TVを見てると、ワイドショウで、毎日の様に中国の違法コピー・ネタをやっている。先日は上海万博の歌や建物など。
でも、それを笑えるのかなぁ?日本もかつてそうだったわけだし。昔のTV番組なんて、アメリカの番組のパクリばかりだったし。長い歴史の中では、日本は遣隋使や遣唐使の時代に中国の文化をコピーして成長してきたわけだし。それを、今嘲笑するなんてのは、かつて経済的に成功してバブルを経験した程度の国の驕りだと思う。まぁ、日本が中国に腹を立ててるのはコピーそのものより、何でも有りの精神と、その老獪さであったり「したたかさ」なんだけど。
さて、わが国日本を考えると、経済では最早中国にも追い越され、インドも凄まじい速度で追従して来ている。かつて自慢していたお家芸の技術力もすっかりコピーされ、資源のない国ニッポンの売りが無くなって来ている。原油産出国の油田が枯渇するに等しいほどのゆゆしき問題だ。
そこで前政権の麻生さんが考えたのは、アニメを大々的に新しい資源とする事だったらしいけど、失敗に終わった。まぁ、突拍子もないから一般人に理解するのは確かに難しい。
しかし、日本は立派に観光立国ではあるはずだ。日本を旅するガイジンの気持ちは、海外旅行に行く時の僕の気持と全く同じだと思う。シブヤの交差点に立ち止まって、ビルの写真を無心にカメラに納めている外国人観光客をよく目にする。
でも、ライブハウスに彼らが訪れる事はまず無い。これって、ちょっと異常なことなんじゃないかな。だって、海外に行くと、ライブハウスは外人だらけだもの。NYは勿論、キューバだって観光客だらけ。パリでそれを見分ける事は難しかったけど、多分、観光客が多かったんじゃないかな。インドなんて、完全に観光客目当てでみんな演奏している。(勿論、神様やインド人のために演奏されるものも多いだろうけど)
僕が海外旅行して、演奏を観に行くとしたら、まず、その国でしか聴けないものを聴きたいと思う。アメリカの真似をしてるものなんか、絶対聴きたくない。そういう意味で、キューバには完全に独自性が有ったし、ジャズに関しても「ラテンジャズ」というものが確立されてて、ラテンジャズとは言い切れない独自のジャズまで聴く事が出来た。パリで聴いたジャズは、NY寄りなものが多かった事が凄く残念だった。でも、それは、たまたまかもしれないし、日本に届くものは独自性の有るものだったりする。
ジャズの本国アメリカで独自路線を牽引するのは当たり前だし、ジャズに関して言うと、南米もヨーロッパもそれぞれ独自路線が有るからこそ、観光客はライブに集まり、CDは世界中で売れている。(ポップスはアメリカやイギリスのモノマネが多いけど)
日本ってどうなんだろう?実力者が結構居るのに、意識レベルが全体的に低い感じがする。ミュージシャンもお客もお店も・・。NYに追いつけ追い越せって時代じゃないと思う。で、独自の世界観を持っていて世界に通用する人は、当たり前だけど、殆ど日本では生活していない。これって、技術力を海外に持っていかれてる状況と同じじゃないのかな。
僕も一応は、あがいてはみるけれど、やはり才能に溢れた若い人達に期待したい。僕が生きてる間に、NYからの観光客が大勢でトウキョーのライブハウスを訪れるという光景が見れると嬉しいな。
でも、それを笑えるのかなぁ?日本もかつてそうだったわけだし。昔のTV番組なんて、アメリカの番組のパクリばかりだったし。長い歴史の中では、日本は遣隋使や遣唐使の時代に中国の文化をコピーして成長してきたわけだし。それを、今嘲笑するなんてのは、かつて経済的に成功してバブルを経験した程度の国の驕りだと思う。まぁ、日本が中国に腹を立ててるのはコピーそのものより、何でも有りの精神と、その老獪さであったり「したたかさ」なんだけど。
さて、わが国日本を考えると、経済では最早中国にも追い越され、インドも凄まじい速度で追従して来ている。かつて自慢していたお家芸の技術力もすっかりコピーされ、資源のない国ニッポンの売りが無くなって来ている。原油産出国の油田が枯渇するに等しいほどのゆゆしき問題だ。
そこで前政権の麻生さんが考えたのは、アニメを大々的に新しい資源とする事だったらしいけど、失敗に終わった。まぁ、突拍子もないから一般人に理解するのは確かに難しい。
しかし、日本は立派に観光立国ではあるはずだ。日本を旅するガイジンの気持ちは、海外旅行に行く時の僕の気持と全く同じだと思う。シブヤの交差点に立ち止まって、ビルの写真を無心にカメラに納めている外国人観光客をよく目にする。
でも、ライブハウスに彼らが訪れる事はまず無い。これって、ちょっと異常なことなんじゃないかな。だって、海外に行くと、ライブハウスは外人だらけだもの。NYは勿論、キューバだって観光客だらけ。パリでそれを見分ける事は難しかったけど、多分、観光客が多かったんじゃないかな。インドなんて、完全に観光客目当てでみんな演奏している。(勿論、神様やインド人のために演奏されるものも多いだろうけど)
僕が海外旅行して、演奏を観に行くとしたら、まず、その国でしか聴けないものを聴きたいと思う。アメリカの真似をしてるものなんか、絶対聴きたくない。そういう意味で、キューバには完全に独自性が有ったし、ジャズに関しても「ラテンジャズ」というものが確立されてて、ラテンジャズとは言い切れない独自のジャズまで聴く事が出来た。パリで聴いたジャズは、NY寄りなものが多かった事が凄く残念だった。でも、それは、たまたまかもしれないし、日本に届くものは独自性の有るものだったりする。
ジャズの本国アメリカで独自路線を牽引するのは当たり前だし、ジャズに関して言うと、南米もヨーロッパもそれぞれ独自路線が有るからこそ、観光客はライブに集まり、CDは世界中で売れている。(ポップスはアメリカやイギリスのモノマネが多いけど)
日本ってどうなんだろう?実力者が結構居るのに、意識レベルが全体的に低い感じがする。ミュージシャンもお客もお店も・・。NYに追いつけ追い越せって時代じゃないと思う。で、独自の世界観を持っていて世界に通用する人は、当たり前だけど、殆ど日本では生活していない。これって、技術力を海外に持っていかれてる状況と同じじゃないのかな。
僕も一応は、あがいてはみるけれど、やはり才能に溢れた若い人達に期待したい。僕が生きてる間に、NYからの観光客が大勢でトウキョーのライブハウスを訪れるという光景が見れると嬉しいな。
あんなパフォーマンスを定期的にやってる場所なんか国内に有りません。
日本人は自国の文化にもっと目を向けるべき。
先日、北野たけし氏が言ってました。
「知ったかぶりして、侘び寂びや武士の魂を語った所で、海外ではウケない。もうそれが既にリアルなもんじゃないって事は海外でもバレてて、もっと日常的なものが求められてる。」
なんか、ここまでリサーチした上で独自路線を貫けるって、やっぱこの人は凄いなと。
僕も海外にウケるためとかで、日本古来の音楽をジャズに取り入れようとは思っていません。今の日常生活から生み出されたものをと思っています。
でも、コピーキャットを止めて、自分で何かを作り出す労力って大変だし、それを発表するって凄い勇気の要る事だと思います。