のびたけおブログ

家族、食べ物、たまに音楽、たまに更新。

これが最後になるのか?

2008年02月28日 | 出張記

かつて城下町として栄えた首里金城町

全長 300m にわたって琉球石灰岩が敷きつめられた石畳は

琉球王朝時代の栄華の一端を今に伝えている





写真を撮る僕の前に

どこからともなく現れたのは




  シーサー ?

いや、ワンちゃんだ



旅人に温かい しまんちゅ のように

彼 (彼女?) もまた サービス精神たっぷりだ






「狛犬みたいで いいだろう?」








今度はこっちからかい?

好きに撮ったらいいさぁ



写りを考えてくれたのか

顔の向きを変えてくれました




首里城と石畳道を歩いて疲れた後は

ゆんたくそば 御殿山 (うどぅんやま) で美味しい沖縄そばを



築 130 年以上前の瓦家を移築して営業している

沖縄そば専門店



ガジュマルの木を時間をかけて燃やし

その灰汁から作る かん水を使って打った

コシの強い麺は地元の人をも唸らせる味




ほら、メニュー表みて!

「そば」 ではなくて 「すば」 ですから

ここはやはり恥ずかしがらず

沖縄っぽく注文してみる
























「 すば ひとつ お願いします!」









































  「あーい  そば  いっちょうね」




































ちょ  ちょっと おばちゃん

言わせっぱなしですか























「そば」 でも 「すば」 でも

どっちでもいいさぁ



今まで食べたことのある沖縄そばの中で

一番美味しかったぁぁぁ




俺も唸ったのでした






このまま沖縄に残らず

ちゃんと帰京するとしたら

沖縄からは最後の更新です


「のびたけお in 沖縄」

これで おしまい



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首里城

2008年02月26日 | 出張記

沖縄には何度か家族と来ていますが

首里城には行ったことがありませんでした

子連れだとイマイチ盛り上がらないだろうし



これはチャンスだと思い

散策してきました




守礼門

ここを通る者は王国から招かれた客人

門に掲げられた 「守礼之邦」 とは

「琉球は礼節を重んずる邦」 の意味なのだそうです





琉球王国の栄華を偲びながら

歩を進めていきましょう

正殿までは幾つかの門をくぐります



歓会門

首里城の正門で

訪れる人への歓迎の意を込めて

名前がつけられました




瑞泉門

立派なめでたい泉という意味

門の前に 「龍樋」 と呼ばれる

湧き水があります




漏刻門

櫓の中の水時計で

時刻を計っていました

別名 「かご居せ御門」 といい

身分の高い役人も

国王に敬意を表して

ここで籠を降りました




広福門

東側に戸籍を管理する 「大与 (おおくみ) 座」

西側に寺や神社を管理する 「寺社座」 がありました

この門を抜けると 「下之御庭 (しちゃぬ うなー) 」があります




下之御庭は 「御庭 (うなー) 」に入る前の広場で

「御庭」 で行われる儀式の控えの場所として使われていました



今は 「花まつり」 が行われていて

色とりどりの花が咲き

琉球の舞いで観光客を歓迎していました

そして

向こうに見えるのが最後の門

奉神門




中央を通れるのは国王などの

身分の高い人だけでした



この奉神門を抜けたら いよいよ正殿前ですが

ここからは有料です

チケットを買いましょう





























































正殿  と  御庭


「正殿」 「南殿 ・ 番所」 「北殿」 「奉神門」 に囲まれた御庭は

首里城の中心的な広場で

年間を通じて様々な儀式が行われました




きっとこんな感じだったんでしょうね



首里城

14世紀末に創建されたとされる

中国や日本の文化が混合する琉球独特の城

幾度となく焼失 ・ 再建を繰り返す

1879年 首里城明け渡し 琉球王国が崩壊

1925年 正殿が国宝に指定される

1945年 沖縄戦で焼失

戦後少しずつ復元工事がなされ

1992年に首里城公園が開園













真面目な話のまま終わるのも

たまには いいか



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訂正とお詫び

2008年02月24日 | 出張記

「最北端を目指す旅」 の最後に

辺戸岬から 奄美大島 が見えると書きましたが

昨日、何の気なしに地図を見ていたら

重大な誤りに気づきました




奄美大島と辺戸岬の間には幾つかの島があり

天気が良かったとしても 肉眼で見える距離ではないようです

おそらく現地の看板には 「奄美諸島の ~島」 と書いてあったと思います

それを勘違いしたまま

ちゃんと調べずに奄美大島としてしまいました

大変申し訳ありません

辺戸岬から見えるのは 与論島 です

ガイドブックにも そう書いてあります





というわけで

前回の記事を訂正させていただくとともに

改めてクライマックスシーンをお届けします




与論島が見えるぞぉ!








  

沖縄出張も残り1週間です



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最北端を目指す旅 (後編)

2008年02月20日 | 出張記

沖縄最北端を目指す旅

なんでこんな砂利道を走ってるのかというと



ヒロコーヒーファームから

30分ほど北へ走った所に

「タナガーグムイの植物群落入り口」

という看板があったから

国道を曲がって入り込んでみたんです




※ タナガー (川えび) が棲むグムイ (よどみ)




はいはい また  お勉強の時間だよ

普久川中流域の特殊な条件が重なり合ってできた川のよどみに
ここでしか見ることの出来ない貴重な植物が群生している
圧倒的な存在感と厳粛な雰囲気は まさにやんばるのジャングル
周辺一帯は国の天然記念物に指定されている






それにしても狭い砂利道だ

普通車で走るには轍が深い

しかも左右の高さが違うから

意外ときつい

画像じゃ分かりづらいけどね



一抹の不安が頭をよぎる

このまま進んでいいのか?

辿り着けたとしても

U ターン出来る場所あるのか?

バックで戻るのは嫌だなぁ



一度 車から降りて

前方をチェックしてくる

何とも言えないが

もう少し進んでみよう





なんとか辿り着いた タナガーグムイ入り口

でも あれれ?

そこから先はアスファルトの道じゃん





なんと看板があった場所の少し手前に

簡単にアクセス出来る舗装道路があったんです



「じゃあ そっちに看板立てろよ!」






プチ冒険気分を味わえたからいいか

って言ってるのも束の間

この先は更に冒険度アップな感じなんですけど



画像じゃ全然わからないんだけど

これ もの凄い崖なんです



そこを細いロープで降りろと?

雨続きで足場がグチャグチャだろうが降りろと?




しかも入り口の脇に目をやると






生きて帰れるんですか?

いくら仕事のない日とはいえ

出張中は常に勤務中ですよね

行方不明にでもなったら大事ですよね



いや仕事どうこうと言うより



僕には愛する妻と子が

僕には愛する妻と子が
僕には愛する妻と子がぁ





でも ここまで来たからには

何も得ずに帰るわけにはいかない



足場に相当気をつかいながら

ゆっくり ゆっくり

ロープにつかまって降りていきました



でもねぇ

画像だけでは伝わらないのが悔しい

本当~に悔しい





横を撮ってみた

見て! ロープの角度を!

斜度45度はあるでしょ!



スキーをやる人なら分かると思うけど

30度って言ったら

もの凄い難コースですよ

だから ここはそれ以上!

例えるならば





形に規則性のない
つるつる滑る梯子を
前向きで降りる感じ







後ろを振り返って見上げると

鬱蒼と茂ったやんばるのジャングル

圧倒的な存在感と厳粛な雰囲気が・・・





とかなんとか言ってる場合じゃないでしょ














キョキョキョキョキョ

という奇妙な鳴き声が聞こえる




















ヤンバルクイナか?





























しかし姿は  確認できず


































そして軟弱な足は

そろそろガクガク

爆弾かかえた腰は

かなりメリメリ









それでも降りろ

とにかく降りろ

タナガーグムイ

待ってろ!









あっ!









 見えた 


 タナガーグムイ 














しかし そこで目に飛び込んできたのは































どんだけ脅せば気が済むんだ?




俺に何かあったら

誰が蘇生してくれるんだ?







他に誰もいない このタナガーグムイで

俺は人知れず土にかえるしかないのか?







などと大袈裟に書き立ててみたが

とりあえず無事に辿り着いたのであった





「圧倒的な存在感と厳粛な雰囲気が・・・」

って

何度も同じ文章を

使い回すな!




しかし この時

のびたけおに降りかかった

本当の悲劇とは







また来週!


















































いや、そこまで引っぱらないって


































実はね

今回の出張にはデジカメは持ってきてなくて

携帯で写真を撮ってたんですけど



コーヒーファームで張り切りすぎて

バッテリーが風前の灯火







とりあえず電源を切って節約




更に45分ほど北へ走り

金剛石林山へ到着

この期に及んでトレッキング

バッテリーと同じくらい 膝もヨロヨロ




しかし そこから

最北端 辺戸岬 を確認!

歓喜の雄叫びをあげ



目的地へと焦る気持ちは隠せず

下り坂を30分ノンストップで

若干めまいでクラクラ




嗚呼 最後は駆け足であっと言う間の 最北端

手抜きじゃないのよ 最北端

画像がないのよ 最北端

バッテリーがいけないのよ 最北端

ほく たん ほく たん

最北端


嗚呼 最北端は 辺戸岬

「へど」 って読むのよ 辺戸岬

最北端に 立ったのよ 




奄美大島が見えるぞぉ!

2月24日 訂正

与論島が見えるぞぉ!





 




- 完 -



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最北端を目指す旅 (前編)

2008年02月16日 | 出張記


沖縄本島の最北端  辺戸岬です

「へどみさき」 って読みます



ちょっと  お勉強

沖縄本島北部を総称して山原 (やんばる) と呼び
天然記念物のヤンバルクイナは この北部の山林に生息する
「キョキョキョキョ」 という けたたましい声で鳴き
民家や海岸にまで響くこともあるという
発見当初は2千羽いたとされるが
現在はその半分以下に減っている






15日は仕事がなかったので

レンタカーを借りて

沖縄本島最北端を目指す旅に出ました



最近ドライブと言っても

子供達の事を優先して企画するので

もともと長距離運転大好きの僕には

ちょっと物足りないのでした



今回はまさに

走るためだけの

自分のためだけの

ドライブのためのドライブ




那覇から高速道路で名護へ行き

さらに国道58号を北上

直行したとしても3時間はかかるであろう

沖縄本島縦断ドライブ



準備はいいか?

おー!




朝の天気はイマイチだけど

午後からは晴れそう


 


走りは快適

あ~ 気持ちいい~!




 びゅん




高速をおりて名護市街を抜け

左に東シナ海を見ながら走る






走る

走る

まだ走る













海きれいだ

それでも走る

まだまだ走る













まだ走るのか?






疲れたので休憩

腰痛に響くのである



那覇を出発して約1時間半

今どこだ?


大宜味村?

この辺りか

まだ先は長いぜ



ここから国道を右に折れ

本島東側へ横断してから

また北上



40分ほど走って

ようやく最初の目的地に到着




 ヒロ コーヒーファーム 





日本国内でコーヒーを栽培できる北限の地

沖縄に移住したオーナーがコーヒーの栽培に挑戦

自家栽培の純沖縄産コーヒー豆を

自家焙煎して飲ませてくれるのだ




オープンテラスもあるけど

ちょっと肌寒いので小屋へ案内される

木づくりで温かい雰囲気



中に入ると

コーヒーの良い香りが




床にコーヒー豆が敷き詰めてある

いい匂いだ






まずクッキーと一緒に飲み物がでてきた

コーヒーの新芽を加工して煎れたお茶だそうです

レモングラスで香りをつけてあって

これだけでも商品になりそうなくらい美味しい!






トーストとミディアムローストのコーヒーを注文

贅沢なランチタイム

ふと小屋の窓から外を見ると

コーヒーの木が1本ありました




これは6年目の木



コーヒーの木は5年目くらいで ようやく花を咲かせ

僅かながら実をつけるようになってくるのだそうです




沢山とれるようになるまで15年はかかるそうです

採算がとれるようになるまで大変ですねと聞くと

「ようやく皆様にお分けできるくらい収穫できるようになりました」

と言ってました




敷地の裏の窪地に200本

少し離れた場所に800本あるそうなんですが

コーヒーの木の幹はとても細いので

台風が来ると大変なんだそうです



困難を乗り越えて大きく育ったコーヒーの木から

収穫される貴重なコーヒーの実

商品としては使えないものもあるそうですが




大切な豆はすべて有効に活用

こうして床にまいたり

お風呂に入れたりするのだそうです

ヒロコーヒーファームのスタッフの皆さんの

コーヒーへの愛情を感じました




そう考えると このコーヒー1杯も

舌で感じる味以上に

もっと深~い味わいがあるんだなぁ



のびたけお ひとり旅

心に感じました




疲れが一気に癒えたような気がするぞ



辺戸岬を目指して

まだまだがんばるぞ!




皆さんも沖縄北部に行く機会があったら

是非お立ち寄り下さい





ん?

電気の傘に?



















































俺がうつってた





さあ本当に最北端の地に辿り着けるのか

ますます目が離せなくなってきた ひとり旅

この先いったい何が起こるのか

波乱の後編へと続くのであった





ていうか疲れたから2回に分けた



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