昨日は、10月2日の日曜日。
世界的に有名な、ロンドンマラソンがあった。これは、出発点がグリニッヂ。私は、その近所に住んでいるから、自宅から通りに出ると、全ての走者が観られる。
恒例により、今年も観た。全参加者は4万人ほど。世界でも有数のランナーから、その辺のおじさんおばさんまで雑多。男子で優勝したのは、ケニアの選手。2時間2分台の記録。そのうち、男子の世界最高記録が2時間を切るのは間違いない。
女子の優勝記録は、2時間16分とかその辺り。私がまだ日本にいた時、日本のある大きなレースで、マギーという男子選手が2時間18分くらいで優勝したのを覚えているが、今は、これ、女子でも平凡な記録である。またその頃、クレイトンというオーストラリアの男子選手が日本のあるレースを、2時間11分台で走って優勝。その時NHKのアナウンサーが「驚異的」だと叫ばれたのを今だに覚えている。
何れにしても、「隔世の感」のあることしきり。
因みに、ロンドンマラソンというのは、例年4月の中頃にある。でも、今年に限り10月。勿論、コロナ騒動のためである。
私、個人的には4月開催の方が断然好き。夏時間も始まっているし、「ああ、春が来た」という感じ。全てが明るい。
そこへ行くと、10月開催のマラソンは、「ああ、もう直ぐ冬が来るのか」。陽の落ちるのも早いし。
来年開催される、春のロンドンマラソンを、今から心待ちにしている。
マラソンというのは、普通、朝にある。だから、昨日の午後は、まだ、おじさんおばさんたちが我が家の近所を走っていられる時、私はすでに家にいた。
そして何気なく、TVをつけると、民放で競馬をやっていた。
英国のレースではない。フランスはパリのロンシャン競馬場から。
ご存知「凱旋門杯(Le Prix de l’Arc de Triomphe)」である。
これは、本場英国でもよく知られていて、この様に、民放ながら、TV放映もある。
私、詳しくは知らないが、このレース、なんでも、優勝者に与えられる賞金が、非常に大きいんだとか。
だから、世界中から、名馬、名騎手が集まる。
昨日のレースには、日本から、武豊が来ていた。競馬に関しては素人の私でも、彼の名前くらいは知っている。騎手の寿命って、永いんだなあと感心。
ただ、昨日のパリ、あいにくの雨で、ジョッキーは、皆、泥まみれとあって、状況は最低。
誰が勝ったのかは知らないが、武豊でないのは確かである。
私、この頃、TVでにしろ、競馬をたまに観るのは、ひたすら、すべてのものが美しいからである。
ただし、それは、英国のレースに限っての話。外国のレース、例えば、フランスの、ドイツのとか、観たことはあるが、英国のレースとはだいぶ違う。
この春、アイルランドに行った。この国は、競馬と極めて縁が深く、いい馬、いい騎手、そして、いい調教師を陸続と輩出する。しかし、残念ながら、アイルランドの競馬場は、さながら草競馬の様相を呈す。
最後に、。
昨日の「凱旋門杯」を観るためだけに、わざわざ、日本から、飛行機で駆けつけたという、日本人ご夫婦がおられた。
しかし、レース中の降雨のために、群衆に押されて、レースそのものは、殆んど何も見えなかったのだとか。
いやはや、何とも、ご苦労さんである。
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