相国寺承天閣美術館で公開中の「円山応挙 七難七福図巻」を拝見した。
応挙36歳の時に、大津の円満院の依頼によって描いた全長15メートル全三巻が
一挙に公開されている。
16日の土曜日の昼過ぎにお邪魔したが、展示室は私ともうおひと方のみ、
告知が足りないのか?公開時期が長期間であるからか?
応挙にしてはちょっとさびしい気がしたが、おかげ様でじっくりと拝見することが出来た。
応挙がこんなにも多くの人間を描いているのを拝見したのは初めてであり、
七難七福に際した人間の表情が巧みで臨場感に満ちていて、
いつも冷静に対象を見つめているような応挙とはまた違った応挙に接する感がした。
とくに、風をまきこんで燃え上がる火災のシーンの火が凄い!
以前芦雪の火も凄いなぁ~と思ったことがあるが、
これは師匠の方が圧巻である。
七福は皆楽しそうで幸せが満ち溢れていて応挙も穏やかに筆をとり、
七難は応挙自身が狂気にも満ちたエネルギーで筆をとったのではないかと想像した。
応挙36歳の時に、大津の円満院の依頼によって描いた全長15メートル全三巻が
一挙に公開されている。
16日の土曜日の昼過ぎにお邪魔したが、展示室は私ともうおひと方のみ、
告知が足りないのか?公開時期が長期間であるからか?
応挙にしてはちょっとさびしい気がしたが、おかげ様でじっくりと拝見することが出来た。
応挙がこんなにも多くの人間を描いているのを拝見したのは初めてであり、
七難七福に際した人間の表情が巧みで臨場感に満ちていて、
いつも冷静に対象を見つめているような応挙とはまた違った応挙に接する感がした。
とくに、風をまきこんで燃え上がる火災のシーンの火が凄い!
以前芦雪の火も凄いなぁ~と思ったことがあるが、
これは師匠の方が圧巻である。
七福は皆楽しそうで幸せが満ち溢れていて応挙も穏やかに筆をとり、
七難は応挙自身が狂気にも満ちたエネルギーで筆をとったのではないかと想像した。
世のなかは空しきものとあらむとぞ この照る月は満ち欠けしける
万葉集の中にある歌であるが、詠み人はわからないらしい。
昨晩は、お気楽に旅立ってしまった叔父に、一人残された叔母が心配で
静岡に帰らずに残っている叔母たちと晩ご飯を一緒にした。
世の中は空しきものと…はまさに今の叔母の心境であろう。
そして家に帰る道すがら私も同じ想いで月を仰いだ。
なんだかここ数日はがっかりしてしまってチケットとってあった
十月歌舞伎昼の部も玉三郎丈の牡丹亭も観に行く気にならず
ブログを更新する気力も失せてしまっていた。
こんな想いになるのもやはりばあさんの証拠だろうな。
万葉集の中にある歌であるが、詠み人はわからないらしい。
昨晩は、お気楽に旅立ってしまった叔父に、一人残された叔母が心配で
静岡に帰らずに残っている叔母たちと晩ご飯を一緒にした。
世の中は空しきものと…はまさに今の叔母の心境であろう。
そして家に帰る道すがら私も同じ想いで月を仰いだ。
なんだかここ数日はがっかりしてしまってチケットとってあった
十月歌舞伎昼の部も玉三郎丈の牡丹亭も観に行く気にならず
ブログを更新する気力も失せてしまっていた。
こんな想いになるのもやはりばあさんの証拠だろうな。