腹の立つ事ぼやきブログ

今の政治は腹の立つ事ばかり。せめてブログでぼやかせて。

取調室に速記者を入れて調書づくりをしたら

2009年06月11日 15時47分18秒 | 政治
テレビでしか菅谷さんを拝見していないが、
見るからに気の弱そうに見える方です。(ごめんなさい)

16年前、足利警察の刑事たちがドカドカとやってきて、
いきなり家宅捜索と尋問を受けた。

挙句、警察へ任意同行とは言っているが強制同行を求められて
事実上は警察へさらわれたわけだ。

純朴で気の弱い人間が突然娑婆からの縁をぶった切られ
周りがすべて敵の中に閉じ込められてしまうと、
恐怖感と不安感でたとえようもない悲哀感に襲われてしまう。

どんな人間でも警察の取り調べ室へ連行されて、
「今日から君は家へは帰れない」と宣告されれば、生きた心地は無い。

自分はやってないのだから、「私はやっていません」と当然言いますよ。
ところがどっこい、刑事は聞く耳を持ちません。

まして今回はDNA鑑定の結果が黒になっているわけだから
刑事が行った自白させるための取り調べは、
相当過酷な状態だったろうと推察できます。
きっと江戸時代の悪代官が無実の罪を着せるために、
竹で叩いたり石を抱かせたりといった時代劇張りの取り調べだったでしょう。

よく自白調書といわれる本人の自白とされるものは、刑事の自作の作文なのです。
決して自白者が自分の手で供述調書を書いたのではありません。
又本人の供述を刑事が代筆したものでもありません。

あれは刑事が自分で作文をして「こうだろ、ああだろ」と読み聞かせるのだ。
その作文に当然「おかしい」とか「私はやってません」と当然否定しますが、
否定したらものすごいどなり声が始まる。
時によっては留置場へ戻して「頭を冷やせ」とこれを何回も繰り返す。
そうやって自白調書が作成されていく。

そして途中までできた部分ごとに署名をきちんとさせる。
署名をしてしまえば刑事の作文でも本人の自白になってしまう。
絶対に消えない自白調書にです。

中には留置場に刑事の息のかかった人間と同房にして、
その人間から早く認めれば楽になれるからとか、
色々と優しく変な入れ知恵をする。

「ああもう俺はお終いなんだ」と徹底的に落とし込むのが刑事の策だ。

私は若い時に、都内の警察の任意同行なるものを体験している。
その時の刑事は佐伯といい、
今は生きているのか死んでいるのか知らないが
何十年たっても、その佐伯という刑事の名を忘れないし顔も思い浮かぶ。、
今、私の目の前に本人が来たら、何をするか分からないほど恨んでいる。

刑事って奴らは、そんな人間ばかりしかいない。

初めて警察へ連行され、留置所場入れられ、
罪を自白せよと言われ続けられても
絶対に自分がやったなどとは言ってはいけない。

早く留置場から出たいからと、
ついつい刑事の手練手管にひっかかってしまうものだが
このブログを読んだ方は絶対に自分がやったとは言ってはいけませんよ。

政治犯でなければ20日と2日だっけかな、それ以上は拘留されないのだから
疲れ取りに警察にいるぐらいに思ってのんびりするのが一番。

裁判は、自白優先主義だから、調書になってしまったものは
どんなことをしても覆らなうことを良く知っておくべきです。

そんなわけで菅谷さんの警察検事を絶対許さないと
いわれる気持ちが痛いほどわかります。

取り調べ室をビデオに撮ったり、音声を録音したりという話が出てますが

国会開催中に国会の中での発言を記録している方々がいますが、
取り調べはそばに速記者がいて、刑事と容疑者とされた人との会話を
すべて記録する必要があるのではないでしょうか。

国は可視化には反対のようですが、速記者が記録するぐらいは当たり前ではないのかな。
刑事の代筆の自白調書などは信頼性ゼロです。

江戸時代の話になってしまうけど、
暴力で意識の無くなった被疑者から強引に詰め員を押させる
拷問の取り調べとちっとも変っていない。