野田首相がついに自民党寄りの政権へ舵を切ってしまった。
過去の自民党の政官財癒着政治に、ほとほと嫌気を差していた国民は
「国民の生活が第一」という民主党のスローガンに期待をかけて
民主党政権を誕生させた。
残念なことにあのバカ管の不用意な発言によって
参議院は惨敗してしまい、ねじれ国会となってしまった。
60数年の政官財癒着政治で美味しい思いをしてきた自民党は
このねじれ国会を政権奪還だけを目的とした党となってしまい、
貴重な国会質問で、小学生に質問するような単語の問題で時間を費やしてみたりと、
国民から求められたはずの、健全野党の態をまったく無さなくなってしまった。
徳川家康が農民の意思を無視して兵士としてかき集めて豊臣大阪城攻めを行ったように、
庶民の利益を無視して、党利党略を押し出して政権奪還を目的にしているだけ。
自民党は、野党になっても与党の時と同じく党利党略の政治家根性は少しも変っちゃいない。
野田政権は、内閣改造で自民党のご機嫌をとったが、
これは単に大阪城の外堀が埋められ豊臣方の状態に過ぎないだろう。
自民党の本命は解散だろうが、
果たして自民党の思惑通り解散して政権奪還は果たせるか甚だ疑問だ。
なぜならば野党になってしまったここ3年間の自民党の政治手法は
国民の思いをまったく無視し、野党の役目を放棄してしまい、
何も決められない国会にしてしまったからだ。
政権に不慣れな民主党潰しを行ってきただけの自民党が、
次の選挙で政権に返り咲きが出来ると考え、解散を急がせるのは、
少々国民を舐めているのではないですか。谷垣さん。