Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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中央ヨーロッパ旅行7/Salzburg

2013年08月28日 16時53分21秒 | 中央ヨーロッパ旅行2013
本日も雨。どうも昨日の雨のせいで咳が止まらない。しかし、ここはやはりモーツァルトの生まれた街。観光はしっかりしておきたい。ホテルから旧市街までは24時間乗り放題のザルツブルク・カードを使いバスで向かう。


レジデンツ・プラッツ(広場)から見た大聖堂。


その礼拝堂は超巨大。


こんな雨の日も大勢の観光客がいる。


ドーム・プラッツから見た大聖堂。
しかし天気悪い。何故かロシア民謡を歌う男性コーラス隊が軍服着てストリートやってる。寒いし、ロシア民謡だし、一体どこの国に来たのか分からなくなった。


さぁ、ホーエンザルツブルク城に向かおう。


ここからケーブルカーに乗って山頂まで。
街行く皆さんも冬の装い。5月末なんですけど。ケーブルカー内は超満員。

城は日本語のオーディオ・ガイドも有り、最初こじんまりしていた城が敵の来襲に備えて徐々に巨大化して行った様が模型で説明されたりしていた。しかし、プラハから教会と城ばかり巡ってるので、徐々に内容がゴチャゴチャして来た。三十年戦争の元になったっていう、エライさんを窓から投げ落とした事件ってどれだっけ??あ~、あれはプラハ城か。


城のトップ・ルーフからの眺め。
これを撮るのに傘の軍団が去るのをひたすら待った。寒い。とにかく寒い。頂上は強風が吹き荒ぶ。


城内に有った楽器。
説明では確か「ホルン」と繰り返していたけど、オルゴール式パイプオルガンって感じ。これが街に響き渡ったとか。著名な作曲家もこの機械のために作曲したらしい。これにてツアーも終了。下山する。


ザンクト・ペーター教会のカタコンベからの景色。
カタコンベとは墓所の事で、ここのは岩壁をくりぬいて造った初期キリスト教徒のものである。インドで観た石窟と似ていて結構好きだ。岩壁をくり抜いて、しかも階段で登れるようになってる。


更に登ると眺めが良い。


ザンクト・ペーター教会の礼拝堂。


メインストリートのゲトライデガッセを歩く。


出ました。モーツアルトの生家。
当時のキッチンが再現されており、父レオポルドを始め、家族の生活が垣間見える。当時の手書きの楽譜など見どころは沢山。


古楽器も置いてある。撮影禁止なので殆ど何も記録できなかった。

ツアー時間が近づいたので祝祭劇場に向かう。


祝祭劇場の大ホール。
ここのガイドはイケメンの音楽家風青年。英語ガイドだ。この街で生まれたカラヤンが、設計の際アドバイスをして彼の好みの響きになっているらしい。また、彼の意向で立見席も無いという。ここは昔、騎兵学校や厩舎が有り、先ほどのカタコンベ同様に岩壁を削って作られている。舞台装置や大道具の作成は舞台袖で行われており、その規模は信じられないくらい巨大だ。10数メートルもの高さの巨大な大道具が、その時も建設中で、シーズン真っ盛りにはこんなのが何体もテトリスの様に並び、舞台に引っ張り出されて行くのだという。


小ホール。正式名称「モーツァルトのための劇場」。モーツァルト・ハウスと紹介されていた。

そしてもう一つ、岩盤がむき出しの変わったホールも紹介された。かなり現代的な出し物が催される様だ。

ここでガイドさん、おもむろに「ザルツブルクと言えば、なんの映画を思い出す?」と我々に質問。イギリスから来たという女性が「もちろん、『サウンド・オブ・ミュージック』!」と答えた。「うん、あの映画なんだけど、僕は嫌いでね。」と、そこからサウンド・オブ・ミュージックの批判が始まったからビックリ。理由は事実とあまりにもかけ離れているという事だ。まぁ、売れて何ぼのハリウッド映画なら、さもありなん。実際は難民となったトラップ一家が財産も人権も奪われ、唯一の生活手段として必死に家族で歌ってたというのが真実らしい。しかし、あの映画に憧れてこの街にやって来た人も居るだろうに、こういう事をバシッと言うところが外人だなぁ・・ってのと同時に、ナチに酷い目に遭わされた人々の末裔としての強い意志も感じる。

 
お昼は「バルカン・グリル・ヴァルター」のホットドッグ。300円ほど。この様にスタンドになってて、おばちゃんが一人で焼いてる。美味いんだな、これが。


有名なモーツァルト像。これを見ると、やっとザルツブルクに来たぁ!って感じがする。


ザルツァハ川。微妙に増水してる気がする。気のせい??


シュターツ橋を渡って、先ほどまで居た旧市街を振り返る。


ここもモーツァルト・ハウス。青年期を過ごした家。
しかし、ここは行かない方が良い。内容があまりにもお粗末。昔のモーツァルトの肖像画の複製が何枚も飾られ、資料からどの顔が最も実物に近いかの検証を永遠と展示しており、最終的にはモンタージュ写真が貼ってあり、「モーツァルトはブ男だったと考えられる」と締めくくっている。「すげ~」と思ったのも束の間、そのモンタージュ写真の前で写真を撮ってくれという女性に頼まれカメラマンになる羽目に。価値あんのかよ、これ。


その近くにある、カラヤンの生家。もうすぐベルリン・フィル観に行きますからね。


ホーエンザルツブルク城が見える。しかし、天気悪いなぁ。


という事で、ディナーです。「アルターフックス」。まずは至急、生、大ジョッキでね。


クリーム・スープ。たしかジャガイモのスープだったと。


ウィンナー・シュニッツェル。
いや、そりゃ、ウィーンで食べた方がいいんでしょうけど、肉をバンバン叩いて平べったくする音が聞こえて来るし、今日はお昼、ホットドッグだけだったし。昨夜なんて、スーパーのお惣菜だよ。いいよね?いいよね?我慢できないよ~。てなわけでサイドメニューも充実の久しぶりに豪華なディナー。




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