結~つなぐ、ひらく、つむぐ~

身近な自然や社会との関わりを通して、マイペースで、新たな自分探しに挑戦しながら、セカンドライフ、スローライフを楽しむ。

秋の気配が…「月桃の実」「クロイワツクツク」

2012-10-14 | 教育

 「ゲットウ(月桃)」はショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本で、5月~6月に長い花茎をのばし、総状花序の白い花をつけます。唇弁は黄色で、中央に赤い縞模様があります。9月~10月には、2cmくらいの球卵形の赤い実を結び、中に灰色の種子ができます。

(上:5月3日、下:10月7日撮影)

 南国沖縄でも、日一日と秋めいてきました。「月桃の実」は赤っぽくなり、はじけて灰色の種子をのぞかせているのも見られます。古くから、葉は餅を包む材料として、種子は漢方に用いられてきました。葉部・茎部・根茎部・種子は、香料・色素・防虫・防カビ・防腐などの有用な資源として期待されています。

 10月7日、沖縄県総合運動公園「森の広場」で、「アキアカネ」が羽を休めている様子を撮影しました。木々や草花、虫たちを観察していると、あちこちで秋の気配を感じます。

 夏の終わり頃から、沖縄本島中北部の野山で、「ジィーワッ、ジィーワッ……」と泣いているセミが見られます。「クロイワツクツク」です。鳴き声は、夏の終わりを告げる、もの悲しい感じがします。都市部や本島南部では、個体数が激減し、聞く機会が少なくなりました。先週、知念岬を訪ねた際、岬公園の海岸に面した林の中から、「ジィーワッ、ジィーワッ……」という鳴き声が聞こえ、何となく、嬉しい気持ちになりました。



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