いばせんせいのブログ

愛車光岡ビュートのこと、趣味のドライブや博物館めぐりのこと、ネクタイのこと、などを書いていきます。

秘宝・秘仏特別開帳の奈良大和路を日帰り観光 五條市 榮山寺を拝観

2010年10月11日 22時29分59秒 | 旅・ドライブ(奈良県)
連休を利用して、また奈良県五條市を日帰り観光してきました。

平城遷都1300年祭の記念事業として、奈良県内の社寺で、秋の秘宝・秘仏特別開帳が開催され始めています。
今回はその中の奈良県五條市にある「榮山寺」を拝観してきました。

藤原鎌足の孫で不比等の子、藤原武智麻呂が養老3年(719)に建立したと伝えられているそうです。

(※このブログの写真は全てクリックをすると拡大表示できます。)
榮山寺本堂の写真
榮山寺の本堂です。

この本堂に安置されているご本尊「薬師如来座像」と「十二神将像」と、本堂の前にある「石灯篭」が重要文化財だそうです。

榮山寺本堂前にある史跡行宮跡の写真
本堂の前には、国の史跡「栄山寺行宮跡」がありました。
ここが、南北朝時代、南朝の後村上・長慶・後亀山天皇の行在所であったからだそうです。

今回の特別開帳では、11月21日まで、本堂の「薬師如来座像」と、国宝の「八角円堂」の堂内が特別拝観できます。

榮山寺八角円堂の写真
榮山寺八角円堂の写真
国宝の八角円堂です。

藤原武智麻呂の没後、息子の仲麻呂が供養のためこの八角円堂を建立したそうです。
背後の山中に「武智麻呂の墓」があります。(でも駐車場から徒歩30分と書いてあったので行くのを止めました)

堂内に安置された仏像は重要文化財では無いようでしたが、八角円堂内陣の柱や天井の装飾画が重要文化財なのだそうです。

かなり剥落がひどく、修復作業中のようです。本堂の裏にある資料室で、その装飾画のパネル展示がしてありました。

榮山寺大日堂の写真
室町時代に建てられた「大日堂」。この建物も重要文化財だそうです。

榮山寺の境内にある御霊神社の写真
お寺の境内なのに八角円堂の隣には御霊神社が祀られています。

境内の池越しに見た八角円堂の写真
境内の池越しに見た八角円堂。もみじの木がいっぱいありました。もう少し経つと紅葉がきれいだろうな、と思います。(先に知っていたらその頃に行ったのに...。)

榮山寺の前を流れる吉野川の写真
榮山寺のすぐ目の前を吉野川が流れています。
流れが穏やかなところのようで、河原も整備してあり、カヌーに乗っている人が大勢いました。

↓詳しくはこちら
榮山寺の公式サイトへリンク

平城遷都1300年祭の公式サイト(秘宝・秘仏特別開帳のページ)へリンク

拝観料:大人400円。年中無休。

国道24号線「今井町」交差点を南に曲がり、500mほど行ったところです。
「今井町」交差点のところには「←栄山寺」という看板が出ているのですが、肝心の栄山寺の入り口が分かりづらく、初めて行ったので通り過ぎてしまいました。

通り過ぎたところにある、カヌーやボート遊びをする人用の駐車場の方が見つけやすかったし、停めやすいです。今回もそこに車を停めました。