星野ジャパン、韓国に完敗。

TVのワイドショウでは「惜敗」と報じていたが、いえいえ。まさに完敗。不調のイ・スンヨプを使い続け、最後の最後で値千金のホームラン。韓国国民にはたまらない瞬間だったことでしょう。

巨人の試合の生中継さえ最近はめっきり減って来た昨今、プロ野球の死活問題という事も考えて星野監督も立ち上がったのだと思うけど、やはり、世界に通用しないという現実がクローズ・アップされた結果に終わった。子供達をはじめ、情報が豊富な現代で、時代は巨人がどうのではない。世界で日本人がどれほど活躍しているかだ。プロ野球は長い事、人気の上で胡坐をかいて来てその結果、現在の状況にあるわけだ。危機的立場にある事は星野さんが一番よく理解していると思う。今日の試合を見て、今後も野球をやる若い人達はメジャー・リーグを目指す１クッションとしてしかプロ野球を考えないだろうし、僕は少なくとも今後、井の中の蛙的なプロ野球のプレーを見て全く面白いとは思わないだろう。優勝目前の阪神ファンではある（「あった」かな？？）けど。

杉内はよく頑張っていたと思う。でも、チャンスに繋げる攻撃が出来なかった打撃陣をはじめ、日本人の精神面の脆弱さがあちらこちらで見えた。最後の凡フライをエラーしたのは象徴的だった。今日は中盤までは勝てた試合だったにもかかわらず・・だ。今、思えばワールド・クラシックで優勝した時はイチローや松坂が居て、勝ちにこだわる姿勢が選手の中に強く有り、引っ張る人間がやはりイチローだった。世界に通用する人は違うと感じたし、そういう人がプレーする姿は感動するし面白い。北島康介の泳ぎも全く同じだ。

昨日のソフトボールを見ただけに、アマチュアの気迫に大きく水をあけられた感の日本プロ野球。今に、本当にもう誰も中継なんて見なくなっちゃうよ・・。