

ショート・ステイの2日目、朝。ホテルで朝食をとる。
今日も朝から観光。8時にマイクロバスのお迎えが来る。また違う人達との団体行動・・大丈夫だろうか。(笑) まずは1時間ほどかけて郊外へ。

バンテアイ・スレイ到着。

参道には幾重にも門が有り、それぞれに細かい装飾が施されている。
因みに、映っているカップルはツアーメイトでもなく全然知らない人。あまりにも観光客が多いため、自分が撮ってもらうとかしない限り、被写体だけで撮るのは不可能。

10世紀半ばの建築物でラージェンドラヴァルマン二世とジャヤヴァルマン五世によって建立された。アンコールワットより古くて、小規模なヒンドゥ寺院。

えらい活きの良い地鶏。美味しそう。(笑)
低いリンガが立ち並ぶ参道を進む。その両脇にはお堂が建っていたのだが、砂岩で造られたため、殆どが倒壊しており石柱や枠組みだけが残る。

いよいよ周壁に囲まれた中央祠堂が見えてきた。

石柱にシーサーに似たレリーフが。沖縄との共通点を感じる。

お堀に囲まれ、中央祠堂に向かって参道が真っ直ぐ伸び、二重、三重の周壁を持つ建築様式は今まで観たカンボジア・ヒンドゥー寺院に共通する。これは、かなり小っちゃいけどね。

第二周壁の門。
それぞれにヒンドゥー教のシヴァ神などの神話をもとに細かいレリーフが施されている。

中央祠堂。入口の両脇に「東洋のモナリザ」と称されるデバター像が有る。

「東洋のモナリザ」ズームアップ!
倒壊の危険性と保護のため、近くに行くことはできない。手前の像がどうしても刺青したタヌキにしか見えません。(笑)

経蔵に描かれた、瞑想をするシヴァ神と妻のウマの像。
ゴチャゴチャして分かりにくいけど、真ん中の黒っぽいのがシヴァ神らしい。

中央祠堂の左右に経蔵が並んでいるってのも、この国の建築様式に共通している。
全てにヒンドゥー神話が描かれているのだが、まぁ~、どれも荒唐無稽で無茶苦茶で結構笑える。神様ともあろうお方が間違えて嫁焼き殺したり、嫉妬心から美人妻をババァに変身させたり。男尊女卑の文化が無いと、この教えはどう考えても広まりっこ無いなぁ。(笑) 現代ではどう教えてるんだろう??

中央祠堂を横から眺める。

裏側から眺める。

こちら側にも「東洋のモナリザ」。
ガイドさんに「裏門を入れて撮ると、額縁に入ってる様に見えますよ~。」と言われて撮影。人に言われた通りに撮るのってどうも苦手みたい。(笑)
バンテアイ・スレイの見学を終え、車に再び乗り移動する。
この後、アキラ地雷博物館へ行く。子供の頃、誘拐されて兵士として育てられたアキラ氏(日本人ではない)が自らの地雷を埋めた経験を活かして、その撤去作業を仕事にしている。これはその資料館。ポルポトの事も知りたかったので、是非寄ってみたかった所だ。日本のTV番組「世界バリバリバリュー」で取り上げられたVTRも資料の一つ。(笑) 紳助、懐かしい~。昨日行ったアンコール遺跡もポルポト派に占拠されていた。あの橋を戦車が往来していたなんて今では信じられない。

民家訪問。庭に自生するカシューナッツを初めて見てビックリ。

ヤシの実から作った飴。程よい甘さで美味しかった。

更に移動してバンテアイ・サムレに到着。

後に広がる参道。
今では石畳も剥がれ、ガイドさん曰く「この参道には牛飼ってる人しか歩いてないです。」だそうな。ジャングルには毒蛇も沢山いて、捕るとかなり高く売れるそうである。

第一周壁に入る。
12世紀初頭、スールヤヴァルマン二世によって建立されたヒンドゥー寺院。

第二周壁を抜けると中央祠堂(右)と経蔵(左)が有る。

中央祠堂の雄姿。

ここにもヒンドゥー神話のレリーフが有るが、観光客も少ないのでゆっくり見学できる。

シェムリアップに戻り「カフェ・トゥムネイ」で昼食。まずはビール。

野菜中心のヘルシー・メニュー。
女性は喜びそう。てか、カップルが一組昼食前に抜けて、只今、男は僕一人・・。



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