Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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"Stories of Danube"

2007年09月14日 03時51分12秒 | records/cds
先日お話した、ザビヌルの書いたシンフォニー。本当はカーステではなく自宅のステレオで聞かなきゃ、ピアニシモの部分がエンジン音で消されてしまう。でも、時間が中々取れないので、今日の逗子までの約2時間の旅の中で聴くことにした。

シンフォニー自体久しぶりに聞くわけなんだけど、僕は武満徹の様な現代音楽が結構好きで一時期はジャズを聴かずにそういうのばかり聴いていたことも有った。この作品はやはり現代音楽のカテゴリーに入るだろうし、シンセやドラムや民族楽器も入ってるので、ザビヌル・シンジケートの延長線上でもあるという僕にとっては面白い相乗効果を生んでいる。

そのザビヌル・シンジケートでも聴いた事がある曲や初期ウエザー・リポートの名作「Unknown Soldier」をオーケストラで聴けるなんて大変な贅沢である。チャイコやモーツアルトみたいにスッと入ってくる音楽ではないけれど、聴く度に大きな発見が出来るこういう音楽は、ジャズの様に繰り返し聴いて、違うところで感動できるので好きだ。

今日は行き帰りの車の中で結局4回聴く事になった。第二次世界大戦の惨劇を含むドナウ河の様々なストーリーを描いた作品。まるで映画を見ている様な光景が目に浮かぶ。もっと聞き込まなきゃダメだな。やっぱ凄い作曲家ですよ。

そういえば、今日のクアドラのライブで「マーシー・マーシー・マーシー」をやりました。僭越ながら彼に捧げる演奏が出来てよかったです。

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