗戦と言うと
対抗意識むき出しのギスギスした場面を
思い描いてしまうが
韓国の歌い手が日本の歌を歌ったり
その逆もあったり
相手側の歌にスタンディングオベーションで
称えあったり
実に友好的な雰囲気の中で進行した、
日本側の歌い手は全く知らない歌い手ばかり、
それがいずれも劣らぬ感動を
呼び起こすのだからすごい、
こう言う形式の中で歌うとき
本人の実力以上の何かが出るのではないかと
思うほど素晴らしい歌の数々、
日本側で最後に歌ったのが
最年長50歳の無名歌手
歌心(うたごころ)りえ、
歌は さだまさし 作詞作曲で
1980年に発売された
「道化師のソネット」
この曲は日本でもそこそこヒットし
根強い人気でも歌われている
どちらかと言うと通(つう)好みの難しい曲、
この歌を見事に歌い上げて
番組に出場していた日韓の並みいる
歌自慢たちでさえ感動に打ち震え
涙をこぼすほどであった、
とにかくすごい、
八代亜紀でもない、
石川さゆりでもない、
都はるみでもない、
何がすごいかって
声の透明感
癖のない歌いぶりは
聴く者の心を直撃する、
韓国側の男性審査員が目頭を押さえる
シーンが印象的であった、
そんなシーンを見せられて
久しぶりに胸にこみあげるものを感じた、
こんな感動を味合わせてくれる
ユーチューブに改めて感謝である。