いよいよワールドカップ

こう見えて、僕は小学校から中学1年までサッカー少年だった。チームにも入っていた。
まぁ、でもサッカーってのは当時マイナーなスポーツで、有名人は釜本くらいだった。だから、草野球に熱中することが多く、たまにクラブ・チームの試合をTV中継で見ても今ひとつ盛り上がりに欠け、やはり多くの関西少年の様に熱狂的タイガース・ファンと化すわけである。サッカーより断然野球な時代だったのだ。

それが今ではワールド・カップ出場である。今、自分が子供だったら、あの時嫌だったリフティングの練習を毎日欠かさずしているに違いない。時代が僕をミュージシャンにしてしまった。余談だがもう少し長く漫才ブームが続き、今のお笑いブームが20年早く到来していれば、「よしもとNSC」に入学していたに違いない。やはり時代が僕をミュージシャンにしてしまったのだ。(笑)　
ま、サッカーでもお笑いでも食えてるとはとても思えないけど。(苦笑)

サッカー・ワールド・カップを見て思うのは、お国柄がすごく出ることである。これは文化と呼んでも過言ではないと思われる。ただ近年、戦術的には合理化が進んで似通ったものになってきて、見ていてもかつての様な劇的な違いというのは、減った様な気がする。しかしながら、ブラジル・チームの個人芸を見せられると、やはり「サンバ」のリズムがあのような離れ業を可能にしていると確信できる。（先日、ロナウジーニョの歌とタンバリンを聴いたが、めちゃくちゃグルーブしていた。）「ヨーデル」で攻めてくる国もあれば、「カンツォーネ」や「シャンソン」で守る国があったりしてね。(笑)　

全く違うやり方でも、ルールに則って一つの競技をやるってのが面白い。音楽は世界中何処を見渡しても、やはりアメリカが市場を独占しているし、イラクの若者でさえブリトニー・スピアーズを聴いている。情報過多で価値観も一本化されていってるのが、どうも僕は嫌だ。これがアメリカという国が好んで使う言葉、「グローバル・スタンダード」という事なのか？　てめぇのやり方でやらせろよ！って思う。

さて、ジーコ・ジャパンはどのように闘ってくれるのか？ちょいと不安が残る出来上がりだけど、期待はしている。そうだ！日本人なら北島サブちゃんで、ドンドン行け！・・って何のこっちゃ。(苦笑)