東京電力から、一般家庭の電気使用料金平均10.28%の値上げ申請が出されて、
公聴会なるセレモニーが2回行われて、何れも反対論者が多いと聞くが、
この公聴会は単なる法に定められたセレモニーであって、確実に電気料金はアップされる。
結局、日本の自由経済は、弱者が負担を強いられることになっているのが現実だ。
では、弱者は身を護れないのかと言うと、抵抗は出来ると言うことを知ろう。
一般家庭の平均電気料金は月額8.000円前後だと言うことを記憶している。
この電気料金の中には、契約量(アンペア)による基本料金なるものと、
電気を使用した使用量料金とがあるのだと言うことを先ず知らなくてはならない。
節電!節電とマスコミは騒いでいるが、いくら節電しても減らないのがこの基本料金だ。
基本料金はいくら電気を使わなくとも毎月一定額を請求をされる。
一般家庭の契約は、集合団地だと30アンペア、戸建住宅だと60アンペアが普通だ。
そこで、現在の契約アンペアを一ランク小さくすることをお薦めする。
ちなみの基本料金は
60アンペアでは1.638円
50アンペアでは1.365円
40アンペアでは1.092円
30アンペアでは .819円
20アンペアでは .546円
15アンペアでは .409.5円
60Aを50Aに下げると273円が毎月支払が確実に減る。
50Aを40Aに下げると273円が毎月支払が確実に減る。
40Aを30Aに下げると273円が毎月支払が確実に減る。
30Aを20Aに下げると273円が毎月支払が確実に減る
20Aを15Aに下げると136.5円が毎月支払が確実に減る
私が言いたいのは、節電して電気使用量を減らす努力をするのだから
当然、今までの契約量(アンペア)は必要無くなるので、
電力会社との契約を下げるべきが本当の節電になるということ。
273円×Ⅰ2ケ月=3.276円が年間得をするのだから
契約の縮小は弱者のささやかな抵抗ではないだろうか。
場合によっては2ランク契約を下げても問題ない家庭も多くある。
60Aから40Aにすることだ。2ランク契約を下げると年間6.552円も安くなる。
各家庭には、トップ写真のように、契約量分のグレーカーが付いている。
万一使用量が多すぎたとしても、バチンとブレーカーが落ちるだけだ、
落ちたら又上げればいい、そして落ちた時に使用していた電気製品の使用を
ばらつかせて使用したらいいだけのことだ。危険などまったくない。
契約の一ランク下げを全消費者が実行したら、
横暴な東京電力に一矢報いることが出来る。
もうひとつ付け加えると
太陽光発電の買い取り策を大歓迎すると、ソフトバンクの孫社長がコメントしていたが
太陽光発電の普及には、一般消費者がきっちり負担させられていることを知るべきです。
私の家の請求書には、太陽光促進付加金9円が上乗せされている。
ソフトバンクが儲かり、一般消費者がその負担をする構図になるのだ。