日々感ずることを、徒然に書いています。ご笑覧あれかし。

言葉というもの、非常に興味があります。

左利きのキャッチャー

2021-10-04 01:59:04 | 日記

今年は、スポーツの大きな大会が目白押し。

昨年、コロナ菌蔓延のため、そういうものが何もなかったことの「しわ寄せ」もあるであろう。

国際規模の大会だけ取り上げても、ウインブルドンテニス大会、フットボールのヨーロッパ選手権、東京オリンピック。

この東京オリンピックは、何かと物議を醸した大会であったが、無事になんとか終り、ホッとした。

私、運動神経はないに等しいが、その分、他の運動神経抜群の人たちが、とんだり、跳ねたり、走ったりしておられるのを観るのは、非常に好きである。実に美しい。

私、関心のあるのは、やはり甲子園の高校野球全国大会。

一番好きな球技を一つ上げろと言われれば、私の場合、それはどうしても「野球」いうことになる。

それは、やはり、昭和30年頃から、毎日「野球」を観て育ったからであろう。

幸い、京都、我が家の近所に平安高校という野球の名門校があり、学校が終ると、その平安野球部の練習を観に行くのが日課であった。その頃は、娯楽と言って他に何もなかったときている。
そういう経緯で、今でも、野球場を見ると、胸がゾクゾクするほど。

ところで、今年の甲子園高校野球。

コロナ菌のために、基本的に無観客。まあ、応援団くらいは入れるが、それにしても、なんとも異様な光景である。外野席観客ゼロだって。

雨に祟られた今年の甲子園、智辯和歌山の優勝に終わったが、目立つのは、何とも左バッターの多いこと。中には左打者の方が右打者より多いという高校がある。

しかし、ここで面白いのは、それらの左バッター、必ずしも左利きというわけではないということ。要するに、右投げ左打ちが多い。

昔、こんなことはなかったように思う。

どうしてこういうことになったのであろうか。

皆、イチロー君や大谷君の真似をしているわけではあるまいに。

まあ、野球の場合、打者がバットを振るときは、必ず両手を使うから、例えば、右利きの人が左ボックスに入って打っても、それほど難しくない。

テニスで、フォーハンドもバックハンドも、両手で同様にできるようなものである。

左利きといえば、私、左利きのキャッチャーというのをインターネットで観たことがある。あれには、びっくりした。

2000年夏の甲子園、那覇(沖縄)対 中京商業(愛知、現中京大中京)の試合。この時の那覇のキャッチャーが左利きで、何とも異様に感じた。

野球の捕手は、普通、右利きと相場が決まっている。

その理由ですか? 

相手チームが一塁に走者を出し、その走者が2塁盗塁を試みた場合、捕手は、それを防ぐために、投手からの投球を2塁に送球しなければならない。その時、バッターボックスの相手チーム打者は大抵右打者なので、捕手は、右利きの方が投げやすい。

でも、上述したように、これほど左バッターが多くなると、左利きキャッチャーがもっと出てきてもいいのではないか、ということになる。

因みに、この那覇:中京商の試合、2:1で那覇の勝ち。そして、更に特筆すべきは、この時の那覇、何と3塁手まで左利きであったこと。まあ、何というチーム、。

捕手と同様、野球での常識は、2塁手、3塁手、そして遊撃手は、全て右利きであること。それは、主に1塁に投げるのに、投げやすいから。

でも、それは常識であって、決まりではない。

人間の「性別」を始め、色んな過去の常識が、次々と覆されてきている昨今、「左利きのキャッチャー」くらい、もっと出てきてもいいのではないであろうか?



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