原油高騰の比例してガソリン価格も上昇の一途です。
「総務省統計局東京都区部の小売価格」なる資料がありました。
ノッポがガソリンを必要とする内燃機関を有する機械に目覚めたのは大学に入学した1990年でした。
当初は原付自転車、2年の1991年からは今でも乗りたいと思う3代目プレリュードが主になり、消費量は増え始めました。
当時はガソリン価格が120~140円と、湾岸紛争の影響もあり高めの傾向でしたが、その後は下がっていき2000年にかけては二桁水準まで到達、燃料消費量が全く気にならない時期でしたね。
その後は一転、これまでの途上国、特に中国経済の発展と比例して物資不足が顕著化すると、北京五輪の2008年に最高に至るもその後のリーマンショックによる経済停滞で二桁近くまで急落しました。
しかし、すぐに反転して高騰、また下落して高騰と2回ばかり谷と山を描き、今はまた最高値を記録する勢いで高騰しています。
新型コロナ禍による生産量調整、ワクチン接種拡大による重症者及び死亡者数激減に伴う経済復旧、しかし生産量はすぐに戻らず慢性不足により高止まりといった図式のようです。
そのような影響はあるかと思いますが、深いところで一般には知り得ない闇の世界による相場調整もあるかもしれず、今後はどうなるでしょうか。
ただ、これから冬を迎えるにあたり必須となる暖房用の灯油、運送業者のガソリンや軽油が高値傾向のままだとあちこちに波及して物価高になることも懸念されます。
原油高なので当然ながら燃料油のみでなく、プラや化繊など由来の石油化学製品の全てがそうです。
地球温暖化、脱炭素などと盛んに喧伝されていますが、まだまだ石油時代です。