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カンボジア旅行/初日アンコール・ワット、プノン・バケン~パブ・ストリート

2014年04月14日 14時01分27秒 | カンボジア旅行2014
憧れのアンコール・ワット。日の出の幻想的な姿を早朝に観て、午後は本格的に細部まで観る。


お堀の橋を渡ってすぐの門。
朝は王様専用の真ん中の入口から入ったが(暗くてよく分からなかったけど)、今回はその右手の門から入り周壁を抜ける。


ヴィシュヌ神像がお出迎え。地元の人々も普通にお参りしている。


周壁を入ってすぐ裏側に有名なデバター(女官)のレリーフが有る。


歯を見せて微笑むデバター。
当時、歯を見せて笑う事はとても下品だとされていた。なので珍しい・・と。これ、クイズによく出ます。


参道を進む。
朝と全然違う風景。暑い。気温は40度ほど。でも、汗をかくのがだんだん気持ち良くもなって来た。


日の出を見た池に再びやって来た。

第一回廊から第二回廊までは、アンコール・トムと似ていて、暗いトンネルを抜ける感じで、途中に吹き抜けのスペースが有り、そこで胸を叩くと「ドンドン」とホール内に響く。サックス吹きのせいか肺がデカいため、人の倍くらいの音量で鳴ってしまうので、周りの人がビビる。


第二回廊にある窓。
このソロバンの様な格子はクメール建築独特のもので、強烈なカンボジアの日差しを和らげる効果も有るとか。


第二回廊を抜けて、いよいよ第三回廊と中央塔が見えてきた。ここで急な階段を登る。
しかし、このシェイプ、カッコいい。インドのカジュラホで観た、カンダーリヤ・マハーデーヴァ寺院がツボにはまったのだけど、インドのヒンドゥーには「聖なる山」の存在というコンセプトが有るので、建築様式の中に同様に取り入れられてる様な気がする。第三回廊に登るのはまさに登山の様だ。


第三回廊からの景色。
手前が第二回廊、すぐその裏に第一回廊、その裏手に見えないが池が有り、遠くに見えるのが周壁。


参道は周壁の外も一直線。


観光客が居ないスポット発見!人、多過ぎ。


ゆっくり第一回廊と第二回廊を見下ろす。


第三回廊から見上げる中央塔。


見学を終えて第三回廊を下りる。
階下から、この後夕陽ツアーが有るから急いで欲しいと言われる。これだから団体行動は苦手だ。自分のメインは夕陽よりここなのに・・。


第一回廊に戻り「乳海攪拌」のレリーフを観る。


インドの叙事詩「ラーマーヤナ」のレリーフ。
ラーマ王子と20本腕の魔王ラーヴァナとの戦いを描く。


こちらは「天国と地獄」の閻魔大王。ちっちゃい罪人たちに剣を突き立て、判決を言い渡しているシーン。
数々の拷問シーンのレリーフを見ながら思ったのだけど、若い時に観たホラー&スプラッター映画の名作「ヘルレイザー」とコンセプトが似ている。顔面にクギ打ちつけるとか・・。ってことで、ここは12世紀のヘルレイザーって感じかな。

さぁ、夕陽ツアーに向けて出発。プノン・バケンという小さな山の上に建つ遺跡からサンセットを観る。しかし、ここ最近、韓国人を中心とした観光客が大変多くなり、また、入場制限をしているため、良い場所の確保どころか、遅れると登山も出来ないとの事。それで、ガイドのチャンレイさん焦ってたのか。最後の方のレリーフの説明が、メチャクチャ急ぎ足だったし。(笑)


象に乗って登山という手もあるが、お金がかかるのと、こちらも人数制限が有るためパス。歩いて登った。


プノン・バケン遺跡。この真正面に太陽は沈む。べスポジ、ゲット。
しかし、ご覧の通りの曇り空。結局、サンセットは拝めず。まぁ、山頂から360度のアンコールの大パノラマは満喫できたけど。でも、それより僕はさっきの地獄を満喫したかった。


下山途中に現れたバクセイ・チャムクロン遺跡。
よく見えない・・・。アンコールは石を投げれば遺跡に当たるってくらい、遺跡がゴロゴロしています。(笑)


麓には楽団が。
カンボジア伝統のクメール音楽に影響を受けたミュージシャンも少なくない。ざっと挙げれば、パット・メセニーやジョー・ザビヌル。そこで事前に調べたのだが、遺跡の入口などにこういう楽団が必ず居て、CDを売ったりドネーションを貰っているらしい。この人達、実は元々ミュージシャンではなく、地雷などのせいでハンディキャップを負い、仕事も無く、多くが物乞いをして生活していたのを、政府が率先して音楽教育を施し、この様にミュージシャンとして演奏活動で生活するようになったという。カンボジアの観光立国としての、このやり方は非常にクレバーだと思う。勿論、僕も寄付させてもらった。

さぁ、朝から沢山歩いた。腹も減った。メシを食おう。ツアーバスの運転手さんにお願いしてダウンタウンに有る「パブ・ストリート」に向かって貰う。(ここでも団体行動せず。笑) 名前の通り、パブやレストランがひしめくストリートである。

今夜は化学調味料を使わない・・で有名な「クメール・キッチン」でディナー。


はい、ビールでお疲れ!
これは「アンコール」ではなく「アンチョ―・ビール」。カンボジア・ビールの2大巨頭ながら名前がややこしい。


春巻き~。美味い。


牛クシ。美味いんだけど・・なんか、日本の居酒屋で呑んでる気がしてきた。


これは麺だっけかスープだっけか・・。とにかくレモングラスがえらく歯にはさがった思い出が。(笑)

ピッチャーで頼んでもビールは超安い。水の様に飲んでたら睡魔が・・。長い一日だったなぁ。寝よう。




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