いばせんせいのブログ

愛車光岡ビュートのこと、趣味のドライブや博物館めぐりのこと、ネクタイのこと、などを書いていきます。

兵庫県たつの市 世界の梅公園と綾部山梅林へ行ってきました

2014年03月15日 21時07分06秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
満開の梅の花を見に、兵庫県たつの市御津町にある『世界の梅公園』と『綾部山梅林』へ行ってきました。
自動車保険の、新車への変更届が完了したので、初の長距離ドライブをしてきました。
(このブログの写真は、クリックをすると別ウィンドウで拡大します)

まずは『世界の梅公園』!
土日は駐車場が満車になって山の中腹の駐車場に車を停めて、山の頂上まで歩かないといけないこともあるようですが、平日に行ったので山頂の駐車場に停めることが出来ました。

世界の梅公園
世界の梅公園。海沿いの山頂に『唐梅閣』という展望台が建っています。

世界の梅公園
世界の梅公園。『唐梅閣』展望台からの眺め。山頂だから眺めは抜群。瀬戸内海の島々や四国も見渡せる絶景。

世界の梅公園
『梅資料館 尋梅館』という建物もありました。1階が梅資料館で、2階は喫茶室になっています。

世界の梅公園
2階の喫茶室の窓からはこの景色。喫茶室では、飲み物のほか軽い食事もできます。

世界の梅公園
紅梅に、
世界の梅公園
白梅に、
世界の梅公園
ピンク色の梅。
日本や中国、台湾など主にアジアの国が原産の違う梅の品種がたくさん咲いていました。

たつの市観光協会の世界の梅公園のページへ(別ウィンドウでリンクします)

梅の花の季節は有料(高校生以上 400円)ですが、梅のシーズンが終わったら無料のようです。
駐車場:普通車500円




そして、世界の梅公園のすぐ隣にある綾部川梅林にも立ち寄りました。
こちらは、山裾に駐車場があるので、山を登っていかないといけません。

綾部川梅林
綾部川梅林
海沿いの山の斜面いっぱいに満開の梅。

綾部川梅林
桜の通り抜けならぬ、梅の通り抜け。

綾部山梅林のページへ(別ウィンドウでリンクします)

入園料:大人500円(梅ジュースか甘酒付き)
駐車場:普通車500円

(おまけ)
光岡ビュートさくら
梅とサクラ
(ちなみに『サクラ』とはこのクルマのこと。車名を『光岡ビュート サクラ』といいます)

兵庫県神崎郡福崎町にある柳田國男生家・記念館に行ってきました

2012年05月13日 20時06分26秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
兵庫県神崎郡福崎町にある民俗学者の柳田國男/松岡家記念館・柳田國男生家に行ってきました。中国自動車道福崎ICから車で約5分くらいのところです。

同じ敷地に、柳田國男生家と柳田國男/松岡家記念館と神埼郡歴史民俗資料館が並んで建っていて、すべて無料で見学ができます。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
柳田國男生家の写真
柳田國男生家です。江戸時代中期の一般的な農家の建物だそうで、兵庫県指定文化財だそうです 。

部屋の中に上がることは出来ませんでしたが、土間や縁側の外から部屋の中を自由に見学することが出来ます。
柳田國男は、著書の中にこの家のことも書いているそうです。

福崎町立柳田國男・松岡家記念館の写真
福崎町立柳田國男・松岡家記念館です。

柳田國男は、もともとこの松岡家の六男として生まれ、その後柳田家の養子になったので、苗字が変わったそうです。

柳田國男の兄弟も、いろいろな分野で活躍したとのことで、その松岡兄弟の残した資料や作品が展示されている博物館です。

福崎町立神崎郡歴史民俗資料館の写真
柳田國男・松岡家記念館のすぐ隣にある福崎町立神崎郡歴史民俗資料館です。

明治時代に建てられた神崎郡役所を移築してきたそうで、兵庫県重要文化財に指定されている建物だそうです。

古代の遺跡の出土品や、古文書から、昔の生活道具や農具などのほか、「郡長室」だったという部屋があり、昔の行政資料なども展示されていました。

鈴の森神社の写真
柳田國男生家のすぐ隣には、鈴の森神社という神社がありました。

江戸時代に描かれた絵馬が奉納されていて、柳田國男はその絵馬の入ったハガキを使っていたそうで、ここも柳田國男と縁があるところとのことです。

民俗の森・辻川展望台の写真
鈴の森神社や歴史民俗資料館の裏山の山頂にある辻川展望台です。

鈴の森神社や歴史民俗資料館の裏山は、民俗の森として整備されていて、遊歩道や芝生広場、ベンチ、案内看板などが設置され、散策が出来るようになっていましたので、登ってみました。

民俗の森・辻川展望台の写真
展望台からは、こんなパノラマを見ることが出来ました。

展望台から、資料館の反対側を見降ろしたら、田んぼの真ん中に整備された古墳が見えたので行ってみました。

東広畑古墳の写真
古墳公園として整備されていた東広畑古墳です。

6世紀末から7世紀頃の古墳で、土器や馬具・耳輪・勾玉などの副葬品も出土したのだそうです。

古墳時代の集落があったところとかで、周辺には20基くらい古墳があるそうです。

東広畑古墳の隣のレンゲ畑の写真
東広畑古墳のまわりは、まだ田んぼが耕されていなくて、レンゲ畑でした。

子供の頃は田舎で育ったので、レンゲ畑も珍しくなかったのですが、大人になって都会で暮らし始めてからは、久しぶりにレンゲ畑を見ました。

もちむぎの館の写真
柳田國男生家や資料館、記念館のすぐ前にある「もちむぎのやかた」です。

福崎町では、昔から「もちむぎ」という麦の一種が郷土食なのだそうです。

その「もちむぎ」を使った“もちむぎ麺”や“もちむぎソフトクリーム”などが食べられるレストランと、“もちむぎ麺”や、もちむぎの入ったおせんべいなどお菓子やお茶、播磨地方の特産品も売っている売店・お土産コーナーもあります。
もちむぎのやかたの周りは、もちむぎが栽培されている麦畑が広がっていました。

柳田國男生家も歴史民俗資料館も松岡家記念館も入場無料でした。
もちむぎのやかたの駐車場に無料で車を停めて散策をすることが出来ます。

詳しくはコチラ
福崎町立柳田國男・松岡家記念館の公式ページへリンク(別ウィンドウが開きます)

詳しくはコチラ
福崎町立神崎郡歴史民俗資料館の公式ページへリンク(別ウィンドウが開きます)

詳しくはコチラ
もちむぎのやかたの公式ページへリンク(別ウィンドウが開きます)

お花見3ヶ所目 兵庫県宝塚市 小浜宿資料館へ行ってきました

2011年04月10日 00時15分17秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
兵庫県宝塚市にある、小浜宿へ行ってきました。

中国自動車道 宝塚I.C.のすぐそばにあります。

宝塚市小浜というところは、毫摂寺(ごうしょうじ)というお寺の門前町として榮え、また、有馬温泉へ行く街道(有馬街道)や西宮街道が通っていたとかで、江戸時代には宿場町としても賑わっていたそうです。

この地は、交通の要所ということで、幕府の直轄領だったときもあったそうです。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)

小浜宿の南門跡です。愛宕宮が祀られていて、案内看板や、昔風の常夜灯も整備されていました。
桜が満開

道路も普通のアスファルト色ではなく、土色にカラー舗装してあります。

宝塚市立小浜宿資料館の写真
宝塚市立小浜宿資料館です。(入館無料)

資料館では、江戸時代の小浜宿の町並みの模型や、江戸時代に高札場に掲げられていたお触書(『制札』と言うそう)や、古文書、昔の大工道具、民具、書籍、教科書なども展示してありました。

今は、企画展『宝塚市の誕生』をやっていました。
昭和29年に、旧宝塚町と旧良元村が合併して“宝塚市”が誕生したそうです。
その当時の資料や新聞記事、年表などが展示されていました。


毫摂寺の写真
毫摂寺の本堂です。境内は自由に入れますが、本堂の拝観はやっていないようでした。

毫摂寺の写真
毫摂寺の境内でも桜が満開


小浜宿の町並みの写真
小浜宿資料館の付近には江戸時代の古民家もまだまだ残っていました

代官所・番所跡の写真
代官所・番所があったところには、高札場が復元してあって制札もいっぱい掛けてありました。


皇大神社の写真
皇大神社の写真
皇大神社です。境内にはこんな曲がった大きなムクノキもありました。


旧和田家住宅の写真
宝塚市立歴史民俗資料館 旧和田家住宅です。(入館無料)

江戸時代の庄屋の建物で宝塚市の有形文化財になっているそうです。

係の方が説明や案内をしてくださいます。

旧和田家住宅の写真
旧和田家住宅の写真
部屋の中に上がることも出来ます。お庭もきれいでした。


首地蔵の写真
南門跡のすぐ近くにある“首地蔵”。

首だけで1メートル以上もあるお地蔵さん。首から上の病気に御利益があるそうです。

昔、お堂を建てようとしたら、大工さんが相次いで病気になり、それを見た土地の人が『きっとお堂に入るのをお嫌いになっているのでしょう』と、お堂の外に安置することにしたのだとか。

昔からのお地蔵さまのお顔が剥落してきていて、昭和のお地蔵さまと2体並んでおまつりされていました。

首地蔵の隣の公園の写真
首地蔵の隣の公園でも桜が満開でした。


小浜宿資料館も旧和田家住宅も入場無料。

どちらも、月曜日が休館日。

旧和田家住宅には駐車場が無く、小浜宿資料館には身障者用駐車場(2台分)しかありません。

また、付近は道幅が非常に狭く、一方通行も多いので、近隣の有料駐車場(例えば宝塚市立スポーツセンターの駐車場など)に車を停めるか、電車かバスを利用して行くか、した方がいいです。

阪急宝塚線売布神社駅から南へ徒歩10分くらい。
JR宝塚駅から阪神バスで、小浜バス停下車徒歩すぐ。

どちらも公式サイトは無いようです。詳しくはコチラ
宝塚市市史資料室の、小浜宿資料館と歴史民俗資料館の紹介ページへリンク

個人の方が運営されているサイトの、小浜宿の紹介ページへリンク

兵庫県加古郡稲美町中央公園・郷土資料館

2011年03月23日 15時15分15秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
兵庫県加古郡稲美町中央公園の続き。

次は万葉の森の隣にある稲美町郷土資料館です。
稲美町の遺跡・遺物の展示はもちろんのこと、地元のお祭りの神輿など民俗資料の展示。
そして、稲美町は台地にあるので、水が乏しかったそうで、ため池がいっぱいあり、また疎水も通っているので、そのことについての展示や、明治時代にこの地にあった播州葡萄園についての展示などがしてありました。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
稲美町郷土資料館の写真
稲美町郷土資料館の外観です。
月曜日が休館で、入場無料です。無料駐車場有り。

↓詳しくはコチラ
稲美町の郷土資料館のページへリンク

そういえば、第二神明道路からここの中央公園に行くまでの道路脇にもため池がいっぱいありました。

播州葡萄園歴史の館の写真
郷土資料館の隣にある、播州葡萄園歴史の館です。

明治13年に、明治政府が、フランスのワイン製造業を導入するための実験施設として開設した播州葡萄園というのが、この地にあったそうです。

害虫や台風の被害にも遭い、明治29年頃には閉鎖されてしまい、その跡地は水田化されたとか。

そのワイナリーの醸造場や園舎の跡地から、レンガ積みの遺構や、ガラス瓶、瓦など数々の遺物が発掘されたそうです。

播州葡萄園歴史の館では、葡萄園の歴史年表や古い写真、建物の屋根の木組みを一部再現してあったり、遺物もたくさん展示してありました。

こちらも月曜日が休館で、入場無料です。

↓詳しくはコチラ
稲美町の播州葡萄園歴史の館のページへリンク

稲美町立図書館・文化会館コスモホール・ふれいあ交流館の写真
郷土資料館前の道路を渡った向かいに、稲美町立図書館・文化会館コスモホール・ふれいあ交流館・レストランの複合施設があります。

写真右側の丸いドーム型のところが図書館で、左側が文化会館コスモホールで、中央奥にふれあい交流館がありました。
行った日は、ふれあい交流館で、花房完昇という稲美町に住んでおられる画家の方の作品展覧会(入場無料)が開催されていました。(すでに会期終了)

毎週月曜日が休館、無料駐車場有り。

↓詳しくはコチラ
稲美町の文化施設の紹介ページへリンク

稲美町中央公園・グラウンドゴルフ場の写真
グラウンドゴルフ場の写真。

稲美町中央公園は、ものすごく広くて、そのほかにも、野球やサッカーが出来る多目的グラウンドや、ゲートボール場・テニスコート・野外活動センター、子供用遊具のある広場や芝生広場、桜の並木道もあるので、ピクニックや、これからだったらお花見にもいいかも。

稲美町中央公園・子供用遊具広場の写真
子供用の遊具のある広場の写真。

滑り台やブランコ、シーソー、回転する遊具やジャングルジムのような木製の複合遊具などがいっぱいありました。

稲美町中央公園・万葉のみせの写真
中央公園入口にあった売店・万葉のみせ。

ジュースやアイスクリーム・おみやげなどを売っていましたが、食事は出来ません。
レストランは、向かいにある文化会館の1階入り口にありました。

自動車だと、第二神明道路「明石西インター」を降り、北へ10分~15分くらい。
無料駐車場あり。

稲美町の中央公園のページへリンク

兵庫県加古郡稲美町中央公園・万葉の森

2011年03月22日 14時42分26秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
兵庫県加古郡稲美町にある中央公園へ行ってきました。(実は地震のあった3月11日はここに行っていたのです)

写真はその中にある万葉の森です。今の時期は、梅、あせび、水仙、椿が咲いています。(今は梅は散っているかも)
「万葉の森」なので、万葉集の歌が書かれた看板がたくさん建っていて、その歌に出てくる植物が隣に植えられているところです。

花の写真をいっぱい載せます。(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
加古郡稲美町中央公園・万葉の森の写真
万葉の森に入って、まず目に入ってくる池と東屋。そして手前にはピンク色のしだれ梅が咲いていました。

常緑樹が多いので冬でも緑がいっぱいです。でも、中には杉の木も植わっているので、花粉症の人は大変かも。

稲美町中央公園・万葉の森の写真
池の周りには通路やベンチが整備されています。

稲美町中央公園・万葉の森の写真
水路も流れていてきれいです。

稲美町中央公園・万葉の森の写真
白梅・紅梅と水仙。

稲美町中央公園・万葉の森の写真
紅梅のアップ。

稲美町中央公園・万葉の森の写真
万葉の森へ入ってすぐのところに、馬酔木が咲いていました。

稲美町中央公園・万葉の森の写真
水路と椿

稲美町中央公園・万葉の森の写真
蕾みもいっぱいだったから、まだしばらくは椿の花が見られると思います。

万葉の森の中にある「憩いの館」ではお茶が頂けます。

自動車だと、第二神明道路「明石西インター」を降り、北へ10分~15分くらい。
無料駐車場あり。
月曜日が休園。

稲美町の万葉の森のページへリンク

冬場は近場ドライブ!西宮市貝類館へ行って来ました

2011年01月10日 18時26分03秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
冬はスノータイヤやタイヤチェーンなど雪の装備を用意していないので、雪の積もる地方へのドライブはしないようにしています。

新春一発目の近場ドライブは兵庫県西宮市貝類館へ行きました。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
西宮市貝類館の写真
西宮市貝類館。

世界中の珍しい貝殻がいっぱい展示されています。
貝殻だけでなく生きた化石オウムガイや流氷の天使クリオネ、タコも水槽で生態展示されていました。オウムガイやクリオネの泳ぐ姿はかわいくて、ずっと見ていても飽きません。

海の貝だけでなく、淡水の貝、シジミやかたつむりから、貝殻で作られた民芸品や貝ボタン、山伏の吹くホラ貝から、世界中の貝の装飾品まで、貝に関係するものまでたくさん展示されていました。

オウムガイは、何千万年前の化石と今の貝殻が一緒に展示されていたし、オウムガイだけでなくアンモナイトや三葉虫などの化石も展示されていました。

貝殻が入っている万華鏡もあって、とてもきれいでした。今年は卯年なので、それにちなんで“ウミウサギガイ”の仲間の貝殻が企画展示してありました。

ミュージアムショップでは、色々な貝殻から、サメの葉の化石なども売っていました。

西宮市貝類館の公式サイトへリンク

毎週水曜日が休館日で、入館料は大人200円。駐車場がないので、私は、道路の向かい側にある新西宮ヨットハーバーの駐車場に車を停めました。

新西宮ヨットハーバーの写真
新西宮ヨットハーバー 海辺の道公園。芝生の整備されたきれいな公園で、凧上げやボール遊びをしている親子連れでいっぱいでした。写真の木は桜並木なので、春はきれいでしょうね。

新西宮ヨットハーバーの写真
新西宮ヨットハーバーの写真
新西宮ヨットハーバーのボードウォーク。係留されているヨットを眺めながら散歩出来るデッキで、ベンチも設置されています。


新西宮ヨットハーバーの写真
新西宮ヨットハーバーのエントランス。冒険家の堀江謙一さんが世界一周をした「SUNTORYマーメイド号」が展示されています。

新西宮ヨットハーバーの写真
新西宮ヨットハーバーの写真
新西宮ヨットハーバーのセンターハウス。この中には、レストランやマリンショップがあります。

新西宮ヨットハーバーの公式サイトへリンク

兵庫県たつの市御津町室津を日帰り観光(その4) 室津町内のお寺と室津の海

2010年08月25日 19時57分13秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
前のブログの続き、最後は室津町内のお寺と海です。

室津の町は狭いのですが、歩いているとお寺がたくさんありました。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
見性寺の写真
↑室津民俗館の隣にある見性寺。
平安後期の作と伝えられている国指定重要文化財の「毘沙門天立象」があるそうです。
3月17日から21日の間だけ公開されるそうです。

浄運寺の写真
↑賀茂神社の先の細い路地の更に奥にある浄運寺。門の2階に梵鐘が吊られています。

寂静寺の写真
↑室津民俗館の逆隣にある寂静寺。

徳乗寺の写真
↑寂静寺と賀茂神社の間にある徳乗寺。

大坂城石の写真
↑賀茂神社の北側の駐車場にある大坂城石。
豊臣秀吉の大坂城築城の際、西国大名が運ぶ途中にここで海中に落としたものと伝えられているそうです。
今は引き上げられて、賀茂神社北側の駐車場脇に展示してありました。

法然上人、貝堀の井戸の写真
↑法然上人 貝堀の井戸。浄運寺の海側に下りた道路沿いにあります。
浄土宗の開祖、法然上人が室津を訪れた際、飲み水に困っていた室津の人々のために海辺に貝で掘った井戸と伝えられているそうです。
昔は道路がなく本当に海の横にあったそうです。海の横なのに淡水がちゃんと沸いていたそうです。

室津の海の写真
↑賀茂神社裏参道から、室津漁港の防波堤、国道250号、友君橋方面を見た写真。

室津の海の写真
↑藻振鼻から賀茂神社の方を見た写真。

室津の海の写真
↑藻振鼻(室津半島の先端)から見た瀬戸内海(播磨灘)の写真。
藻振鼻は梅の名所だそうです。

藻振鼻には駐車場(無料)があり、ベンチや東屋、海辺まで下りていく階段も整備されています。

室津のブログはここまで。

兵庫県たつの市御津町室津を日帰り観光(その3) 賀茂神社

2010年08月24日 23時20分11秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
前のブログの続き、室津漁港の南岸の小高い山の上にある賀茂神社です。

江戸時代には、シーボルトも、オランダ商館長の江戸参府に随行して室津に立ち寄ったそうです。
その時にこの神社の境内を描いた絵も残されていました。
絵は室津海駅館に展示してありました。
神社の境内にもその絵の複製や説明の書いた看板が立ててありました。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
賀茂神社の写真
↑賀茂神社の鳥居。
山の上なので、参道は階段をかなり登っていきます。

賀茂神社の写真
↑鳥居から見た門。

賀茂神社の写真
↑参道の横に蘇鉄の群生があります。自然群生している北限地ということで、兵庫県の天然記念物になっています。

賀茂神社の写真
↑賀茂神社の境内。

賀茂神社の写真
↑5つの本殿と回廊、そして回廊の真ん中に唐門がある立派な神社です。建物は国の重要文化財だそうです。

賀茂神社の写真
↑賀茂神社の拝殿。この神社は本殿の向かい側に拝殿がある珍しい作りだそうです。

賀茂神社の写真
↑賀茂神社の絵馬堂。絵馬だけじゃなくて木馬も奉納されていました。

賀茂神社の写真
↑賀茂神社の裏参道脇からみた藻振鼻(室津半島の先端)。

賀茂神社の裏参道を下りていくと、室津漁港の南防波堤脇に出ます。

境内自由拝観。
駐車場は、室津漁港南防波堤前に無料駐車場有り。
ただし、室津漁港南防波堤前の駐車場までは道幅がかなり細いです。
室津民俗館から町並みを見ながら賀茂神社まで歩くのもお勧め。

嶋屋友の会のサイトの賀茂神社の説明ページへリンク
(※「嶋屋友の会」というのは、室津海駅館内に拠点を置く文化活動や町づくりの会です。海駅館の建物が、「嶋屋」という豪商の屋敷跡なので、その屋号から名前を付けたようです。)

兵庫県たつの市御津町室津を日帰り観光(その2) 室津海駅館・室津民俗館

2010年08月23日 14時04分52秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
前のブログの続き、いよいよ目的地の室津です。

室津港は、奈良時代から約1300年の歴史がある港だそうですが、江戸時代の参勤交代で、西国からの大名は船で室津港まで来、ここから陸路江戸へ向かったのだとか。江戸時代が一番栄えていたそうです。

普通、宿場町に本陣は原則1軒だそうですが、ここ室津には本陣が4軒もあったそうです。
今は4軒とも現存しておらず、「本陣○○屋跡」の碑が建っているだけでした。

その頃を偲ばせるノスタルジックな町並みが今も残っています。

前のブログの道の駅を出、国道250号を少し進むと室津へ下りていく「友君橋」という陸橋があります。その橋を降りると「友君橋下駐車場(駐車無料)」があり、ここに車を停めて、まずは室津海駅館と室津民俗館へ行きました。

ただ、駐車場から少し離れているので、しばらく歩かないといけませんが...。

今は室津港は普通の漁港なので、沿道には鮮魚や貝(牡蠣)などの販売所が並んでいました。
訪れたのが平日で、観光客もおらず、お店は閉まっているようでしたが、休日はお店も賑わっていると思います。

室津港から見た室津の町の写真
↑室津港ごしに見た室津の町。
(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)

↓ノスタルジックな室津の町並み。電柱・電線は余計ですが、アスファルトでなく、石畳みなのがいいです。
ノスタルジックな室津の町並みの写真ノスタルジックな室津の町並みの写真
ノスタルジックな室津の町並みの写真ノスタルジックな室津の町並みの写真

室津診療所の写真
↑たつの市立室津診療所です。こう見えて現役の医院だそうです。

室津海駅館の写真
↑室津海駅館。江戸時代の廻船問屋「嶋屋」という豪商だったところです。

廻船の模型や航路など廻船について、船の積荷のこと、江戸時代の参勤交代と室津についてのことや、本陣の模型や資料(宿帳の展示も)、本陣での大名料理(これは写真や絵ではなく碗に食品サンプルを盛り付けて膳に乗せ実物のように展示してありました)、シーボルトや朝鮮通信使も江戸への途中に船で室津を経由したそうで、シーボルトが室津について書いた本や絵、朝鮮通信使のことや、朝鮮通信使に出した料理も展示してありました。

室津海駅館は2階建てで、2階にも部屋が有り、見学順路になっています。軒が低いので、船底天井になっている部屋もありました。

室津海駅館の写真
海駅館のすぐ裏が室津漁港なので、2階から海が見えます。

喫茶室になっている部屋もあって、座敷で冷たい飲み物が注文出来たり、予約をしておけば大名料理も味わうことができるそうです。

室津民俗館の写真
↑海駅館から歩いてすぐのところにある「室津民俗館」。
ここも江戸時代に海産物問屋「魚屋」という豪商だったところです。

古い家具や衣装、ひな人形が展示してありました。

こちらも2階がありますが、2階へ上がる階段が、隠し階段になっていて、狭くて、1段1段が高くて、急です。

室津では、8月29日まで、町中で、「八朔のひな祭り」というイベントをやっています。

室津民俗館の写真室津民俗館の写真
↑室津民俗館の裏にある庭。

室津民俗館の写真
民俗館の2階から見た裏庭。サルスベリがきれいに咲いていました。
奥に見える建物は「見性寺」というお寺です。

室津民俗館の写真
↑裏庭から見た室津民俗館。

海駅館、民俗館とも、月曜日が休館で、ともに入館料:大人200円。ただし、共通券があって、こちらの方が大人300円で、別々に払うより100円お得です。
館自体に駐車場は無し。友君橋下駐車場(無料)から徒歩。

↓詳しくはコチラ
たつの市観光協会の室津海駅館民俗館のページへリンク

兵庫県たつの市御津町室津を日帰り観光(その1) 道の駅みつ

2010年08月20日 19時51分23秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
兵庫県たつの市御津町室津を日帰り観光してきました。

室津へ向かう途中に、国道250号線にある“道の駅みつ”へ立ち寄りました。

初めて立ち寄ったのですが、なかなかのお勧めスポットなので、室津のブログを書く前にここも紹介をしたいと思います。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
「道の駅みつ」の建物の写真
↑海側から見た道の駅みつの建物。

ここには、海が展望できるシーサイドレストラン、地元産の魚介類・干物・野菜類・加工品・菓子等が販売されている特産品直販店(宅急便で配達もして下さるそうです)、情報コーナー、授乳室に、体験学習室までありました。“夏休み親子体験教室”などイベントも行っているそうです。

建物の内外にたくさん休憩コーナー(ベンチ)もありました。
「授乳室」のある道の駅は珍しいと思います。

「道の駅みつ」から見た海の景色の写真
↑道の駅からの景色。
道の駅の建物の目の前が、海~!

「道の駅みつ」から見た海の景色の写真
↑海に向いたベンチがたくさん置いてありました。
真夏の炎天下なので、座っている人はいませんでしたが、夕暮れや夜は気持ちいいでしょうねぇ~。
(“真夏の炎天下”用に、きちんと建物の庇の下にも海に向いたベンチがありました。)

元々は石ころの浜だったようです。そこに砂を敷いて、親水公園になっていました。足洗い場まで用意されてあります。
ただし、遊泳禁止です。

「道の駅みつ」の屋上展望デッキの写真
↑道の駅の建物の屋上は展望デッキになっています。夜はイルミネーションツリーが点灯されるみたいでした。

道の駅みつの写真
9月30日まで予約制の「トワイライトバーベキュー」を開催しているそうです(16:00~21:00)。
屋上や海側の屋外にバーベキューテラスもありました。

毎週水曜日が定休日。道の駅なので、もちろん駐車場は無料。
↓体験学習会やイベント、トワイライトバーベキューの予約など詳しくはこちら
道の駅みつの公式サイトへリンク

国土交通省近畿地方整備局 近畿道の駅のサイトの「道の駅 みつ」のページへリンク

お盆の渋滞を避け、近場の安価観光 枚方市 淀川資料館 枚方宿鍵屋資料館

2010年08月12日 13時07分50秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
道路交通情報センターの渋滞予測で、「中国自動車道 宝塚トンネル先頭 渋滞20km」なんていうのを見たら高速道路での遠出は避けたくなります。

ゴールデンウィークに引き続き、近場の安価観光シリーズ。

今回は、京阪電車枚方市駅周辺を散策、淀川資料館と枚方宿鍵屋資料館です。

まずは、淀川資料館です。ここも入館料無料の博物館です。
淀川資料館の写真
(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)

淀川に生息している外来種の魚や、天然記念物で国内希少野生動植物種のイタセンパラなどの解説や、実際に水槽で飼育されている魚もたくさん展示されていたし、河川敷の動植物など、淀川の環境についての展示室と、昔から淀川は京の都と大坂を舟で結ぶ水運に利用されてきたそうで、その歴史について展示してあるコーナーもありました。

また、土砂が堆積して水深が浅くなると船が通れなくなるし、昔はたびたび氾濫して洪水も起こしたので、浚渫や治水の工事についての展示室もあり、歴史年表に、淀川の航空写真、明治時代の工事図面や観測器具、映像展示もしてありました。

企画展も年数回開催されているそうで、この日は、淀川上流の木津川流域の絶滅危惧植物の標本や流れ橋(上津屋橋)の紹介展が開催中でした(8月23日まで)。

この展示ボリュームで入館無料はお得!

夏休みということで、近くの小学生が何人も来ていて絵日記を書いていました。

淀川河川公園枚方地区の写真
淀川資料館のすぐ北側が河川公園です。

毎週火曜日が休館。入館無料。
京阪電車枚方市駅から北西に徒歩7分くらい。
無料駐車場有り(3台)。
日曜・祝日のみ利用できる淀川河川公園枚方地区の北の方にある臨時駐車場からもすぐです。

↓詳しくはこちら
淀川資料館の公式サイトへリンク

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淀川資料館から枚方宿鍵屋資料館までは(徒歩15分くらい)、旧東海道(京街道)を通って歩いて行くと、古い町屋もところどころ残っていて風情があります。
旧東海道(京街道)沿いの古い町屋の写真
旧京街道の途中には道標が何本も建っていました。また、今は建物は無く公園になっていましたが、本陣跡もありました。

枚方市立枚方宿鍵屋資料館の写真
↑枚方市立枚方宿鍵屋資料館です。

ここは、江戸時代には川原がなく、すぐ裏まで淀川が流れていたそうで、三十石舟の船待ちの宿として栄え、平成9年まで料理旅館「鍵屋」として続いていた建物です。

枚方市立枚方宿鍵屋資料館の写真
主屋と別棟の二棟があり、別棟は昭和3年の建築だそうで、京街道枚方宿の資料や古陶器、大名行列や“くらわんか舟(三十石舟の乗客に食べ物や飲み物を売っていた小舟)”の模型、書画や古道具、映像展示もありました。

枚方市立枚方宿鍵屋資料館の中庭の写真
四名以上で予約をすれば、別棟2階の大広間で料亭の和風弁当をいただけるそうです。

枚方市立枚方宿鍵屋資料館の主屋内部の写真
主屋は1811年(江戸時代11代将軍徳川家斉の頃)の築というのが分かっているそうで、土間のかまどに、板張りの店の間、そして奥には畳敷きの客間が7部屋もあります。

昔の火鉢や籠、箪笥や小道具、解体修理をした時の古い壁の一部なども展示してありました。

主屋の裏手には小さな中庭や蔵もあります。

毎週火曜日が休館。入館料:大人200円。
京阪電車枚方公園駅から西北西に徒歩5分くらい。
駐車場無し。少し西隣にコインパーキング有り。ただ、このコインパーキングへは一方通行の細い道を通ります。
枚方地区淀川河川公園の南側にある有料駐車場からも徒歩すぐです。こちらは入庫出庫しやすいです。

↓詳しくはこちら
枚方市立枚方宿鍵屋資料館の公式サイトへリンク

兵庫県猪名川町を“無料で”日帰り観光(その5)旧冨田邸静思館

2010年08月04日 15時16分01秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
前のブログからの続き、猪名川町を『無料』で日帰り観光の紹介、第5段!

今回紹介をするのは、「旧冨田邸 猪名川町立静思館」です。
(※このブログ中の写真は全てクリックをすると拡大します)
旧冨田邸 猪名川町立静思館の写真
ここは、明治5年に猪名川町で生まれた資産家 冨田熊作氏(1872~1953)が、昭和7年から3年かけて建てたお屋敷で、猪名川町が譲り受け、一般に公開しているところです。
母屋、蔵、門、塀など全てが国登録有形文化財になっているそうです。

冨田熊作氏は、東洋古美術を扱う商社のロンドン支店長を勤めていたほどの方で、自身も古美術をコレクションされていたそうです。

そのコレクションの一部は、前のブログで書いた「ふるさと館」に展示してありました。
ふるさと館ではこの冨田熊作氏のこともパネルで紹介してありました。

静思館入口の門の写真
↑静思館入口の門

静思館の門へと続く道の写真
↑門へと続く道

静思館の母屋妻面と離れの写真
茅葺き、総檜造りの母屋には、7部屋と土間の台所、離れには茶室もありました。

静思館の土間とかまどの写真
↑土間の台所のかまど

静思館の母屋の室内の写真
↑部屋の様子
部屋の中に上がって見学が出来ます。

静思館の内庭と茶室の写真
↑内庭と茶室

静思館の道具部屋、炭部屋、味噌部屋と土蔵の写真
↑道具部屋、炭部屋、味噌部屋と、一番奥は二階建ての蔵

静思館の土蔵の写真
↑母屋の裏には瓦葺き二階建ての蔵が三棟も建っています。

静思館の井戸と給水塔の写真
↑母屋と蔵の間にある井戸と、その上にある櫓は給水塔です

高いところから水が落ちる力を使って、当時としては大変珍しい水洗式トイレだったそうです。


↓詳しくはこちら
静思館(猪名川町文化協会)のサイト

猪名川町の静思館のページ

猪名川町観光協会の静思館のページ

毎週月曜日が休館で、入館料は無料。
駐車場は、すぐ隣の猪名川町役場の駐車場を利用(無料)
役場の駐車場脇には静思館の裏門があります。

猪名川町のブログはとりあえずここまで。

兵庫県猪名川町を“無料で”日帰り観光(その4)木喰仏と屏風岩

2010年08月03日 11時35分14秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
今回も引き続き猪名川町日帰り観光、第4段です。

次は「東光寺」と「屏風岩」です。

東光寺山門の写真
(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大します)

奈良時代に行基上人が開いたといわれているそうです。

山門への階段の両側にあじさいが植わっていたので、梅雨の時期はきれいでしょうね。

東光寺本堂の写真
東光寺境内の写真
本堂の前には蓮の鉢植えもありました。

ここは、江戸時代の遊行僧木喰上人が、90歳の晩年に立ち寄ったところだそうで、15体の木喰仏が奉納され、14体が現存しているそうです。そのすべてが兵庫県指定文化財になっているそうです。

東光寺子安観音の写真
↑境内にある木喰仏のひとつ「子安観音」
元々は生い茂っていた椎の大木に木喰上人が鑿をふるい、この観音像を彫ったそうですが、明治時代初期に落雷により椎の木が枯れ、その後お堂が作られ、今はその中にお祀りされていました。
安産や育児に御利益があるそうです。

境内と子安観音の拝観は無料(自由拝観)。ただ、ご本尊やそのほかの木喰仏などの拝観は要予約(無料)とのこと。
無料駐車場あり。

↓詳しくはこちら。予約のための電話番号も載っています。
猪名川町の東光寺の紹介ページへリンク

猪名川町観光協会の東光寺の紹介ページへリンク

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屏風岩の写真
↑「屏風岩」
猪名川が、この岩壁のせいで、ここで90度曲がって流れています。

春は桜、夏の夜は蛍、秋は紅葉、と四季折々の景観美の景勝地で、夜間ライトアップもしているそうなのですが、対岸にはホテルや建設会社の資材置き場が立ち並び、ホテルの部屋からは景色を間近に眺められるようです。
でも、一般観光客用の遊歩道などはいっさい無く、県道が猪名川を渡る橋からの眺めや、猪名川横の田んぼの畦道からの眺めを見るだけしかできません。

屏風岩の写真
また、この橋も、屏風岩側に歩道がなく、交通量も多いので少し危険です。

「遊歩道や駐車場を整備すればいいのに」と思いました。

駐車場が無いので(ホテルの宿泊客用の駐車場はあるのですけれどねぇ)、「道の駅いながわ」に車を停め、歩いて500mくらいです。(こちらのルートは歩道が整備されています)
もしくは、阪急バス・ふれあいバス:屏風岩バス停下車すぐ。

東光寺の駐車場からの方が近いのですが、こちらは歩道が無く、交通量も多いので、少し危険です。

猪名川町の屏風岩の紹介ページへリンク

猪名川町観光協会の屏風岩の紹介ページへリンク

屏風岩の対岸にあるホテルのページへリンク(夏は川床もやっているそうです)

兵庫県猪名川町を“無料で”日帰り観光(その3)ふるさと館

2010年08月02日 19時49分19秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
今回も猪名川町散策の続きです。
次は「猪名川町立ふるさと館」です。

ここは、歴史民俗資料館のほか、催し物や講座が開かれる催し会場、陶芸窯もある創作室、木製遊具や野外ステージもある芝生広場、猪名川の親水公園、ゲートボール場などもある複合施設です。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大します)
ふるさと館本館の写真
↑歴史資料・民俗資料の展示室と事務室のある“ふるさと館”本館です。

昔の仕事道具(例えば機織り機や糸紡ぎ機、分銅秤や大八車の車輪、農具・工具など)の展示から、昔の住まい(土間、かまど、囲炉裏端の居間)が復元してあって、昔の生活道具(行燈、提灯、火のし(昔のアイロン)、箪笥や食器、桶、樽など)が展示してあったり、昔の貨幣・紙幣、昔の教科書、戦時中の時の資料、猪名川町の文化財のパネル展示、農村歌舞伎や浄瑠璃の資料も展示してありました。

本や資料の閲覧コーナーもあり、刊行物の販売もしていました。

屋外にも、昔の手押し式消化ポンプや、米の選別をする“とうみ”という道具や、水を田んぼに汲み上げていた足踏み水車なども展示されていました。

ふるさと館芝生広場の写真
↑ふるさと館の裏を流れる猪名川の河川敷にある芝生広場です。

遊具や野外ステージもあり、ここでコンサートが開かれることもあるそうです。

ふるさと館芝生広場親水公園の写真
↑猪名川の本流。

対岸に見える岩肌は、猪名川町にある“屏風岩”という景勝地に似ていることから“孫屏風”と呼ばれているそうです。

ふるさと館芝生広場親水公園の写真
↑猪名川の水を芝生広場に引き込んできている水路。

とても浅く、流れもゆるいので、小さなお子さんでも遊べる親水公園になっていました。

毎週月曜日が休館。入場無料。無料駐車場あり。
↓詳しくはコチラ
猪名川町のふるさと館のサイト

兵庫県猪名川町を“無料で”日帰り観光(その2)多田銀銅山坑道跡

2010年08月01日 16時08分34秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
前のブログの続きで、兵庫県猪名川町 多田銀銅山跡の散策です。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大します)
多田銀銅山平炉跡の写真
↑「平炉跡」

前のブログで書いた“移築された代官所の門”からすぐのところに、まずこの炉の跡が川の対岸に見えてきます。

採掘した鉱石を溶かして金属分を取りだすための炉があったところだそうです。
ここにも石垣の跡が残っていました。

金山彦神社の写真
↑「金山彦神社」

平炉跡からすぐのところに金山彦神社がありました。鉱山の神様だそうで、平安時代に建立されたのだとか。

金山彦神社から青木間歩への道の写真
金山彦神社から、自然の残る林の中、きれいな水の銀山川沿いの道を進んでいきます。

多田銀銅山青木間歩坑道入口の写真
↑「青木間歩跡」

しばらく歩くと青木間歩(まぶ)という坑道跡があります。(間歩とは鉱山の坑道のこと)
まわりに「アオキ」の木がたくさん自生しているので、この名が付いたとか。

ここでは、近代に機械で掘られた坑道と、昔の手掘りの露天掘りの跡の両方が見学出来、多田銀銅山で唯一、坑道の中へ入っていくことが出来るところです。(9:00~17:00まで、自由見学。無料)
悠久の館から青木間歩までは歩いて600mくらいです。
多田銀銅山青木間歩機械掘り坑道内の写真
↑機械掘りの坑道の内部
坑道の中は1年中温度が一定で、真夏でもとても涼しいです。
ただし、湿気がものすごくて、眼鏡をかけていると、坑道を出た途端、眼鏡が曇ります。

多田銀銅山青木間歩露天掘り跡の写真
↑昔の露天掘りの跡

多田銀銅山水抜通風穴跡の写真
青木間歩から少し歩くと「水抜通風穴跡」があります。
坑道内の湧き水を外へ出し、坑道内が酸欠にならないよう空気を取り入れるための穴の跡だそうです。

ここからしばらくは、長い上り坂で、途中に建設会社の資材置き場や倉庫などが立ち並び、あまり風情は無い道を進んでいきます。
(青木間歩から歩いて700mくらい)

多田銀銅山大露頭の写真
しばらく坂道を登っていくと「大露頭」という、普通は地下にある鉱脈が地上に露出しているところが目の前に現れます。

多田銀銅山台所間歩跡の写真
↑「台所間歩跡」

大露頭のすぐ横に台所間歩跡という坑道の入り口があります。
豊臣秀吉が開坑したとかで、“大坂城の台所をまかなう”すなわち“豊臣政権の財政を支える”ほどの産出量だったことから“台所間歩”と呼ばれたそうです。

多田銀銅山久徳寺跡 山中鹿之助一族の墓の写真
台所間歩からしばらく歩くと、「久徳寺跡 山中鹿之助一族の墓」というところがありました。
昔はお寺があったそうですが、今は跡形もなく木立の中に墓石だけが残っていました。

多田銀銅山台所間歩跡から瓢箪間歩跡への山道の写真
久徳寺跡から更に坂道を登っていきます。山中ではありますが、山道ではなく、きちんと整備された道です。

採掘跡と思われる穴の写真
途中には、説明看板も立っていない、採掘跡と思われる穴もありました。

多田銀銅山瓢箪間歩跡の写真
↑「瓢箪間歩跡」

悠久の館からは1.5kmくらい歩いてくると「瓢箪間歩跡」というところがあります。
ここは室町(足利)時代から採掘されていたそうで、ここも豊臣時代に産出量の最盛期があり、その鉱脈の発見者の鉱山技師の親子に豊臣秀吉から馬印である千成瓢箪の印が与えられ、それを入り口に掲げていたのでこの名が付いたそうです。

昭和に入ってからも日本鉱業(株)という会社が採掘を続けていたそうですが、昭和48年に閉山し、多田銀銅山約1千年の歴史が幕を閉じたそうです。

多田銀銅山のブログはここまで。

次回も猪名川町散策を紹介します。