トルコへの原発輸出について

　昨日はトルコ・UAEとの原子力協定が衆議院本会議で可決されました。第１与党の民主党も賛成の態度を取りました。与党内にも、民主党にも造反者がありました。

　東京電力福島第１原発の事故の現状に目を向けると１９００年からM６以上の地震が７２回起こっているトルコに原発を輸出することは倫理にもとると言えないでしょうか。

　民主党は、昨秋特定秘密保護法案が審議されるにあたっては人々の声に耳を傾け、反対に回りました。けれども、収束には気の遠くなるほどの労力と時間、数えきれないほどの命の犠牲があろうかという福島の事故の状態を知りながら、有数の地震国に原発輸出をよしとしたこと、悲しくてなりません。
　どこの国も、政府が原発に賛成と言ってもそこに住む無名の人々の声は違います。トルコでも多くの人が反対しています。

　与党の不見識と悪は言うまでもありません。けれどもこの度第一野党である民主党が賛成したことはかえすがえすも無念です。
　これら輸出に賛成した人々は人やその他もろもろの命が、多くは抵抗のできないいのちが徹底的に傷めつけられても平気だという神経をお持ちなのでしょうか。やはりいのちより、一時の経済が大事なのでしょうか。彼らはどんなに罪深いことをしているのか、己を深く顧みていただきたいと思います。


　二国間協定は条約扱いで、衆議院の採決が優先されるので参議院で否決されても通ってしまうということです。けれども参議院でどんな論議をするのかは大事だと思います。

４月の活動

４月の活動予定は以下のとおりです。

４月１８日（金）１３時から１４時　　街頭抗議活動（近鉄四日市駅前付近）
４月２９日（火・休）１５時から１６時　　街頭抗議活動（同上）
　１６時３０分～１８時　板谷信彦さんコンサート
　（中部地区市民センター　入場無料・カンパ要請あり）

どうぞお越しください。