東京都内のタクシー料金の値上げがいよいよ本格化しそうだ。
しかしチョット待ってよ。
業界は十分に利益を上げているはず。
その証拠に土地投機、ホテル経営など、有り余った金を
本業以外につぎ込んで、数年前にTとつくタクシー会社は倒産したはず。
そんないい加減な経営業界に更に儲けさせようなんて、
政治と業界の癒着ではないのか。
まだある。
タクシー経営者は運転手をゴミ同然の扱いをして利益を搾取している。
このことを行政は知っているのですか。
タクシー運転手の実情なんてこんなものですよ。
運転手が貰う給与明細書には、基本給・歩合給・残業手当など
もっともらしく活字が並んでいるが、これは労働基準法を
クリヤーするための便法でしかない。
給与明細書の数字は、「最初に売上ありき」で、売上金額から
逆算して各項目に数字が入れられる。
もし売上が無かったら基本給はおろか歩合給などもすべて0円。
要するに今日から病気で仕事を休んだら、今日からの収入は0円なのだ。
保障がまったく無いのがタクシー業界の悪しき給与システムだ。
更にビックリ「足きり」という制度がある。
とんでもない話だが、1日のノルマがあり、そのノルマを達成できないと
その日の売上は没収されただ働きとなってしまう。
それがイヤで運転手は自腹を切って不足分をノルマまで埋め合わせるのだ。
こんな制度が深夜にお多発する「乗車拒否」「無謀運転」になって現れるのだ。
行政の方々はこんな事情を知った上で値上げを決定するの?
業界の給与システム、運転手の待遇改善を実地に検分すべくでしょ。
又パチンコやと同じで在日の経営者が多いことも運転手の
処遇がよくならない理由ではないだろうか。