のぼさん趣味のブログ

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一級建築士と一級建築施工管理技士の両方を取るとこんな風に感じる

2021年04月28日 | 建設業

これから、建築の世界に入ろうと思う方、そして、受験しようと考えている方

一級建築士と一級建築施工管理技士の両方取りましょう。

一級建築士持ってれば、施工管理技士の一次試験が免除されます。

なぜ、そのように「のぼさん」が考えるのか書いていきます。

最初に一級建築士と一級建築施工管理技士が工事現場で使うアイテム

監理技術者の要件について、国土交通省の指針について記述を見てみましょう

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主任技術者及び監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、

当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他技術上の管理及び

当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を

誠実に行わなければならない。〔建設業法第26条の3〕

**********


最後に【誠実】なんて出てきますので、それを鑑み読み続けていただければ幸いです。


1.両資格の力関係

一級建築士>一級建築施工管理技士 当然「一級建築士」の勝ち

とあるHPによれば

66 一級建築士試験の偏差値

55 一級建築施工管理技士の偏差値

だそうです。

私から言わせれば「施工管理技士は建築士が取れない奴がとる資格」

両方持ってる「のぼさん」だから言える暴言です。


2.試験の内容

試験内容から言えば施工管理技士試験には「製図」が無い。

これは、机上の論理で突破できる可能性が残されているとも言えます。

「施工」という限定された資格である認識が必要です。


3.施工管理技士だけにあるメリット

細かな建設業務に従事するには一級建築施工管理技士のほうが向いてます。

建設業の数有る業務許可要件に「一級建築施工管理技士」の方が多いです。

ただ、それだけです。


私が両資格を持ってるから言える内容なんですけど


現場監督の要件を満たしている「一級建築施工管理技士」ですが

しかし、一級建築士から見れば「施工しか出来んヤツ」なんです。


一級建築士が遥かに有利である事例

私が勤めていた施工会社は「一級建築士」がないと「課長代理」までしか出世できない。

一流会社になればなるほど、この傾向があるのか、セ○○イの所長様は「一級建築士&一級建築施工管理技士」です。

私の場合は違いますが、両資格持ってる場合は「一級建築士」だけを名刺に刷ってる方が多い。

机上の論理だけで突破できる資格であるが故に取得済みの方が建築士の数より遥かに多い


施工管理技士の悪口ばかり書いてますが

今後、格が上がりそうな「一級建築施工管理技士」の情報もあります。

今年(令和3年)から二次試験に落ちた方を「施工管理技士【補】」なんて笑える資格が出来ました。

なので明らかに「補」よりは格上になります。

ただそれだけですよ


※あくまでも資格の内容でですが

恥ずかしいの通り越して「建築士」を見下す「施工管理技士」がいること!

ここまで読まれたら、格下の資格であり、業務範囲が限定されているのも解ると思います。

所詮「限定」された資格で有ることはこれからも変わることはありません。

施工の事を解っていない設計者も多いですが、資格は一級建築士の方が上なのは不変なんです。


余談

【誠実】という言葉は書いているだけなのかな?と思うこと


技術的要件を重んじるばかり、その方の人間性を問わない試験が原因と考えられる結果

統率力がなく「受け身思想が消えないタイプ」が多いように感じてます。

設計者に対して「決めて頂けないと出来ません」という発言をよく聞きます。

決めてもらわないと出来ないのは当たり前ですが、

決めて戴けるような体制を取らないのが原因であって、中には決めてもらっても出来ない強者もいるのでマジで笑えます。

また、言い訳が多く、職方【協力業者】責任を押し付ける勘違いな方も見受けられます。

お客様から【施工管理を任されている】のに何故このような思想になるのか、私には全く理解できません!

当然【誠実さを欠く】「一級建築士」も居ないわけではないです。

今回は詳しくは書かないですが、設計図に「照明器具リストしか無い」「納まりは施工者サイドで考える」

という設計者(一級建築士)

資格の難易度だけじゃその方の能力は解らないことの方が多いということですね。


のぼさんが一級建築士の試験前にやったこと・そしてその後ののぼさん

2021年04月27日 | 建設業

 

一級建築士 373,490人
二級建築士 771,246人

平成31年3月現在

思ったより少ないですね

※2級建築士の登録者数は一級建築士であり2級取得者も含まれていると思います

同じような資格「一級建築施工管理技士」とは勉強方法も異なります。

ここで詳しくは書きませんが、一級建築士の出来る範囲 > 一級建築施工管理技士の出来る範囲

であり、施工と付く限り「業務上、施工しか出来ません」

一級建築士の受験資格要件が変わり、受験しやすくなりましたが試験が「簡単」になった訳ではないようです。

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私が受験した頃の試験形態

現在は知りませんから、私の受験した頃を基準に書きます。

学科試験は「計画・法規・構造・施工」を各25問題

100点満点の71点が合格ラインでした。


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私の頃と試験内容は違うでしょうが、試験で大切なことは

「回答に時間がかかると思ったら、その問は捨てる」
(満点を求められてはいないことを理解しましょう)

これが出来ないと時間が足りなくなります。これは、どんな試験でも同じです。

また、100問題(五択)なので500設問があるので勉強するにもコツが必要。

「物事の関連性を覚える」のが良いと思います。

この方法は僕が現在やってる覚え方・勉強方法です

(後段に当時の勉強方法も記します)

例えば

「道路」という題目が出た場合に

関連する用語「接道義務・道路斜線制限・容積率の算定」というな感じで羅列します。

これを4m道路であれば

「道路幅員はOK」

接道は2m以上あるか?

住居系の地域なら「道路幅の1.25倍の道路斜線制限」「容積率は4m*0.4=160%」

というように関連付けさせます。

ここで大切なことは答を丸暗記するのではなく、導き方を覚えることです。

また、図に書いて覚えることも大切です。

私は、ラジオの内容を覚えるよりテレビの映像を見ながら覚えるほうが記憶に残り易いと感じてます。

図解に出来ないと「製図の試験」には受かりません。

ここまでが、現在のぼさん推奨の勉強方法です。


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この先は、当時の「のぼさん勉強方法」です。

「過去問題」から、1日5問ずつ勉強することを継続的に行う。

二級建築士受験時は1年前からスタートしたので、約9000もの問を解いた計算になります。

この方法で「二級・一級」も突破しました。

自己満足的な勉強方法でオススメはしません、勉強無しで受かる試験でもないのでやらないよりはマシです。

 

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この2つの勉強方法を比べた場合、私は関連させて覚える(勉強)するのが良いと感じてます。

応用力を養うには関連を覚えないと導き出せないという考えに私が落ち着いたのだ思います。

私が日頃注意していることですが

情報は浴びるように受けるべきであり、その情報を整理する習慣を身につける

そして、情報を捨てる勇気も必要

見てもないし聞いてもない情報は頭の中に残っているハズはありません。

思ったことは直ぐに実行に移し、終わったら忘れる

 

ここまで読んで「明日から実践しよう!」て思った方は

残念ながら「変われないタイプ」です。

思ったことは直ぐに実行に移せていないからですよ(笑)

 

考え方を整理できれば余暇でこんなことも出来ます。


暑くなると線路が伸びるんです

2021年04月27日 | 建設業

暑い季節になると写真のように「線路が伸びる」なんてニュースを見聞きしますよね。

それじゃ、鉄筋コンクリート建物の鉄筋も伸びるけど、コンクリートからはみ出ないの何故?

答は「線膨張係数」が同じだからです。

鉄      0.00001

コンクリート 0.00001

実は、コンクリートも伸び縮みするんだよね(^^)

これが成り立つので「鉄筋コンクリート」が出来るのです\(^o^)/

ただし、同じ状態であればという条件を忘れてはなりません。

コンクリートの内部に鉄筋(鉄)があるから、飛び出ないだけだということを!


梁には決められた配筋がありますが、これ知らん人多いねん

2021年04月26日 | 品質管理

梁には構造計算時に決められたXY方向が存在します。

上記のようにX方向とY方向で主筋が上下します。

この方向を間違えるとアウトです。

私が構造計算をしていた10数年前は「XとY」の重心位置を入力してました。

※先日、ビルディングエディタを操作しましたが、スターラップのかぶり厚さで入力する模様

梁も柱もそうなんですが「曲げ」に関しては「外縁から鉄筋重心位置」の距離が重要になります

そもそも主筋径しか変わらないので大差ないように思いたいですが、この数センチが命取りになりかねません。

写真の場合は「X方向で計算していて、実際がY方向で配筋された場合」が該当します。

距離が変わるので「本来の曲げ耐力」が発揮されませんね

これらの勘違いを防ぐために

X方向とY方向の番号を変える(例えばY方向は100番台からスタート)

等を構造設計者はしておりますが、これを現場監督が解っているかは怪しい

以前、25tレッカー車の重量が25tより少ないと思っていた監督がいたもんで・・・

25tより重くないと力の釣り合い条件が成り立ちません(爆)

配筋方向を知らないなんて言ってはいけないし、配筋施工図を書けば気づくハズ

XY方向で主筋位置を変えないと配筋できないとね(笑)

構造図にXY方向の明記があるのは、柱の向きを間違えないようにという構造設計者の思いですが

偶に意匠図と構造図の向きが違うときがあるので要注意です。

そして、X1通りY1通りなんて表現は使わないほうが良い

ABC及び123という風にすれば、XY方向の勘違いの前に考えるハズなので・・・

知らないでは済まされないですが、間違いを未然に防ぐ努力は怠らないことですね!


足場の上は倉庫ではない

2021年04月22日 | 建設業

こんなところに「資材」を置くやつは「死罪」なんてね!

笑い事ではないですよ

高いところにあるもんは「落ちる」という事を忘れてはいけません。

工事現場の事故原因に「慣れ」なんてものがあります。

こんな簡単なことが出来ない「施工業者」とは取引しないほうが良いですね。

現場監督の質も大体察しが付きます(笑)