プラハ4日目の今日は、この旅の最大のミッションの一つ「Jam Session」が夜に有る。
この日のジャムセッションためにネットで色々調べて、プラハ滞在を4日間に延長した。しかし、明日は朝一番にバスに乗ってチェスキー・クルムロフに移動しなければならない。バスターミナルは市街地から少し離れている。明日の朝を考えると、どうしてもバスターミナル近くのホテルに泊まりたい。しかし、セッションが終わるのは夜中。終電でホテルに帰れるのか?
色んな不安がよぎるが、結局、バスターミナルの真ん前のホテルに泊まる事にした。「グランドホテル・ボヘミア」をチェック・アウトし、バスターミナルへと移動。
明日乗るバスの確認。停留所も確認できた。明日の朝は着の身着のまま、ここに来れば良い。
荷物をホテルに預け、地下鉄に乗り込み、再び旧市街地へ。
Brecker Bros.のポスター。
あちこちにジャズ・コンサートのポスターが貼ってあり、この国のジャズ好き度合がよく分かる。
今夜のジャムセッション会場「U Staré paní」。
うん、これで迷わずに行けるぞ。地下はライブハウスで上はホテルになっている。ここに泊まるって案も有ったが、明日の朝の移動を考えると難しい。
今日は本当に良い天気。ティーン教会。
お馴染みの旧市庁舎。
正午を前に天文時計前は黒山の人だかり。
試しに違う正時にも行ってみたが、やはり黒山の人だかり。窓が開いて人形がクルクル回るだけの大したイベントではないので、一度見たら十分。それでも、これだけ毎時集まるという事は、毎日それだけの観光客がこの街に訪れるという事だ。さすがヨーロッパ人が憧れる街No.1「Praha」!
観光で意外と大切で知っておきたいのは、その国のトイレ事情だ。海外は有料トイレが殆ど。値段もまちまち。毎回、レストランの無料トイレに入るわけにも行かないので、トイレの場所と値段の確認が重要。地下鉄の改札あたりのトイレは5CZKと比較的安いので使える。入口でおばちゃんにお金を払って、入場する。
二日目の観光は雨に降られたので、プラハ城リベンジ! 今日のプラハの街は美しい!
青空の下のプラハ城正門。今日は入場せず。
のどかな風景です。
天気が良いと赤茶色の屋根やクリーム色の壁が映える。
日本大使館が有った。
ここに来る途中、建物の中からトランペットやバイオリンを練習する音が聞こえて来た。江古田に並ぶ文化度の高さ。(笑)
二日前にも来た、カレル橋の門前。
で、今日も渡ります。
モルダウ川とカレル橋。
若手中心のトラッド・ジャズ・バンド。チェコのジャズってこういうのばっかなのかなぁ~。
カレル橋も見納め。よ~く目に焼き付けておこう。
旧市街広場に帰って来ると、特設ステージの建設中。なんかイベントが有るのかなぁ。またまたトラッド・ジャズのバンドや大道芸人が集まっている。
何度も通った旧市街広場も今日で見納め。
二日目の夜に行った「AghaRta Jazz Centrum」の入口。
市場。完全なる復習コース。
さ、お昼にしましょう。旧市街広場を見渡せるカフェで、まずは黒ビール。
今日は絶対に野菜食べたるねん!と、シーザーサラダを注文。肉食男子は返上。
やっぱねぇ、「Pilsner Urquell」最高ですよ。今日も美味い!
下手っぴなテナーのお爺ちゃんもいたけど、バグパイプも居た。音楽万歳な街。
火薬塔。
昨夜行ったスメタナ・ホールと火薬塔。位置関係はこんな感じ。
名残惜しさを堪えて、再び地下鉄に乗りホテルに向かう。
なんの飾りも無いだだっ広い部屋。一人には広すぎる。
窓から遠くの旧市街を眺める。さ、少し昼寝をして夜のジャムセッションに備えるべし。
夜、地下鉄に乗って旧市街へ。ちょっと興奮。
下調べのお陰で迷わず入店。
入場料を払おうとすると「演奏者からお金は取らないわ。」と店員の女の子に言われる。おぉ、それでは・・といきなり大ジョッキのビールを頼む。その後、演奏しない旅行者なども来店して来る。
本日のホスト、Libor Šmoldas(g) Trio の演奏がスタート。
普通、セッションでホストバンドが最初に演奏する時は、いわゆるセッション曲は避けて、凝ったものやマニアックな曲を演奏するもんだが、いきなりド・スタンダードの「There will never be another you」を演り始めたので度肝を抜かれる。でも、その演奏がこれまた良いのだ。
実は、日本で旅行前に、ネットでジャムセッションの場を探している時、このお店とLiborを知り、彼を検索するとYouTubeで演奏をチェックする事が出来た。チェコ出身のベーシストGeorge Mrazとも演奏し、NYにもよく行ってる様だ。若いながらもチェコのスターとして活躍している。最近は、Jay Anderson(b)、Adam Nassbaum(ds)とのNYトリオも始動したらしく、今後が楽しみな逸材。
今回は若手を従えたトリオだが、これまた若い割には淡々とした渋い演奏で好感が持てる。一昨日観た「LIMITED EDITION」もそうだが、この落ち着きとクールな演奏は何だろう。5年前にパリで観たバンドも淡々としていたけど、チェコのミュージシャンには、より自由度を感じる。面白い!!
「今日は外国人が多いようだね。英語で喋ろうか。」とLibor。「Yes, please !」と僕を含めた数人が答える。自己紹介とバンドメンバーの紹介を終えるとJam Sessionがスタート。僕の演奏が始まると、みんなニコニコしてくれて「Yeah !」などと掛け声をくれる。あっという間に国境をブチ破り打ち解け合った。ジャズはいいねぇ。
ムービーは撮ったが、自分の演奏が忙しくあまり写真は撮れなった。ビールを何杯もおかわりして、泥酔しながら、ほぼ全曲演奏。参加者は若者が多く、若手のプロか学生と思わしき若者が殆ど。社会人は年配のフルーティスト一人だけだったと思う。曲は日本でもよくやるセッション曲ばかり。トラッド・ジャズ中心だったらどうしようと思ったけど、そんな事はなく、ファンク曲の「Chicken」まで飛び出した。
凄く良い音でテナーを吹いてた若者に声をかけた。楽器はチェコのメーカーのオールドモデルだそうだ。名前を聞いたけど忘れてしまった。「楽器も撮りたいけど、君も撮らせてよ。」とお願いすると照れながら応えてくれた。カワイイ。(笑) 吹かせて貰ったけど、全然音が出ない。(笑) え~??なんで?!ちょっとショック。この鳴らない楽器を無理やり鳴らすとあんな良い音になるのか?と少し複雑な心境。今、彼の写真を見て分かったのだが、昼にカレル橋で観たトラッド・ジャズ・バンドでクラリネット吹いてた一人の様だ。世の中狭いねぇ。
あっという間に楽しい時間は過ぎ去り、最後の曲となってしまった。僕は呑み過ぎてヘロヘロ。するとLiborがColtraneの難曲「Moment's Notice」をコール。呑みながらやってはいけない曲の一つ。(笑) まぁ、結果は置いといて(笑)、とても楽しいセッションだった。
Liborとはお互いのリーダーCDを交換して、これからも連絡を取り合おうと約束をする。その後、テナーの若者がまた話しかけて来て、質問攻撃。(笑) ふと時計に目をやると、終電の時間が迫っている。行かねば! その場のみんなに別れを告げて駅に向かう。
駅も近づき、カバンを探る。あ!iPhoneが無い!! さっき、店で自分の演奏録画するために、テーブルにホルダーごと忘れたに違いない。しまった! 今までの海外での経験からいうと、こういうミスをおかして出て来たためしがない。酔い過ぎた自分を責めつつ、半分諦めながら店に戻ると、ホスト・バンドのドラマーが僕のテーブルの近くでずっと見ててくれてたようで、僕を見つけ「iPhone忘れてるよ。」と言った。なんて親切で誠実なんだ、チェコ人!「Thank You! Thank You!」を繰り返し、再び駅に向かい猛ダッシュ!
なんとか終電に滑り込み、ホテルに帰る事が出来た。演奏の興奮と人の親切に触れ、少し眠るのが遅くなった夜であった。
この日のジャムセッションためにネットで色々調べて、プラハ滞在を4日間に延長した。しかし、明日は朝一番にバスに乗ってチェスキー・クルムロフに移動しなければならない。バスターミナルは市街地から少し離れている。明日の朝を考えると、どうしてもバスターミナル近くのホテルに泊まりたい。しかし、セッションが終わるのは夜中。終電でホテルに帰れるのか?
色んな不安がよぎるが、結局、バスターミナルの真ん前のホテルに泊まる事にした。「グランドホテル・ボヘミア」をチェック・アウトし、バスターミナルへと移動。
明日乗るバスの確認。停留所も確認できた。明日の朝は着の身着のまま、ここに来れば良い。
荷物をホテルに預け、地下鉄に乗り込み、再び旧市街地へ。
Brecker Bros.のポスター。
あちこちにジャズ・コンサートのポスターが貼ってあり、この国のジャズ好き度合がよく分かる。
今夜のジャムセッション会場「U Staré paní」。
うん、これで迷わずに行けるぞ。地下はライブハウスで上はホテルになっている。ここに泊まるって案も有ったが、明日の朝の移動を考えると難しい。
今日は本当に良い天気。ティーン教会。
お馴染みの旧市庁舎。
正午を前に天文時計前は黒山の人だかり。
試しに違う正時にも行ってみたが、やはり黒山の人だかり。窓が開いて人形がクルクル回るだけの大したイベントではないので、一度見たら十分。それでも、これだけ毎時集まるという事は、毎日それだけの観光客がこの街に訪れるという事だ。さすがヨーロッパ人が憧れる街No.1「Praha」!
観光で意外と大切で知っておきたいのは、その国のトイレ事情だ。海外は有料トイレが殆ど。値段もまちまち。毎回、レストランの無料トイレに入るわけにも行かないので、トイレの場所と値段の確認が重要。地下鉄の改札あたりのトイレは5CZKと比較的安いので使える。入口でおばちゃんにお金を払って、入場する。
二日目の観光は雨に降られたので、プラハ城リベンジ! 今日のプラハの街は美しい!
青空の下のプラハ城正門。今日は入場せず。
のどかな風景です。
天気が良いと赤茶色の屋根やクリーム色の壁が映える。
日本大使館が有った。
ここに来る途中、建物の中からトランペットやバイオリンを練習する音が聞こえて来た。江古田に並ぶ文化度の高さ。(笑)
二日前にも来た、カレル橋の門前。
で、今日も渡ります。
モルダウ川とカレル橋。
若手中心のトラッド・ジャズ・バンド。チェコのジャズってこういうのばっかなのかなぁ~。
カレル橋も見納め。よ~く目に焼き付けておこう。
旧市街広場に帰って来ると、特設ステージの建設中。なんかイベントが有るのかなぁ。またまたトラッド・ジャズのバンドや大道芸人が集まっている。
何度も通った旧市街広場も今日で見納め。
二日目の夜に行った「AghaRta Jazz Centrum」の入口。
市場。完全なる復習コース。
さ、お昼にしましょう。旧市街広場を見渡せるカフェで、まずは黒ビール。
今日は絶対に野菜食べたるねん!と、シーザーサラダを注文。肉食男子は返上。
やっぱねぇ、「Pilsner Urquell」最高ですよ。今日も美味い!
下手っぴなテナーのお爺ちゃんもいたけど、バグパイプも居た。音楽万歳な街。
火薬塔。
昨夜行ったスメタナ・ホールと火薬塔。位置関係はこんな感じ。
名残惜しさを堪えて、再び地下鉄に乗りホテルに向かう。
なんの飾りも無いだだっ広い部屋。一人には広すぎる。
窓から遠くの旧市街を眺める。さ、少し昼寝をして夜のジャムセッションに備えるべし。
夜、地下鉄に乗って旧市街へ。ちょっと興奮。
下調べのお陰で迷わず入店。
入場料を払おうとすると「演奏者からお金は取らないわ。」と店員の女の子に言われる。おぉ、それでは・・といきなり大ジョッキのビールを頼む。その後、演奏しない旅行者なども来店して来る。
本日のホスト、Libor Šmoldas(g) Trio の演奏がスタート。
普通、セッションでホストバンドが最初に演奏する時は、いわゆるセッション曲は避けて、凝ったものやマニアックな曲を演奏するもんだが、いきなりド・スタンダードの「There will never be another you」を演り始めたので度肝を抜かれる。でも、その演奏がこれまた良いのだ。
実は、日本で旅行前に、ネットでジャムセッションの場を探している時、このお店とLiborを知り、彼を検索するとYouTubeで演奏をチェックする事が出来た。チェコ出身のベーシストGeorge Mrazとも演奏し、NYにもよく行ってる様だ。若いながらもチェコのスターとして活躍している。最近は、Jay Anderson(b)、Adam Nassbaum(ds)とのNYトリオも始動したらしく、今後が楽しみな逸材。
今回は若手を従えたトリオだが、これまた若い割には淡々とした渋い演奏で好感が持てる。一昨日観た「LIMITED EDITION」もそうだが、この落ち着きとクールな演奏は何だろう。5年前にパリで観たバンドも淡々としていたけど、チェコのミュージシャンには、より自由度を感じる。面白い!!
「今日は外国人が多いようだね。英語で喋ろうか。」とLibor。「Yes, please !」と僕を含めた数人が答える。自己紹介とバンドメンバーの紹介を終えるとJam Sessionがスタート。僕の演奏が始まると、みんなニコニコしてくれて「Yeah !」などと掛け声をくれる。あっという間に国境をブチ破り打ち解け合った。ジャズはいいねぇ。
ムービーは撮ったが、自分の演奏が忙しくあまり写真は撮れなった。ビールを何杯もおかわりして、泥酔しながら、ほぼ全曲演奏。参加者は若者が多く、若手のプロか学生と思わしき若者が殆ど。社会人は年配のフルーティスト一人だけだったと思う。曲は日本でもよくやるセッション曲ばかり。トラッド・ジャズ中心だったらどうしようと思ったけど、そんな事はなく、ファンク曲の「Chicken」まで飛び出した。
凄く良い音でテナーを吹いてた若者に声をかけた。楽器はチェコのメーカーのオールドモデルだそうだ。名前を聞いたけど忘れてしまった。「楽器も撮りたいけど、君も撮らせてよ。」とお願いすると照れながら応えてくれた。カワイイ。(笑) 吹かせて貰ったけど、全然音が出ない。(笑) え~??なんで?!ちょっとショック。この鳴らない楽器を無理やり鳴らすとあんな良い音になるのか?と少し複雑な心境。今、彼の写真を見て分かったのだが、昼にカレル橋で観たトラッド・ジャズ・バンドでクラリネット吹いてた一人の様だ。世の中狭いねぇ。
あっという間に楽しい時間は過ぎ去り、最後の曲となってしまった。僕は呑み過ぎてヘロヘロ。するとLiborがColtraneの難曲「Moment's Notice」をコール。呑みながらやってはいけない曲の一つ。(笑) まぁ、結果は置いといて(笑)、とても楽しいセッションだった。
Liborとはお互いのリーダーCDを交換して、これからも連絡を取り合おうと約束をする。その後、テナーの若者がまた話しかけて来て、質問攻撃。(笑) ふと時計に目をやると、終電の時間が迫っている。行かねば! その場のみんなに別れを告げて駅に向かう。
駅も近づき、カバンを探る。あ!iPhoneが無い!! さっき、店で自分の演奏録画するために、テーブルにホルダーごと忘れたに違いない。しまった! 今までの海外での経験からいうと、こういうミスをおかして出て来たためしがない。酔い過ぎた自分を責めつつ、半分諦めながら店に戻ると、ホスト・バンドのドラマーが僕のテーブルの近くでずっと見ててくれてたようで、僕を見つけ「iPhone忘れてるよ。」と言った。なんて親切で誠実なんだ、チェコ人!「Thank You! Thank You!」を繰り返し、再び駅に向かい猛ダッシュ!
なんとか終電に滑り込み、ホテルに帰る事が出来た。演奏の興奮と人の親切に触れ、少し眠るのが遅くなった夜であった。
良い旅でしたね(^^)
音楽は国境越えますね♪