いばせんせいのブログ

愛車光岡ビュートのこと、趣味のドライブや博物館めぐりのこと、ネクタイのこと、などを書いていきます。

来年の大河ドラマの地 滋賀県長浜市 湖北観光(その2)五先賢の館

2010年06月30日 18時31分13秒 | 旅・ドライブ(滋賀県)
前のブログに続き、滋賀県長浜市湖北地方観光の続きです。

次に訪れた博物館は「五先賢の館」です。

この博物館のある長浜市田根というところでは、この地で育った(あるいは所縁のある)五人の賢人のことを小学校で習うそうです。
その五人の賢人のことを紹介・展示してある博物館です。

上の写真の真ん中にある塔のようになっているところには、五人の賢人の肖像画のステンドグラスがはめ込まれていて、そのステンドグラスも、五人の賢人のそれぞれ所縁の地の方角を向いてはめ込まれているそうです。

1)相応和尚
平安時代に、比叡山の「千日回峰行」を最初に成し遂げた偉いお坊さん。
長浜市田根学区の小学校では、「1日回峰行」と銘打って自然の中を1日歩くイベントを行うそうです。
千日回峰行の装束が展示してありました。

2)海北友松
安土桃山時代の画家(水墨画の大家)で、その絵が展示してあります。
こちらも小学校では、水墨画を授業で練習するそうです。その小学生が描いた水墨画が壁一面に貼ってありました。
とても小学生が描いたとは思えないくらい、なかなかのものでした。

3)片桐且元
戦国時代、賤ヶ岳の合戦の武将。


4)小堀遠州
茶人で造園家、近江奉行としてこの地の藩主になったそうです。
この五先賢の館の庭は、遠州流庭園を模して造られているそうで、水琴窟もあります。

訪問した日は平日で、ちょうど庭師が植木の手入れをしている最中でしたが、館長さんが庭まで案内してくれ、水琴窟の音色を聴かせて下さいました。
館長さんはとても親切で、展示物の解説までしてくださいました。

5)小野湖山
明治時代の漢詩・書道の大家
漢詩の書と硯、小野湖山が5歳のときに書いたという書も展示してありました。



展示室の他に座敷の部屋もあり、お茶会を開いたり、近くのお店から出前を取ってくれて、庭を眺めながら食事が出来るサービスも行っているそうです。

水曜日が休館、入館料300円(大人)。無料駐車場有り。


長浜観光協会の博物館紹介のページ

来年の大河ドラマの地 滋賀県長浜市を観光してきました

2010年06月29日 00時29分21秒 | 旅・ドライブ(滋賀県)
滋賀県長浜市の湖北地方を観光してきました。

来年のNHK大河ドラマが「江~姫たちの戦国」に決まり、その主人公・お江を含めた浅井家の三姉妹が大きく取り上げられるということで、地元ではもう既に盛り上がりをみせていて、旗があちこちに立っていました。

今年は「長浜浪漫パスポート2010 浅井三姉妹手帖」というのを、長浜市の色々な博物館受付や観光案内所で発売していて、1000円で長浜市内の観光施設から好きなところ5つを選んで入館できたり、協賛店舗や、近隣市の博物館でも割引を受けられたりして、とてもお得なのです。

また、一日で回りきれなくっても有効期限が12月26日までなので、これもお得なのです。

↓詳しくはこちら
長浜市観光協会のサイト

まず訪れたのは「浅井歴史民俗資料館 お市の里」

「お市の方」とは、浅井三姉妹の母で、織田信長の妹で、北近江の戦国大名 浅井長政の妻です。

浅井歴史民俗資料館には、郷土学習館・糸姫の館・鍛冶部屋・七りん館の4つの施設があります。


↑「郷土学習館」
戦国大名浅井氏に関する資料や、浅井氏の居城で「日本五大山城」の一つ、小谷城の模型、小谷城の門扉も展示されています。

この辺りは、姉川の戦いの舞台となったところで、浅井軍と越前の朝倉軍の同盟軍と、織田信長・徳川家康・木下(豊臣)秀吉軍が戦ったところです。

小谷城の出土品の他にも、古絵図、写真パネル、ビデオでの映像解説等も展示されていました。


↑「糸姫の館」
ここでは、この地で古くから盛んであった養蚕についての資料が展示・紹介されています。
天井にセンサーがあって、展示品の前に立つと勝手に映像が流れたり、人形が動いたり、解説のナレーションが始まったりするので、最初は少しびっくりしました。
靴を脱いで座敷に上がることも出来ます。


↑「鍛冶部屋」
この辺りでは鎌倉時代の頃から鍛冶が行われていたそうで、農具・工具だけでなく、刀や槍も作られていたそうです。
鍛冶部屋は、土蔵風の建物で、中に人形ジオラマでその鍛冶場を復元したものや映像解説、製造品などが展示されています。
こちらもセンサーで人形が動いたり、映像が流れたりします。


↑「七りん館」
七りん館は、元々個人が古民家を購入して、郷土に伝わる産業・文化を後世に伝えようと収集した民俗資料を展示し開設していた民俗資料館をここへ移設したところだそうです。
江戸時代後期の庄屋の家とかで、こちらも座敷に上がることができます。

↓詳しくはこちら
近江歴史回廊倶楽部の湖北の歴史文化施設のサイト

月曜休館、入館料300円(大人)。無料駐車場有り。

他の博物館にも訪れたので、一回のブログでは書ききれないため、続きは次回...。

和歌山市和歌浦を散策

2010年06月27日 21時24分16秒 | 旅・ドライブ(和歌山県)
和歌山市和歌浦の片男波公園へ行って来ました。

「不老橋」
紀州藩主徳川治宝が1851年に造らせた橋だそうです。珍しい石造りのアーチ橋。


その不老橋の目の前にある「塩竈(しおがま)神社」
子授け・安産祈願の神様だそうです。建物の奥の岩山にある洞窟にご神体が祀られています。


「妹背山」という和歌川河口に広がる潮干潟にある島。
橋で渡れるようになっています。


妹背山にある「海禅院多宝塔」


同じく妹背山にある「観海閣」
観海閣は初代紀州藩主徳川頼宣が、対岸の紀三井寺を遠望する位置に建立したものだそうです。


観海閣からの眺め。
このときは、ちょうど潮が引いて干潟になっていました。


片男波公園からの妹背山の遠景
多宝塔と観海閣が見えます。


片男波公園万葉館。万葉集の中には和歌山を詠んだ歌が100首以上もあるそうで、和歌浦など歌の中に出てくる地名も残っているそうです。
万葉集の時代や歌人について、色々展示をしてありました。

また、万葉館の隣には、健康館(体育館)やレストラン、野外ステージに、日本庭園、花壇に芝生広場、こども用遊具広場などもあります。


片男波公園にある「片男波海水浴場」

↓詳しくはこちら
片男波公園のサイト

有料の駐車場有り。片男波公園には出入り自由ですが、万葉館は、年末年始が休館で入場料は大人200円です。

奈良県生駒郡安堵町を観光

2010年06月25日 21時54分49秒 | 旅・ドライブ(奈良県)
奈良県生駒郡安堵(あんど)町を観光してきました。
県外の人にはあまりなじみがない町なので、奈良県のどの辺かご存知ではない方がほとんどだと思います。
西名阪自動車道・法隆寺インターチェンジのすぐ北東側にある小さな町です。
行ったところは、安堵町歴史民俗資料館と富本憲吉記念館です。

安堵町歴史民俗資料館は、江戸時代から続く今村家の邸を改修し今村氏に関する資料や、町の伝統産業である灯芯引きに関する民俗資料などが展示してあります。

今村家は、この辺り一帯の庄屋役をしていた家で、明治時代始めの廃藩置県のとき、奈良県が一度大阪府に合併されて消滅した際、奈良県を復活させる運動の中心人物だった人や、大阪大学の学長を務めた人もこの今村家から出たそうで、そういった人たちの資料や映像紹介も展示してありました。

この辺りでは、「いぐさ」を栽培していて、そのいぐさの茎の芯から、行燈の灯芯や和ろうそくの灯芯を作るのが、伝統産業だったそうで、その展示もしてありました。

庭もとてもきれいで、色々な花木が植えられ、手入れされています。その中に立派な「しだれ桜」もあって、春はとてもきれいだろうな、と思いました。


次に、安堵町歴史民俗資料館から南へ少し歩いたところにある、富本憲吉記念館を訪ねました。

近代陶芸の父、第1回の人間国宝に認定された富本憲吉の生家が記念館になっていて、富本憲吉の作品がたくさん展示されています。
ここも江戸時代の建物や蔵を改造して展示館にしてありました。

陶芸には、元々あまり興味がなく、他の古陶器の資料館には行かないのですが、この人の陶芸作品だけは、色や形が今までに見たことも無く、他の陶器とも違っていて、感心してじっくりと見入ってしまいました。

私のように陶器に興味が無い方も、作品を見て何か感じることが出来るのではないかなと思いましたし、陶器に関心がなくても、古い家やきれいな庭を見るだけでも訪問をする価値があるところだと思いました。

↓詳しくはコチラ
安堵町のサイト

民俗資料館は、毎週火曜日が休館で、富本憲吉記念館は、毎週月・火曜日が休館。
民俗資料館の入館料は大人200円で、富本憲吉記念館の入館料は、大人700円です。
安堵町歴史民俗資料館前に無料駐車場が有り、富本憲吉記念館はそこから徒歩で、すぐのところです。

兵庫県播磨町大中遺跡と考古博物館

2010年06月22日 19時09分59秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
兵庫県播磨町にある大中遺跡と播磨町郷土資料館、兵庫県立考古博物館に行ってきました。


大中遺跡は、弥生時代の集落跡で、遺跡公園として整備され、竪穴式住居も、たくさん復元されていました。
また、遺跡公園内には、桜など色々な植物も植えられており、芝生やベンチも整備されているので、遠足にはもってこいの場所ですね。

その公園内に昭和60年開館の「播磨町郷土資料館(入館無料)」と、すぐ隣に平成19年開館の「兵庫県立考古博物館(入館料200円(大人)」が建っています。

播磨町郷土資料館では、大中遺跡の出土品や、昔、この辺りを走っていた別府鉄道の機関車(屋外展示)なども展示されており、面白いのは大学の先生が研究をされた弥生時代の言葉が紹介されているコーナーなどもありました。

兵庫県立考古博物館の方は、建物も高く広く、大中遺跡に特化せず、先土器時代から近代まで兵庫県全体の考古資料が展示紹介されています。

また、館内にはカフェやミュージアムショップ、本などの閲覧が出来る情報プラザ(図書・資料室)、そして、屋上が展望台になっていて、大中遺跡公園と播磨町が一望できるようになっています。

屋上展望台から展望したら、五重塔が見えたので行ってみると、「圓満寺」というお寺があったので、入ってみました。境内は無料で入れます。
でも、門、本堂、五重塔とも鉄筋コンクリート建てで近代的なお寺でした。


播磨町郷土資料館、兵庫県立考古博物館とも月曜休館。有料(200円)の駐車場有り。

↓詳しくはコチラ
播磨町郷土資料館のサイト

兵庫県立考古博物館のサイト

奈良県葛城市當麻観光その2(相撲館)

2010年06月21日 11時44分41秒 | 旅・ドライブ(奈良県)
當麻寺の拝観を終えた後、県道30号線「當麻寺」交差点のすぐ東側(近鉄南大阪線「当麻寺」駅西側)にある、葛城市相撲館けはや座を見学しました。

相撲館は有料ですが、隣の建物は、無料休憩所・観光案内所になっています。

當麻蹶速(たいまのけはや)という相撲の開祖を祀った蹶速塚が相撲館の前にあります。

當麻蹶速は、大和国當麻邑(奈良県葛城市當麻)に住んでいた力自慢で、これを聞いた垂仁天皇が、同じく力自慢の野見宿禰(のみのすくね)という人物を大和国へ呼び寄せ、相撲を取らせたので、相撲の開祖といわれているそうです。

そして、この勝負が日本で最初の相撲の天覧試合といわれているのだそうです。

結局、當麻蹶速は、野見宿禰との勝負に負けて死に、當麻邑の領土は野見宿禰に取られてしまったのだとか。

でも地元の人は、負けたけれども蹶速塚を建てて、この地にお祀りをしてきたのですって。

館内には本場所で使われるのと同じ土俵がつくられており、これは見学用なので、靴のまま土俵に上がったり、触ったりもでき、とても貴重な体験でした。

1階が土俵で、その上の2階には相撲に関する資料がとてもたくさん展示してありました。
相撲の展示館って珍しいですよね。

休日には、土俵の上から大型スクリーンが下りてきて、写真の升席に座って、當麻蹶速と野見宿禰の映像を見ることも出来るのですって。(今回見学をしたのは平日だったから映像は見ることが出来なかったのですけれど)

入場券の半券で抽選(くじ引き)が出来、絵葉書などの景品がもらえます。

毎週火曜、水曜が休館。入館料(相撲館):大人300円。
車3台分の無料駐車スペースがあります。
↓詳しくはコチラ
葛城市役所「相撲館」紹介のページ

奈良県葛城市の當麻寺へ

2010年06月20日 17時51分50秒 | 旅・ドライブ(奈良県)
奈良県では平城遷都1300年祭で、色々なイベントが行われていますが、社寺秘宝・秘仏特別開帳に注目していて、今回は創建以来初、国宝の三重塔の双塔(東塔・西塔)初層が開扉された當麻寺へ行って来ました。

奈良県の中西部、葛城市當麻町、二上山のふもとにあり、境内はとても広いです。

天平時代に創建され、わが国で唯一、双塔とも創建当初の姿のまま残っているところなのだそうです。

双塔とも初層内部には仏様が祀られていました。
東塔の方は、初層の基壇上に上がって拝観することができました。小さな仏様が二体お祀りされていて、その他には何も無い、がら~んとした須弥壇でした。

西塔の方は、基壇が狭いので、鉄パイプで組まれた拝観用の特設スタンド上から覗きこむ形でした。ただ、東塔より内部が暗く、仏様が3体か4体、お祀りされているようでしたが、奥の方が暗くてよく見えませんでした。

「創建以来初!双塔初層開扉」と聞いて期待をしていったのですが、西塔にお祀りされていた仏様が、作られた時代が新しいのか金ピカで、少し興醒めでした。

ここは牡丹の花でも有名で、昔牡丹の花の時期に一度訪問したことがあります。

今回は牡丹の花は終わっていましたが、境内にある中之坊や西南院のきれいな日本庭園では、スイレン、あじさい、バラ、菖蒲など他の花も見ごろでした。

當麻寺中之坊では、庭園を見ながらお抹茶を頂くことも出来ます。



境内には、本堂、金堂、講堂などがあり、本堂のご本尊は仏像ではなく、當麻曼荼羅(国宝)という刺繍絵が祀られています。

金堂の仏様(日本最古の塑像。こちらも国宝)は、他の日本の寺院の仏様と少しお顔が違っていて、中東アジア人の御顔立ちのように感じました。

7月には蓮の花も咲き始めるようです。

ただ、塔の初層開扉の特別拝観は6月20日で終了です。次は秋に、當麻寺中之坊の絵天井特別拝観があります。

↓詳しくはコチラ
平城遷都1300年祭のサイト

當麻寺中之坊のサイト

車だと、當麻寺仁王門の門前に駐車場がありますが、12~3台くらいしか停められないくらい小さな駐車場なのと、対向車とすれ違えられないくらいの細い道なので、県道30号線「當麻寺」交差点の南東にある、當麻観光駐車場の方が駐車スペースも広いし、停めやすいです。(當麻寺までは少し歩きますが、途中に茶店やお食事処・お土産屋さんもあります)

播州山崎花菖蒲園に行って来ました

2010年06月16日 21時06分40秒 | 旅・ドライブ(兵庫県)
梅雨晴れの一日、兵庫県宍粟市山崎町の播州山崎花菖蒲園に行って来ました。
中国自動車道山崎インターチェンジから北へすぐ、5~10分くらいのところです。


約60,000㎡の敷地内に、1,000種・100万本もの花菖蒲が植えられているそうです。

紫色の花を想像して行ったら、色も、白、黄、ピンク、薄紫、赤紫、青紫などさまざま。また花の大きさや咲き方もさまざまで、こんなに種類があるとは知りませんでした。

江戸時代に品種改良が盛んだったそうで、「江戸錦」「清少納言」「金鶏」「宇宙」「美吉野」「花吹雪」「雪国」など名前もいろいろ。
改良が盛んだったところの地名をとって、江戸系、伊勢系、肥後系と分類されるそうです。
この園は、品種保存の役割も担っているのだとか。

また、園内の観賞コース沿いには、3,000本もの色々な種類のあじさいも植栽されていて、ちょうど咲き始めでそちらもとてもきれいでした。

園内には食堂もあり、昼食をとることもできます。
また、売店では、お土産のほか、苗、切り花、鉢植えなども売られています。
駐車場は無料です。
今年は6月30日まで開園とのこと。

詳しくはコチラ↓
播州山崎花菖蒲園のサイト