階段を
上りきった最上階、
三階から順に観ていきましょう。
この階層は・・・
ガラスの輝きを際立たせるために、
全体の照明を落として工芸品に
スポットライトがあたる...
光りと暗がりの妙なる世界でした. .。+ °
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教会に
なぞらえた
この空間は..." 誓いの間 "
その祭壇前
実際に
この準教会的な場で、
牧師さんを頼み挙式するプランも組めるそう。
千代に八千代に年代かさねゆく、
ギヤマンの品々で囲まれた
婚礼というのも...
幸先よろしう。
光りに照らされ
くっきり浮かびあがる、
ステンドグラス...ギヤマンの壺...瓶...杯。
佇んでいると
闇のなかの輝きに漂うようで、
姿を失くし己もまた人魂だけの光りに...
白光体に還る
そんな
不思議感覚のした、
明暗仕掛けの誓いの間。
ゆらゆら陶酔ゆらゆら...と. .。+ °
ここは、
ジーザス様もマリヤ様も
いなさらないから言うなれば...
亜聖堂ね。
それでは、
亜聖堂空間に展示されていた
ギヤマンの数々を印象順で置きます・°
豪勢!
1840年代ロシアの宮中にて使われていたと...
王侯貴族の贅を尽くした暮らしぶりの
一端が凄すぎます、
金彩リキュールセット。
どんな美酒が盃に注がれたのでしょう・・・
西洋柊の葉と実を思わせる装飾。
唇が触れる
飲み口のところまで、
ぐるりビーズ玉で囲んであるの...
飲みにくくない?
と、現代の平民乃一は、
素朴にそう感じるのでありました。
盃は全部で八つ...来賓用...おもてなし用かな。
赤と緑のビーズ玉、
あの小さいちいさい
点滅する表示ランプとそっくり。
チッカチッカ点滅しだしたら愉快だわ・°
とはいえ、
さすがに帝室所有とされた品...
器から発される威風といい豪勢さといい。
キング オブ リキュールカップ
花の色も人の世も移りにけりな。
帝国は消えても時代の力を
語るに優れた物は、
保存され長らえる
かつての
権勢と技巧の証を、
今にも未来にも声なく伝えるものとして。
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〜 LL p.p.s 〜
上に挙げました金彩リキュールセット。
ギヤマンミュージアムが鑑賞に
お勧めするベスト3内の2位...
1位は先のMus.1に
載せましたシャンデリアよ。
そこでベスト3の3位なのですが・・・
どうにもこうにも、
暗すぎて見えなさすぎて
載せるのを見送ろうかとも考えた末...
出した ( / - .・)/ . .・
ベスト3のうち2つを出したなら、
やはり残る1つも揃えて
スッキリまとめたし。
雰囲気だけでも伝わるとよいのですが・°
なにが何やら
わからない模様としてしか
写っていないゴブレットの柄は、
本当は華やかなアラベスク文様. .。+ °
グラスやコップに蓋付きの発想、
1900年以前からあったものなんですね。
おもしろいのはキャンドル型の細長い作り...
実用というより美術品だわ
以上、
ミュージアムベスト3でした。
ギヤマン鑑賞は...まだ、つ・づ・く・°
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