いばせんせいのブログ

愛車光岡ビュートのこと、趣味のドライブや博物館めぐりのこと、ネクタイのこと、などを書いていきます。

奈良県葛城市の當麻寺へ

2010年06月20日 17時51分50秒 | 旅・ドライブ(奈良県)
奈良県では平城遷都1300年祭で、色々なイベントが行われていますが、社寺秘宝・秘仏特別開帳に注目していて、今回は創建以来初、国宝の三重塔の双塔(東塔・西塔)初層が開扉された當麻寺へ行って来ました。

奈良県の中西部、葛城市當麻町、二上山のふもとにあり、境内はとても広いです。

天平時代に創建され、わが国で唯一、双塔とも創建当初の姿のまま残っているところなのだそうです。

双塔とも初層内部には仏様が祀られていました。
東塔の方は、初層の基壇上に上がって拝観することができました。小さな仏様が二体お祀りされていて、その他には何も無い、がら~んとした須弥壇でした。

西塔の方は、基壇が狭いので、鉄パイプで組まれた拝観用の特設スタンド上から覗きこむ形でした。ただ、東塔より内部が暗く、仏様が3体か4体、お祀りされているようでしたが、奥の方が暗くてよく見えませんでした。

「創建以来初!双塔初層開扉」と聞いて期待をしていったのですが、西塔にお祀りされていた仏様が、作られた時代が新しいのか金ピカで、少し興醒めでした。

ここは牡丹の花でも有名で、昔牡丹の花の時期に一度訪問したことがあります。

今回は牡丹の花は終わっていましたが、境内にある中之坊や西南院のきれいな日本庭園では、スイレン、あじさい、バラ、菖蒲など他の花も見ごろでした。

當麻寺中之坊では、庭園を見ながらお抹茶を頂くことも出来ます。



境内には、本堂、金堂、講堂などがあり、本堂のご本尊は仏像ではなく、當麻曼荼羅(国宝)という刺繍絵が祀られています。

金堂の仏様(日本最古の塑像。こちらも国宝)は、他の日本の寺院の仏様と少しお顔が違っていて、中東アジア人の御顔立ちのように感じました。

7月には蓮の花も咲き始めるようです。

ただ、塔の初層開扉の特別拝観は6月20日で終了です。次は秋に、當麻寺中之坊の絵天井特別拝観があります。

↓詳しくはコチラ
平城遷都1300年祭のサイト

當麻寺中之坊のサイト

車だと、當麻寺仁王門の門前に駐車場がありますが、12~3台くらいしか停められないくらい小さな駐車場なのと、対向車とすれ違えられないくらいの細い道なので、県道30号線「當麻寺」交差点の南東にある、當麻観光駐車場の方が駐車スペースも広いし、停めやすいです。(當麻寺までは少し歩きますが、途中に茶店やお食事処・お土産屋さんもあります)