昨夜のライブの模様。宮地スグル(ts)5<西尾健一(tp)、柳隼一(p)、南山拓郎(b)、公手徹太郎(ds)>@江古田そるとぴーなつ
バンドが生物だという事は常々言ってるけど、コロナ禍で結成して2年経ち、このバンドがとうとう凄まじい成長を遂げたという事を昨日実感しました。難曲オリジナルやスタンダードの独特なアレンジばかりだけど、メンバーの皆んながそれをよく理解し、咀嚼して、ここまで持って来れたと思います。こうして達成した後、僕の脳内に元々ある理想やコンセプトから手を離れて自由になって更に成長するのだと思います。
でも、残念な事にお客さんはとても少なかったです。先月のロングツアーで月末まで告知が出来なかった自分のミスではありますが、次回は是非沢山の方々に聴いて頂きたいです。次回は11/8(水)に決定致しました!
お越し頂いたお客様には、僕のアレンジを褒めて頂き、「また必ず来ます!」と仰って戴きました。
また、ふらっと入って来たアメリカ人の二十歳の学生さんがとても感銘を受けたらしく、興奮気味に早口の英語で捲し立てる様に感想を言ってくれました。大学で音楽(ジャズサックスを専攻)と哲学を専攻しているらしく、僕のテクニックや経歴などを聞かれた後、今大学で学んでる事などを話してくれました。フレーズをはめ込んで音数多く吹きまくるスタイルから、ストーリーをソロの中で生み出す方法を学んでる…と言うので、「良い先生についてるんだね。」と言ってあげるととても喜んでました。
彼が高校生の時コンペでパーカーのフレーズを繋ぎ合わせて吹いたけど、あれはアドリブじゃないよね…なんて言うので、僕も、バークリーのステイトメント・オーディションでスティットの循環のソロを9コーラスそのまんま吹いたら、審査員の一人(フレッド・リプシャス)が10コーラス目を吹くように要求して来て、丸暗記しかしてなかった僕は大したソロが吹けずに終わり、その後そのフレッドが「今のソロってスティットのソロだろ?俺、全部覚えてるから。」って言われた…と思い出話をしたら、大爆笑されました(笑)
いやぁ、それなりに楽しい夜でしたが、英語は疲れる。何とか聞き取りは出来るけど、自分が言うべきフレーズを完全に忘れてる。話してるうちに少し思い出したけど。前から言ってるけど、英語も勉強しなきゃかな。
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