機械設計にはそれほど多く携わっていないのですが、製図にはCADを用います。
諸事情で今夏から運転を開始する試験装置の設計については手書きで対応しています。
手書き図面はほとんど経験がなく、尺度フリーによる作図なので細かい寸法、取合いなどの絡みが全くといっていいほどいい加減です。
なので、製作を依頼した会社から「ぶつかるよ」「隙間が全然ないよ」などなどの指摘を受け修正、出来上がり品を見ると、あれこんな大きさだったのかといったところが多々ありました。
CADの無い時代、ドラフターによる手書きが主だった半世紀前の方々はある意味すごいと思います。
そして、戦前に世界最大と言われた戦艦大和をはじめとしたあのような巨大建造物を設計・施工した技術者方々には感嘆ものです。
技術革新は進んでいますが、技術者レベルは先人達のほうがはるか彼方なのかなと改めて思う次第です。