NOBU_san'S ROOM/南行徳のギター教室

南行徳のギター教室ミュージックメソッドで講師を務めています ギターや音楽に関する こと,南行徳の出来事などを書いています

単板、合板

2005年07月01日 | HOW"S GOING ON?
アコースティックギターの仕様で
トップ材(表の木材)が単板、合板がある。

単板、一枚板である。
一般的に時間をかけて乾燥させる。
楽器用に相応しくない
「くるい」の出てしまった材等は間引かれる。

合板、何枚かの木材を接着剤で張付け
プレスして一枚にする。

ギターの場合、合板より単板の方が高価である。

音はというと、
木材というのは音の振動を吸収してしまう
性質があるのだが
合板のほうがそれが強いらしく
単板の方が響き、鳴りは良い。

単板のギターは経年と使用状態により
音が変化する事がある。
弾き込めば更に鳴るギターになる場合もある。
合板の音の変化はあまり期待できない。
逆をいえば安定したコンディションであるという事だ。

見分け方は
サウンドホール(丸い穴)の
木材の切り口を見ると分かりやすい。
単板は年輪の筋が裏迄通っているのに対し
合板は途中で他木材に遮られ裏迄通らない。

どちらが良いのかは好みの問題だと思う。