2月のライブ中止のお知らせ〜苦渋の選択

2/9の阿佐ヶ谷マンハッタン、及び2/21の江古田そるとぴーなつのライブですが、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大の為、お店と相談の上、中止(延期)とする事になりました。ジャズ業界にも余りにも感染者が増えてしまったのが大きな理由です。

オミクロン株に関しては、個人的には弱毒化し、風邪と同等だと考えておりますが、症状には個人差も考えられますし、また、感染は元より濃厚接触者となっても我々の仕事は全て奪われてしまいます。また、お店やご来店されたお客様にも同様にリスクを負わせてしまう事にもなります。ここは無理をせず、リスケジュールしようと考えました。リスク回避の為、どうかご理解をお願い致します。

次回マンハッタンは4月13日(水)となります。そるとぴーなつに関しては、またリスケジュールさせて頂く事となります。何卒宜しくお願い致します。

「個人的には…」と書きましたが、感染者数、重症者数、死亡者数を見ても、やはり、新型コロナウイルスは既に普通の風邪(インフルエンザ)となんら変わりがない、またはそれよりも弱体化してると素人ながら思っています。しかし、テレビなどのメディアは日夜恐怖を煽り、そして、罹患したり、濃厚接触者となってしまった人達は、SNS等を通してお詫び行脚を繰り返す…こんな無意味が有って良いものでしょうか？

僕も先月、食事会をした友人の一人が「濃厚接触の疑い」が有るとの事で、僕自身は「濃厚接触の疑いの有る人との濃厚接触者」という事で、念の為仕事を休む羽目になりました。結局、その友人はpcrなどの検査の結果、無罪放免となったのですが、僕の様な理由で仕事を休まざるを得ない人達は大勢居ると思います。先月の時点では、疑いが晴れなければ10日間も休む必要が有りました。そして、今は医療機関もパンクし検査も困難な「みなし陽性者」が増えてるという現状です。

自分一人の問題であれば、臆する事なく仕事を続ければ良いのですが、今回はバンマスとしての責任も有ります。せめて、ピークアウトが済んでからでないと、色んなリスクの方がよっぽど高いと判断しました。無念の想いや怒りは禁じ得ませんが、今、演奏活動を無理して頑張る時期では無いと考えています。

今、人類が出来る事は3回目のワクチン接種、そしてマスクにうがい手洗いくらいです。海外はその点ではあまりにも無防備だと思うので、日本では今後も感染拡大を防止する努力を怠ってはいけないと思います。が、同時に政府や自治体そして専門家会議が、「コロナは普通の風邪認定」を早くしてくれる事を願います。政治家達の責任逃れから来る、まるでアップデート出来てない対策に振り回されるのは御免です。

我々の様な職業は今、無意味に仕事を奪われています。そして、保障は決して十分とは言えません。