食事を終え、ヴェルニー公園の遊歩道を歩きました。
海岸には沢山の船や施設があり、潜水艦も見えました。
左手に、ティボディエ邸が見えてきました。
ティボディエ邸は、横須賀製鉄所副首長であったジュール・セザール・クロード・ティボディエの官舎として、
明治2年(1869)頃に建築され、平成15年(2003)の解体時まで本州最古級の西洋館だったそうです。
この建物は復元されたもので、昨年「近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」としてオープンした施設です。
庭にはバラ園となっていて100種2000株植えられていて、春に見ごろを迎えます
展望スポットがありました。
横須賀製鉄所の歴史が書かれています。
漁村であった横須賀は、慶応元年(1865)幕府がフランス人ヴェルニーを雇い、造船所を建設。
アジア一の造船所として栄え、1日に数百人の国内外の観光客が訪れたそうです。
当時、横須賀製鉄所は観光スポットのひとつで左の挿絵「横須賀一覧図」は、
明治14年(1881)に発行された観光客用に配布されていたものと記載されています。
こちらは船体の検査や修理などのためにの施設であるドライドックの説明。
第1号ドックは明治4年、第2号ドックは7年、第3号ドックは17年に完成。
なんとなんと!第1号ドックは日本最古の石造ドックとして今も現役で使われているそうです。
これは・・・?イージス艦・・・?違う?
詳しくないので全然分からない( ̄▽ ̄;)
違ったらごめんなさい
更に進むと
大きな展示物が見えてきました。
戦艦陸奥主砲です。
※よこすかルートミュージアムより引用※
戦艦陸奥は1921(大正10)年に横須賀海軍工廠で建造され、戦艦長門とともに連合艦隊の旗艦として活躍しました。
主砲は41センチ連装砲4基でした。約1tの砲弾を約30kmの射程で飛ばすことができます。
設置されているヴェルニー公園から発射すると、羽田空港や平塚市あたりまで届くとも言われています。
そのすぐ先に
※フリー画像よりお借りしました※
ヴェルニー記念館がありました。
館内にはヴェルニーの指示で横須賀製鉄所へ設置された当時のスチームハンマー2基が展示されています。
スチームハンマ―は、蒸気機関を動力源として、重量のある金属のハンマーを上下させて、鍛造・圧延を行う金属加工機械だそうで
これらは、国内現存最古のスチームハンマーとして、国の重要文化財に指定されています。
国重要文化財
1965年 オランダ製 3トン門系。
階段を昇り、デッキから。
スチームハンマ―を見下ろすことが出来ます。
国指定重要文化財スチームハンマー(旧横須賀製鉄所設置)
1865年 オランダ製 0.5トン片持ち形。
こちらも2デッキから。
おっ、H氏だ
ラーは体験学習器具「ひかる君」に挑戦中。
ペダルをふんで、ハンマーを持ちあげて、それを落下させて電気を発生させて「光る」展示物です。
運動エネルギーによって電気が発生する姿を目の当たりにすることが出来ます。
こちらは「パスカル君」。
小さな力で重いものを持ち上げることができる展示物です。
子どもが大人を持ち上げたり、1人の重さで2人を持ち上げたりすることができます。
パスカルの原理・・・その昔習ったな。
懐かしいわん。
旧横須賀製鉄所を一望できる窓。
旧横須賀製鉄所(後の横須賀造船所、横須賀海軍工廠(こうしょう))のエリアを一望できます。
窓越しに
撮影してみました(●´ω`●)
ほかにも
展示コーナー。
スチームハンマーの現役当時の写真や工具、
パネルやYokosukaオリジナル鍛造品が展示されています。
こちらは縮尺1/100の戦艦陸奥の模型。
大日本帝国海軍の戦艦。
姉妹艦「長門」とともに帝国海軍の象徴として、長く日本国民から親しまれましたが、
昭和18年(1943)6月8日に主砲火薬庫から爆発を起こして沈没。
「悲劇の戦艦」とも称されています。
これら貴重な展示を鑑賞し記念館をあとにしました。
ここから徒歩1分の横須賀駅へと向かいます。
いよいよ旅も終わりに近づいてきました(●´ω`●)
つづく。
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