タクシー運転手の登録制を強化

今日の新聞に、
「タクシー運転手のサービス低下やマナーの悪さを」という表現で
運転手に対する規制の強化策が検討されて、早くも０８年度には
法規制を行なうとありました。

タクシーを利用して不愉快な思いはほとんどの方が経験しているので、
法による規制も止む終えないかとは思います。

しかしチョッと考えなければならないことがあります。

タクシー運転手の給与システムは、売り上げ金額の５割とか６割の
会社によって違うオールコミッション制だということです。
固定給という保障の枠が無いのです。
したがって売り上げの５～６割だけが収入になるのです。
必然的に売り上げの伸びる長距離客を探して営業をするので
近距離の客には無愛想になってしまうのは人情的に分かります。

タクシー運転手の仕事は過酷です。
退職をしていく数割の人が体調を崩して運転手が多いにもかかわらず
彼らの退職後の生活保障は何もありません。
企業側は旧態依然とした運転手を使い捨て扱いしてるのが現状です。

近々にタクシー運賃が値上がりします。

これを機に一般企業並みに最低保障を設けた給与制度をタクシー業界も
採用すべきだと思います。

運転手の規制ばかりを強化しても業界の給与システムを改善しない限り
運転手の質の向上は無いと思いますが。